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2010年12月16日

本日来年度税制改正大綱が決定・・・

本日来年度税制改正大綱が決定しました。

所得税の控除制度の見直しや法人税減税など、大型改正が目白押しです。

家計への負担もアップします。

電気やガス代の値上げにつながる地球温暖化対策税も導入されます。

また、相続税の増税・贈与税の減税など国民の暮らしに関係のある幅広い見直しとなっています。

主な増減税は次の通り。

減価償却制度見直しなど課税ベース拡大 6,500 億円

相続税の増税 2,900 億円

地球温暖化対策税(環境税)の導入 2,400 億円

給与所得控除の縮減 1,200 億円

成年扶養控除の縮減 800 億円

中小企業向け租税特別措置の見直し 200 億円

退職所得課税の見直し 100億円

法人実効税率5%引き下げ △13,500 億円

中小企業軽減税率3%引き下げ △700 億円

雇用促進税制など△-700億円

贈与税の△100 億円


「相続時精算課税制度」の対象範囲を拡大されます。

これまでは20歳以上の推定相続人(子供など)への贈与が対象でしたが、20歳以上の孫も対象に加え、贈与者の対象年齢も5歳引き下げて60歳以上となります。

相続を受ける子供も高齢化しているため、若年層の孫の世代への資産移転を促す狙いがあるようですね。

詳しくはまた後日・・・


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2009年12月22日

ようやく税制改正大綱が決まる・・・

本日、遅れに遅れていた2010年度税制改正大綱が閣議決定。

「子ども手当支給・高校実質無料化」と「所得税住民税の扶養控除(15歳まで)廃止・特定扶養控除(16〜18歳)縮減。

税の負担と手当の増減がセットになった改正。

国民の三大義務の一つ納税を増やしと手当の支給。

仕組みをより複雑にしてしまい役人の仕事が増えるだけのような気がしないでもない改正。

単純に扶養控除の増減だけにすれば明瞭簡潔だと思うのですが・・・


扶養控除があっても所得から引ききれない人にとっては、子ども手当の支給を受けられた方が断然有利というのは当然であります。


いずれにしても、国家予算に対する公債依存度はなんと43%。

http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/002.htm

信じられない現状です。

民間ではとっくの昔に倒産。


また、国の税収は所得税、法人税、消費税の「基幹3税」で全体の約8割を占めているわけですが、所得税、法人税の大幅な引き上げは見込みにくいのが現状。

景気の悪化から税収アップも見込めない状況の中でマニフェストと大幅に異なる道を選択しなければならなかったことはやむを得ない実情も・・・。

後世にツケを回さないためにも。

とりあえずこれでひと決着ですが、根本的な将来展望を見据えた税制の方向性を明示したうえでの改正にしてもらわなければと思った次第。

経済回復にいろいろな施策を一日でも実行し税収アップとなる経済にしてもらいたいものです。

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