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2010年01月26日

貴社の業界シェアは100%ですか・・・

不景気で売上が減った、と言われる経営者の言葉を聞く機会があります。

はたしてそうなのかどうか、例題をつくってみましたのでうまく伝えられるかどうかわかりませんが次のケースを考えてみましょう。


◎「昨年のある業界の市場が3社全体で10億円という場合」 

A社、2.0億円の売上(市場占有率20.0%)
B社、4.0億円の売上(市場占有率40.0%) 
C社、4.0億円の売上(市場占有率40.0%)
  
◎「今年の経済環境悪化等で業界の市場が全体で30%減少して7億円と見込まれる状況となった場合」

A社、2.0億円の売上(市場占有率28.6%)前年対比売上100.0%
B社、2.5億円の売上(市場占有率35.7%)前年対比売上 62.5%
C社、2.5億円の売上(市場占有率35.7%)前年対比売上 62.5%
 

この事例で言いたかったことは、いくら不景気でその業界の市場規模(パイ)が減少しても、業績が変わらない、あるいはよくしている企業は存在しているということ。

なぜなら、自社の市場占有率が100%でないから。

もし、仮に100%であれば、その市場自体は縮小しているのだから、維持あるいは増加することはむずかしい話ですが。

それは、大手上場企業ではあるかもしれないですが、中小零細企業ではそうではなく、社長の決断と行動がすべて。

不景気で売上が減ったと言われる経営者の企業は、仮に不景気が回復したとしても業績は回復することはないのでは・・・

武蔵野の小山社長の口癖・・・

「業績の悪いのは不景気のせいではなく社長のせい。」

「会社が赤字になるのは、環境のせいではない。社長が赤字になってもよいと決定したから赤字になったのです。」

自社の魅力を今一度再確認し、その強みを生かすことによってあるべき姿を描きましょう。

小山社長の口癖、

「社長の決定がすべて。社長はやり方ではなく、やることを決める。」

そうすれば、やり方は社員はじめ会社に関わる多くの人たちから知恵が出るからということのようです。

「会社の経営の結果は99%社長の責任」だと以前紹介した大平吉朗先生は自身の著書「商売繁盛のコツ88」で述べています。

やることをぜひ決めたいものですね。


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