2008年11月22日
オレオレ詐欺に注意を・・・
本日、地域の防犯講演会に出席。
講師は、市内警察署の担当警察官。
内容は、振り込め詐欺撲滅についてでありました。
なんとすでに今年県内での被害届は355件も出ているとのこと。
以下は県内のその被害届を出された方々の状況です。
・被害者の年代・・・60代が42%、70代が38%
・性別・・・女性76%、男性24%
・相手が名乗る続柄・・・息子80%、孫11%、娘2%、甥2%、夫1%
・内容・・・借金(株・先物・会社の金・サラ金返済)56%、64l)横領の示談金24%、妊娠中絶費用8%、医療ミス4%
等々。
次は、先日、長岡であった事例だそうです。
千葉県警と名乗る者から電話があり、お宅の通帳がオレオレ詐欺に利用された。ついては金融庁の者が後ほどその通帳を預かりに行くので渡して欲しいという内容。そしてその直後に金融庁と名乗る男が実際に自宅に来て、通帳とキャッシュカードを預けて欲しいと言って持ち去ったとか。その際、念のため暗証番号も聞かせて欲しいと言われたので話されたとのこと。
その直後、近くのATMでお金が引き出されていたという案件。
次は、当市内で9月にあった話だそうです。
息子を名乗る男から電話があり、会社の旅行代金360万円を落とした。ついては、郵便局のエクスパック(角2封筒がすっぽり入る厚紙仕様の専用封筒で、郵便局で500円で販売しているもので、切手を貼らずに郵便ポストに投函するだけの封筒。書留と同じように配達追跡サービスが受けられるものです。) に入れて送ってくれという内容。
早速指示通りにお金を入れてポストに投函したものの、夜になって息子に電話したところ、そんな電話をしていないと言うことがわかり、すぐに警察に電話。警察は直ちに郵便局に電話したにもかかわらず、すでに郵便局には人は折らず連絡不能。何とか郵便局の職員に連絡がとれ、その荷物が東京の郵便局にあることがわかり、配達をストップ。間一髪で被害を食い止められた事案。
お金がないから、自分は詐欺に引っかからないと思っていても、相手は巧みな話術でサラ金から借りて振り込むような支持をすることもあるそうです。
また、銀行窓口に行って振り込みをする際に、銀行員がオレオレ詐欺の振り込みではないですかと聞かれた場合、犯人が“親戚の結婚資金を送る”とか“息子の新築資金だ”あるいは“息子の車の購入資金だ”と言うようにとまで指示しているとのこと。
なお、もし、仮にオレオレ詐欺と思われる者から電話があったら、すぐ電話を切るのではなく、相手の振り込み指定口座を聞き出し、その口座番号を警察に連絡して欲しいとのこと。
警察は直ちにその口座を凍結して他の被害者を食い止めることができるからと言う説明でありました。
貴重な講演でありました。
オレオレ詐欺には、くれぐれもご注意しましょう・・・。
- by n.yamaguchi
- at 22:13
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