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2008年11月13日

付き合うべき銀行を選別する・・・

本日、あるコンサルタントの方とお客様企業へ。

その際、雑談で出た話が銀行のスタンスということについて。

よく取引銀行が3月末や9月末に、数日でいいから借り入れしてもらえないかという
お願いをする場合があるが、その末日が企業の決算日をまたぐときは要注意という話。

仮にA・B・Cの3銀行から既存融資がある場合において、A銀行から上記の申し出があり決算期末に借り入れ翌日に返済した場合、たかが2日分の金利負担をするだけのように思われがちでありますが、実は大きな損失となることに気がつかない企業が多いという話。

A銀行から借り入れをすると、決算日にまたがる場合は、その企業の負債がその分増加し預金も同額増加。資本は変わりませんが、総資産に対する資本の割合すなわち自己資本率は低下することに・・・。

この結果、いろいろな経営比率が悪化し、企業の銀行が行う自己査定が悪化することも。

もし、悪化した場合はB・C銀行は既存融資の利率を引き上げたり今後の借り換えを拒んだりすることに。

金利負担は最低1年間は増加することになるという話であります。

自社に与える影響を十分考えて対応したいものです。

小手先の融資実績を残したいがために小細工をするようなスタンスの金融機関(金融マン)とは付き合わないことにことたことはありませんが・・・。

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