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2007年05月31日

社員には最小単位で理解を・・・

「イン・ザ・ブラック(あさ出版)」は、黒字会社をつくるためにはどうしたらいいのかをわかりやすく書かれている本で、おすすめの一冊です。お客様にもお勧めしているものの一つです。

http://www.keieikeikaku.com/campaign.php

次は、その本の153ページに書かれている内容です。

・・・会計の数字を社員に理解させるときは、できるだけ最小個単位に落として話をする方がいい。
サウスウエスト航空は、「フォーチュン」誌でベスト100に選ばれるほどの人気企業である。米国は近年、航空会社への就職の人気が以前ほど高くはなく、経営状態も良くない。株価も低い。にもかかわらず、サウスウエスト航空には社員持ち株制度があり、多くの社員が自社株をほしがり、順番待ちの列をつくっていると聞く。
ある年、同社で2億2000万ドルの利益が出た。この利益を出すのに、各フライト当たりの利益は何ドルだったのか、経営陣は社員に質問したという。
皆さんも一緒になって考えて見て欲しい。サウスウエスト航空は1フライト当たりくらの利益をだしいてるのか。
その結果を聞き、私は非常に驚いた。
2億2000万ドルを、年間のフライト数73万5000でわると、なんと1フライト当たり、300ドルの利益しか出ていないのである。
チケットの平均価格は59ドル。300ドルを59割ると、約5人。
つまりこの儲けは、たった5人分の航空券の売り上げに比例する金額でしかない。要するに、たったひとりの客を逃がすことで、利益の20%が損なわれることになる。計算をすれば、年間4400万ドルである。日本円にすると約50億円の利益が失われてしまうのだ。
−−−と、このような大きな数字で話しても、一般の社員は解らない。小さな数字で見せると、社員たちに現実と自分のやるべきことが見えてくる。
だから、「あと、3人多く乗せよう!」などと言うのがよい。そのほうが、社員はよく理解する・・・。

社員の数字に対する理解を深め手もらうには、最初単位で理解してもらうことがいいという事例ですね。

話は変わります。

昨日伺ったお客様企業(土木工事業)の社長様の話です。
「うちが縁あって下請けでやらせてもらった仕事をみられたその元受の会社の社長が、この仕事はどこの会社がやったのかと担当部長が聞いたらしく、うちの会社だといわれたとのこと。できばえがいいので、また仕事を発注しろといわれたのでまたお願いしたいという話が何件か来ている。本当にありがたい。」と。

担当スタッフとともに朝からうれしい話を聞かせていただいたところでありました。

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