2007年04月01日
ボランティア!?
今朝、何気なくテレビをつけると、「テレビ寺小屋」という番組がちょうど始まるところ・・・。講師は女優の東ちづるさん、テーマは「ボランティアってむずかしくない」でありました。
大変興味深い内容でありましたので紹介します。
東さんがボランティアを始めたきっかけはあるテレビのドキュメント番組で、東さんの出身地、因島が映ったとか。懐かしいなあと思って観ていたら、17歳の少年が登場し、慢性骨髄性白血病だと告白。自身も17歳のときにその島にいた事もあり身近に感じポロポロと涙が出てきたそうです。
そのテレビの最後に骨髄移植という治療法があって、そのために骨髄バンクというものがあるという情報が流れてたとのと。その番組の司会者がなんと言ってまとめるか、観ていたところ、その司会者は「この少年、頑張って欲しいですね」と言ったそうです。もう頑張っている病気の少年に「頑張って下さい」というのは、ちょっとおかしいのではとかんじたとのこと。気が付くと、東さんは電話番号を調べて、その彼の家に電話をし、また骨髄バンクにも資料請求してドナー登録をしていたそうであります。
以後、東さんは、軽々しく頑張れという言葉は使わなくなったそうです。
さらに、東さんは、
・・・ボランティアを英和辞典で調べてみると、「自発的な行為」とあります。欧米では特別なことではないんですね。そして、ボランティアは止めたくなったら止めてもいいんです。無理してまでやることはないんですね。私がボランティアをやっているのも、私がやりたいことが、たまたま仕事ではできないことだったから、このやり方をしているだけなんです・・・
ボランティアという言葉に対する認識が一変したような気持ちであります。
東さんのようにもっとありのままの気持ちで1人ひとりが行動したいものですね・・・。
- by n.yamaguchi
- at 22:58
comments
拝見しました。
私も昔、妹が重病になったとき、見舞い客から「頑張れ!と言われると不愉快だ、」といわれたことがあります。
以来、私は重病の人に対して「頑張れ!」ということばは禁句にしています。同情する素振りもみせないで、なるべく自然体で接するようにしています。
また「ボランティアは止めたくなったら止めてもいいんです。」という一文を読んでーああ、そうか、と気が楽になりました。そうですよね。義務と考えると続きませんものね。参考になりました。
私も頑張れという言葉は使わないように心がけています。
こんな曖昧なまた無責任の言葉はないように感じます。
コメントありがとうございました。