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2006年12月08日

『イータックスを推進しよう・・・』

ご承知のように我が国の国家予算は歳出が歳入を上回り、その不足分を国債発行でまかなってきたのが現状です。

そんな中で、昨日は、とある研修会の冒頭の挨拶に、中田和幸三条税務署長より、大変明快な感動するスピーチをお聴かせ頂いたところです。以下、その一部を紹介いたします。

そんな日本の歳入と歳出のバランスを取るために、まず、歳出の見直しをしなければならない。その歳出のうちの1/5も占めているのが公務員の人件費。その額は国家公務員5兆円、地方公務員は25兆円にもなっている。国税庁がイータックスを推進している理由は行政サービスの効率化のため。電子化されれば、税務署の職員がそのつど書庫に行って書類を探して持ってくるという時間を省略できるだけでなく、もう一つ次の仕事がその間にこなせてしまうことも可能になる。人員の削減や残業代の削減も可能となるだけでなく、設備費も大幅に減らせる。電子申告をお願いしている本当の理由はそこにある・・・。

高杉良の不撓不屈にたとえて、自分を利することと、他人を利することは同じこと、さらに情けは人のためならずの本当の意味まで解説頂いたところです。

イータックスは、国のために仕方がなくやらなければならないと思っている方もおられるが、結果的には国の借金が減ることにつながることを理解いただきたいとも。

まさにそのしおりと痛感した次第であります。

当事務所は、全てのお客様に対して電子申告にご理解いただき完全実施しようと方針を定めているわけですが、この中田署長のスピーチをお聴きし、さらにその実施に向けて勇気づけられたところです。

ところで、昨日は、夜7時より、新潟市内のある商工会の依頼により、「役員給与対策セミナー」というテーマで私が講演をさせていただいたところですが、その際、今回の税制改正のポイントと共に、グッドタイミングだったので電子申告推進の話もさせていただこうと思っておりましたが、残念ながら講演に熱が入りすぎてタイムオーバーのため断念したところですが、機会あるごとにイータックスの趣旨をさせていただこうと思った次第です。

最後に、中田署長が、話された「正直ものがばかを見ない政務行政」につとめたいということと、公(おおやけ)の仕事は、公務員だけではできない、国民一人ひとりや各種民間団体の協力がなければなしえないと言うことに改めて気づかされた旨、話されたのが大変印象的でありました。

ぜひ、イータックスを推進したいものですね。

話は変わります。

以前、地元の高校3年生の学生さんが、税理士の仕事とに興味があるので、事務所を見学させてほしいとの申し出があったので快く受託。昨日午後においで頂いたところです。

本人いわく、税理士に是非なりたいと思い今努力されているとのこと。税理士は、やりがいのある仕事なのでぜひ頑張ってもらいたい旨の話を中心に90分程度対応させていた抱いたところです。ぜひ、夢を実現してほしいものです。

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