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2006年12月28日

利他の精神

一昨日の寄i塾はY先輩が講師。感動の連続でありました。その一部を紹介いたします。

Y先輩がとある企業へ訪問しての営業時の会話です。

Y先輩が、何か仕事をさせていただけないかと訪問先の社長にお願いしたところ、A製品は単価が安いので儲からないと思うが、B製品はそこそこ単価もいいので儲かるからA製品をやってもらってもいいのだがとの返答。すかさず、Y先輩は、では、B製品は、どうされるのでしょうかと尋ねると、その社長は、今までの会社からやってもらうよとの返事。
Y先輩は、果たして今までの会社はB製品だけやってくれるのでしょうか、と質問。A製品があったからB製品もやってくれていたのではないでしょうかとつけくわえたとのこと。
その社長はその場では、考えさせてくれとといったとか。
後日、連絡があり、あなたの言うとおりだと思う。では、どうしたらいいと思う?と逆質問。
それをうけて、Y先輩は、A製品もB製品も今まで通りの会社からやってもらうのがベストですと答えたそうです。
その会社は、それを聞いて、Y先輩に対して、おまえは欲のない社長だねと一言言ったとか。

現実、仮に、Y先輩が儲かるA製品のみ受注した場合、当然収支の合わないB製品は従来の会社も引き受けるはずはなく、結果、その社長が困ることになるのは明らか。
Y先輩は、自社の利益だけでなく相手の会社にとって自社がA製品を受注することがいいことなのかどうかの判断をした上での結論だったのです。

皆さん、どう考えますか。

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