先日、市内の和菓子店に立ち寄ったところ、店頭に新潟の名物の「笹団子」が陳列されていました。

もうそんな季節になったなんだなあという思いと、食べたいなあという願望が・・・。

その時は、購入しませんでしたが、次の機会にと思って店を後にしました。

ネットで検索したところ、笹団子は、「餡の入ったヨモギ団子を数枚のササの葉でくるみ、スゲまたはイグサの紐で両端を縛り、中央で結んで蒸したり茹でたりして作られる」と。

さらに、

「ササには殺菌効果があり、北越風土記によれば戦国時代に携行保存食として生まれたとされる。上杉謙信が発明したという俗説もある。主に春先に新潟の各家庭内で作られていた郷土食であり、中に餡を入れたものだけでなく、ひじきやあらめの煮物を入れたものも食された」とも。

笹団子が「新潟土産の和菓子」として売り出し全国的な人気を得たきっかけは、昭和39年の新潟国体開催だったそうです。

我が家でも、この時期になると笹団子をつくり、餡の代わりにきんぴらゴボウなどを入れたものも。

そうそう、同時に、三角ちまきもつくり、きなこを付けて食べたことを昨日のように記憶しています。

笹の葉でくるまれた三角ちまきは、お店にはあまり見かけないようですが。

上条まつりの名で親しまれている加茂市の長瀬神社春季祭礼は、笹だんごの看板がお菓子屋さんの前に立つ頃に開催されることから、「だんご祭り」とも呼ばれています。

その時々の季節の他へ物をその時々に味わいたいものですね。

さて、本日の致知出版『心が熱くなる365任の生き方の教科書』は、行徳哲男さんの“野鴨の哲学-キェルケゴールからの警告”です。

デンマーク郊外のジーランドという湖に野生の鴨が。

鴨たちは美味しい餌に飼い慣らされて次第に飛ぶ力を失ってしまう。

それを見たキェルケゴールは「安住・安楽こそが最大の悪の根源だ」だと。

「これくらいでいいじゃないか」とかと思い始めたときが悪の始まりということのようです。

色々な、試練も、困難もあるからこそ真剣になり、流されずいられるわけですよね。

一つの環境に依存せず、個人で生き抜く力を持つことの大切さを感じさせる文章です。

組織の中で個人の力が伸びるよう常日頃から勉強を欠かさずやっていく姿勢が大切だと痛感した次第です。

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