昨日の東スポ配信のネットの二ユースに、「悔し涙に“もらい泣き”巨人・宮本コーチが明かしたメルセデス〝号泣降板〟の舞台ウラ」という見出し記事があり、どういうことなのかと興味深く読みふけってしまいました。

その記事の一部は次の通りです。

プロ野球巨人の宮本和知投手チーフコーチが、19日の阪神戦で2回、わずか34球で緊急降板した先発ピッチャーのメルセデス選手とのやり取りの後、自身が涙・・・。

その涙の敬意を明かしてくれたとのこと。

試合が、2回表終了後のことだそうです。

ベンチに戻ったメルセデス選手のもとに宮本コーチが歩み寄ると、通訳を通し何やら諭すように対話。

左ひじをさすりながら、うなずく左腕の頭を同コーチがなでるとハグをして離れたそうですが、そのメガネは曇り、目は充血。涙を浮かべていたのだそうです。

宮本コーチにその経緯を問うと、試合直前のブルペンで投げ切った後から左ひじに違和感を感じつつも登板したことを明かされ、次のような会話があったそうです。

・・・初回終わって『どうだ?』って言ったら少し張りがあると。『でも俺は行きたいんだ』ってことで、彼の意志を尊重し、2イニング目も行かせました。そして戻ってきて、監督とベンチ裏で話をして…。監督の方が『いや、ここで止めておこう』と。前回のように長くなってしまうよりも、早くここで決断をしてね、次に備えようじゃないかってことで・・・

前回というのは、春季キャンプ中に左ひじに違和感を感じ、実戦復帰までにおよそ2か月を要したときのことだとか。

最悪の事態を回避する決断だったとのことですが、降板を聞いたメルセデス選手は「号泣してました」。

そんな姿に同コーチも「ちょっともらい泣きしたくらいですかね」とのコメント。

その一連の事に対する背景には、メルセデス選手の巨人ナインから愛される人柄があったからだそうです。

・・・日本のしきたりだとか、言葉遣いとか、先輩に対して席を譲ったりとか、敬意を表するという部分において、本当に心が日本人なんですね。やっぱり三軍でしっかり教育されて、あそこまで今みたいにのし上がってきたんでね。人間性が非常にいいんですよ・・・。

そんな左腕がにじませた悔し涙に、思わず感化されてしまったというのが真相のようです。

ひとまず登録抹消となる運びとなるようですが、この悔しさをバネに、今度は〝涙の復活勝利〟としたいところだと、記事は締めくくっています。

この記事を読んで、目頭が熱くなりました。

日本のしきたり、言葉遣い、先輩に席を譲る等々、日本人でも出来ていない人が多い中、本当に素晴らしいのことことですよね。

メルセデス選手の活躍を注視し、応援していこうと思ったところです。

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