今朝21日の日経新聞27面に、“揺れた天秤~法廷から~”という記事で、「会議で激高“6秒”待てず」という見出し記事が掲載されています。

「文句があるなら代案を出せ」と、男性部長が会議中に、部下の言動に怒りを抑えきれず思わずつかみかかり、暴行で心身を傷付けられたとして部下に訴えられ、要求された賠償額は1億4千万円。

「沸騰」した感情をいかに鎮めるか。

ストレス社会といわれる現代の管理職は、仕事だけでなく自分自身をマネジメントする能力も求められている・・・という記事です。

東京都内にある大手インターネットサービス会社の会議室で、2016年6月のある日の夕方、40代の男性が部長として率いるチームの7人が定例会議に臨んでいた際、上層部の指示で大幅に引き上げられた月間の売り上げ目標。その目標をどうやって達成するか。
営業方針などを話し合う場での出来事とのこと。

ストレス社会に生きる管理職に欠かせないのが、自身の怒りの感情をコントロールする力
の技術として「イラッとしたらまずは心の中で6秒数え、怒りのピークが通り過ぎるのを待つ」方法が知られている・・・と新聞記事は伝えています。

一審判決後、賠償額に不満の部下側は地裁の評価に誤りがあるとして控訴し、部長側も敗訴部分の取り消しを求め、裁判は今も続き、もし部長が怒りをのみ込めていれば、そもそも争いは起きていな勝ったと伝えています。

「6秒」待てなかったばかりに始まったトラブルは既に7年半に及んでいると記事は結ばれています。

「アンガーマネジメント」をネットで調べてみたところ、次のような紹介がありました。

アンガーマネジメントとは自分の中に生まれた怒りを、管理・コントロールすることとのこと。

イライラや怒りの感情を自ら整理し、コントロールするためのスキル。

アンガーマネジメントが身についていないと、発生した問題を周囲の人のせいにしたり、物に当たったりするため、人間関係を悪化させる可能性が高まるのだとか。

また時には自分を責めて、自分で自分を苦しめることも。

人間関係の悪化は、仕事の効率や生産性が低くなるなどの悪影響を招くので、アンガーマネジメントはプライベートだけでなく、職場の人間関係においても役立つスキルと言えると書かれています。

アンガーマネジメントは、次第に企業の研修カリキュラムとして取り入れられるようになっているとか。

アンカーマネジメントを習得しておくと、

①社員が働きやすくなる
②部下からの印象を良くする
③時間の有効活用
④冷静な状況で物事を判断できるようにする
⑤社員の病気を防ぐ

アンガーマネジメントの方法としては、

①怒りの感情が生まれたら6秒間やり過ごす
②固定観念を捨てる
③自分でコントロールできることにのみ力を注ぐ
④思考を停止させる
⑤イライラせずに済む話し方を実践する
⑥怒りの度合いをスコア表記していく
⑦相手の立場に立って物事を見る

アンガーマネジメントを心掛けていきたいと思った次第です。

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