本日は、第7回目の事業承継セミナー開催日。
いつものように当事務所にて夜6時30分開始。盛り上がりすぎで予定時刻を30分オーバーして9時終了でありました。
今回のテーマは、「利益計画の必要性とその策定方法 その1」。
利益計画は企業存続のためにはなくてはならないものであります。
この利益計画は売上ありきではなくあくまで必要利益からの逆算経営を力説した次第であります。
まさに、経営計画は利益計画であります。
今回は、あの有名な一倉定さんの「一倉定の社長学 経営計画・資金運用(日本経営合理化協会発行)」をサブテキストとして利用。
次は、その書籍の一部(115・116ページ)です。
・・・社長の役割は、事業の経営である。だから、社長業は事業の経営を行わなくてはならないにもかかわらず、事業の経営とはどんなことなのかということになるとよくわからない。また、正しい経営とはどんなことかは誰も教えてくれないのである。
そこで、目の前にいて仕事をしている社員にまず目をつけ、社員を督励して業績を上げようとするのが、最も自然の成り行きなのである。しかも、経営学と称する間違った学問が、社員を管理するための諸々の理論や手法を開発して、これが経営だと教えている。社長は会社の内部管理にノメリ込んでしまう。その結果はわかり切っている。社員にいくら気合いをかけても、業績向上には何の役にも立たないからだ。事業の経営は、社員を管理することではなくて、顧客を創造することはすでに述べた。社員を管理することによって顧客を創造することはできない。顧客は社内にいるのではなくて、“社外”にいるからだ。
では、社外にいる顧客を創造するには何をしたらいいか、ということになる。これには広範で複雑な事業経営について、様々な活動を必要とし、その活動の目標については、本編ですでに述べた通りである。
では、それからの活動とその目標を、どのように組み合わせたらいいか、それをどのように表現したらいいか、ということになる。個々の活動の目標がわかっていても、それらをうまく組みあわせなければ、具体的な行動はできないからである。その具体的な行動の基準を示すものが、「経営計画」なのである。私の経験する範囲についていえば、経営計画以外にこの要望を満たす手段はない。
経営計画ことそ、事業経営に関する様々な活動を総合的に順序よくもれなくしかも無駄なくしめすものである。社長が自らやらなければならないことは何か、を知ったなら、もうその会社は大丈夫である。社長が確信をもって打ち出した施策は、たちまちに“いい結果”となって表れる。それが社長の自信を生む・・・
経営計画の必要性について、参加していただいた方々から輪読していただき学んだところです。
今回の研修にも、自然と熱がはいり大変楽しい一時となった次第。
皆さん、お疲れ様でした。
その際、「私は運がいい“飴”」を配らせていただいたのは言うまでもないことです・・・
次回は、6月16日であります。

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