久々にミスターTKCといわれるほど有名な坂本考司先生(静岡県浜松市)の講演を昨日長岡で聴講。坂本先生とは20年ほど前に日本JCの経営開発委員会に出向した際に偶然に出会った先生であります(私より一つ年上であります)。その際、すごく明るくバイタリティのある方だなあと思っていたところ、なんと税理士でTKCの会員と聞いてびっくりしたのを昨日のように覚えています。
その方が今やTKCいや税理士会を代表するオピニオンリーダーとして大活躍・・・。
尊敬する大先生であります(なんと関与先は400社超)。
http://www.net-bp.co.jp/
今回の講演のテーマは「会計はやっぱり会社を強くする」。この講演のポイント、①決算(会計)は、倒産を防止し逞しく勝ち残るためにある、②記帳は、自社を守るための証拠作りである、という2点。
税務署に申告書を提出しなければならないから、仕方なしに記帳や決算書を作成するという方がおられますが、決算書は誰に報告するものではなく倒産を防止するために経営者が自らに報告するために作成するものであると坂本先生は明言。
まさにその通り!と痛感したところです。
先生曰く、「さらにもう1つ注意することが一つ、それは“健全な事業経営にはタイムリーな決算が不可欠である”ということ」と。
勝ち残る経営を実行するためには「月次決算、さらには日次の決算を性格にかつタイムリーに実施」することが最大の課題と痛感したところです。
昨年施行された会社法432条に「記帳の正確性・適時性」が要求されています。坂本先生はこの条文の明文化に尽力されたとのこと。
それにしても、当時の坂本先生とご一緒させていただいた1年間の日本JCでの委員会活動は有意義で大変楽しいひとときでありました。あの船井幸雄先生の講演を直に聞けたのもこの委員会ですし、日創研の田舞さんのSAセミナーにも委員会で参加、全国各地のメンバーの出身地での委員会も開催。当時が懐かしい限りです。
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