本日訪問させていただいたお客様企業で、たまたまお聞きした話です。
そのお客様の知り合いのA社が、とある工務店(数人規模の会社のようです)の仕事をさせていただいた際の出来事ということで話された内容。
A社は、その工務店とのやりとりの結果、全くの薄利で仕事を受注することになって工事を約束通り終了。その工事代金の請求をA社にしたところ、翌月の支払日にまたまた値引きがなされたあげく、数ヶ月後の手形での支払い。その金額も全額ではなく、10%は支払いを留保され90%分のみだったとのこと(下請代金支払遅延等防止法違反になるのでは・・・)。
その工務店とA社との支払約定をあらかじめ確認していなかったのが問題でありますが、それにしても信じられないような話。
となれば、当然協力業者も営利を目的とした企業ですから、どこかでコストをへらす事を考えるはず(結果的には品質を落とした材料や手抜き工事になってしまうことも考えられなくはありません)。
工務店にとって外注工事業者等は、よりよい住宅を完成させるためのパートナーであるべきはず。
その工務店の企業理念はあるのか、またあったとしてもどういうものなのでしょうか。
下請け関係等にある取引先についても、対等な立場を基本とし、相互に信頼し合い、ともに繁栄できる関係を築き上げることが重要です。
そうしなければ、施主(注文者)に対して満足のいく住宅建築となるはずがないと言っても過言ではありません。
もっとも、住宅を建てる施主側も、依頼先が信頼の置ける工務店かどうかを見抜く事が大事だというのは言うまでもないことであります。
コンプライアンスが問われている時代。
生き残れる企業かどうかは、そのあり方が全てであります。
話は変わります。
それにしても、小泉元総理の引退のニュースには驚きでありましたね・・・。
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