今月1日より道路交通法が改正され、酒酔い運転・救護義務違反等、一定の悪質な違反行為を理由に免許の拒否・取消しを受けた場合は最長で10年間は免許を受けることができなくなりました。
今までは最高5年だったわけですので倍になったわけです。
酒酔い運転は確信犯罪であります。
一滴たりともアルコールを飲んだら絶対に車に乗らないというけじめが大事であります。
なんと開発意図は、飲酒運転防止という飲料が4月から発売されているのがキリンビールの「キリン フリー」。
http://www.kirin.co.jp/brands/kirinfree/
アルコール度数「0.00%」のビール風味の炭酸飲料。
早速先日飲んでみました。
何とも言えない味!?であります。
お金を払ってまで飲まなくてもいいのかなあというのが感想。
しかし、これが大ヒットしているとのことで、休日返上の生産体制を敷いているほどの売れ行きだとか。
従来からあるノーアルコールビールはわずかながらでありましたがアルコール分は含まれていました(10.01〜0.5%)がこのキリンフリーは全くのゼロ。
訴求方法もキリンビール社内では、「0.00%と強調するのではなく、単に『ゼロ』と表示すればよいのではないか」という声も挙がっていたそうですが、ゼロでは商品の特徴が十分に伝わらないと判断し、00.00%と表示することを決めたそうであります。
はたして、思惑どおりこの製品の発売で飲酒運転が減るのでしょうか。
疑問であります。
おそらく、飲酒を我慢して キリンフリーを飲む人は元々飲酒運転なんてしていない人たちがほとんどなのではないのでしょうか。
飲酒運転をしてしまう人の意識改革をしなければ撲滅は遠のくばかりのような気がいたします。
それにしても、このキリンフリーはみためは全くのビール。
宴会等でフリーを飲みながらいろいろついで廻っていると自分が飲んでいるフリーがどのコップかわからなくなるほどであります。
まちがって、本当のビールを一口飲んでしまい、まあいいかということで結果飲酒運転になることも考えられます。
取り越し苦労であればいいのですが。
いずれにしても、宴会後車の運転をしなければならない場合は、フリーではなく、ウーロン茶などが無難と感じたところであります。
キリンがまたまた、7月8日から新商品を発売します。
コーラとウォッカをブレンドした新しいアルコール飲料『キリン コーラショック』。
その開発コンセプトは、「大人の夜コーラ」。
http://www.kirin.co.jp/company/news/2009/0507_01.html
「不景気で閉塞感がある中、『刺激や発散』を求めるお客様に“ビリッとくる”新しいコーラのお酒を出そうと。調査ではコーラの時間帯別では18時から就寝までが多かったので、“大人の夜コーラ”として開発しました」と商品開発担当者は述べているようです。
それにしても意味がわかりません。
飲酒運転撲滅のために、アルコール0.00%のビールを発売したと思ったら、今度はアルコール入りのコーラの発売。
コーラと思って飲んだらお酒が入っていて飲酒運転にということにもならないとはかぎりません。
両方ともキリンの製品ですが、全く理解できない相反する商品であると思うのですが・・・。
いずれにしても、飲酒運転撲滅は、運転者の自覚以外の何ものでもないということが結論のようであります。
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