就活中の次男の合同説明会での出来事です。
業務内容を勘違いして説明を聞きに行った企業様でこう質問されたそうです。
「うちの会社はお客様がいらっしゃったとき、‘いらっしゃいませ’ではなく‘こんにちは’と声をかけるけれど、山口君はどうしてだと思う?」
次男は、「‘いらっしゃいませ’よりも‘こんにちは’の方が親近感がわいて、お客様が話しやすくなるから」といったようなことを答えたそうです。すると担当の方は、「そうだね。それもあるけれど、山口君は‘いらっしゃいませ’と言われたら何と答える?… じゃあ、‘こんにちは’って言われたら?」
「‘いらっしゃいませ’と言われて答える人はいないけれど、‘こんにちは’と言われると、人は自然と‘こんにちは’と言葉を返してくれる。そこから会話が生まれて、お客様の要望等を聞くことができる。」
次男は、なるほどと思ったそうです。
勘違いのおかげですてきな出会いがありました。
担当の方が名前で呼んでくれたこと、まずは自分の考えを認めてくれたこと、すてきなことを教えてくれたこと、興味のなかった業種について知ることができたこと…などなど…たくさんのことを教えてもらいました。私も次男から教えてもらって学ばせてもらいました。
今日は啓蟄。春が待ち遠しいですね。 山口 幸子
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