先日のとある団体の宴席でのメンバー同士のちょっとした会話の内容です。
その会話は、税金の使途について。
行政が予算の執行に当たって効率を重視すべきか否か。
効率だけで行政の運営ができるわけではありませんが、国民の血税を使っての予算執行。
もっともっと国民の血税をという意識で、議論すべきことではないかと宴席ではありましたが一言発言した次第。
国民の中には、働いて得たお金を「納税」として多くの金額を持っていかれることに対し、不満をもっている人も。
少しでも納税額を減らしたいと考えることは、誰しもあるもの。
そのため、少しでも節税したいと言う考えが度を越えてしまうと、脱税や不正行為へと繋がっていってしまう危険性が。
だからこそ、納税した税金の使途は、国民に理解されるものでなければならないというものですよね。
税理士の使命は、税理士法第1条に次のように定められています。
(税理士の使命)
第一条 税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそつて、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。
納税義務の適正な実現・・・であります。
日本には、高額納税者公示制度という制度がかつてあり、1983年度からは納税額を国民に公示していた時期がありました。
たしか所得税の場合は1000万円以上と記憶しています。
しかし、2006(2005年度分)で廃止。
社会への貢献度の高さを世に示す制度でもありましたが、犯罪利用、個人情報保護法などの観点から廃止に・・・。
昨今、租税教育の必要性が問われ、小中高大学で、税務署職員や税理士が学校に伺い、租税教育の講師を務めてています。
私自身も税務署の依頼から年に1.2回地元の中学校等で話させていただいておりますが、その租税教室の時、開口一番、黒板に次のように書いて、生徒に何の数字かわかりまりますか・・・と言う質問を投げかけています。
平成16年
宇多田ヒカル 3億6596万円
稲葉浩志 1億7577万円
矢沢永吉 1億7042万円
生徒の中には、自信をもってCDの売上金額です・・・と答える者も。
毎回この質問をしていますが、未だ正解者はゼロ。
実は、一年間の所得税の納税額なんですというと、生徒全員が驚いた顔に。
一億円のレプリカをジュラルミンケースに入れて持参し全員でそれを手にしていただいているのですが、この3個分以上を宇多田ヒカルさんは税務署に納めたんですよ・・・と。
このほかに住民税や事業税も納めているんです、という話をするとさらに驚きの声が。
お父さんお母さんも会社勤め等をして税金を納めていると思いますが、頑張る人がいてその結果、納税して日本の国を支えているんです・・・。
ところで、皆さんは学校に授業料を支払っていますか。
無料ですよね。
皆さん1人あたり年間100万円前後の税金の負担で中学校に通えている計算になります・・・という話をいつもさせていただいています。
さらに、国家の話も。
一年間の予算は約97兆円。
その収入のなんと40%弱は借金をしてまかなっています。
今、国の借金まだ増え続けなんと800兆円を超えています。
これから日本を担う人たちで返していかなければなりません。
という現実も伝えさせていただいています。
冒頭の本論に戻ります。
歳入と歳出のバランスが崩れている日本の財政。
歳入を増やすか、歳出を減らすか、あるいはその両者のいずれか。
消費税が再来年から10%に増税されこそしますが、歳出の見直しも当然必要な現状。
そのためにも、予算の執行は、有効に使っていただきたいというのが、最初の宴席での私が言いたかったことでありますが、所詮宴席の話。
そこまでは伝えきれなかったのが現状であったため、このブログで書かせていただいたところです。
みなさんは、どう考えますか・・・。
そして日本の財政の未来について。
そうそう、多額納税者には、是非、表彰していただくこともいいことだと思うのですが。
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