本日、お好み焼きで有名な「千房」の代表取締役中井政嗣社長の感動する講演をお聞きする機会が・・・。
現在、海外も含めて64店舗、518名の社員。そのうち半数以上がアルバイトだそうですが、当然ながらアルバイトも正社員もお客様からみれば同じだという意識で仕事をされているとのこと。
次はメモった講演内容の一部です。
1.千房では、1000円のお好み焼きの場合、原価が300円。
残りの700円は接客サービスでいただいている。それもおもてなし精神で。
そのおもてなし精神をさらに超える”おすそわけ精神”を目指している。
2.味はどうですかと聞かれるけれども、味はその人の口に合うか合わないか。
相手に通じたらこだわり・・・、相手に通じなかったら独りよがり・・・という思いでお店を経営している。
3.創業後、お店が忙しくなってきたとき、猫の手も借りたい、猫以上の人間だったらどんな者でも採用しようと思った。
ある日、人間が応募に来てくれた。
学歴はもちろんのこと、学業成績、身元保証人等一切不問。
その結果、非行少年、非行少女、少年院上がり、鑑別所上がり、あるいは教護学校や養護施設から、一般的に「落ちこぼれ」といわれる若者がたくさん入社してくれた。
一流企業に行くような人たちと比べてはいけないと考え、「比べず、焦らず、あきらめず」という3つを信条にしながら、彼らと共に私も育ってきた(共育)。
4.外食産業は、学歴も学業成績も問われない。
しかし、人間性、人柄が徹底的に問われる仕事。大阪の有名な高級料亭「船場吉兆」。
あの「吉兆」の創業者は、2代目、3代目に、「商売ってな、人柄やで・・・」という言葉を言い続けられていた。企業は人なり。
外食産業というよりも、教育産業・・・。
5.新入社員に「しっかりお金を貯めなさい」と言うと、ある社員が、「社長、金がすべてと違います」と言った。
「それは貯めてから言いなさい」と言い返した。
私も、お金があればどれほど幸せになれるかと思った1人。
お金がなくて不幸せになっているかたはたくさんいらっしゃる。
お金は大事。
兄が私に言った。
「独立しようと思ったら金貯めること。その金を貯めることは簡単。金は、収入が高いことと違う。使わなかったら貯まる。」と。
この言葉が座右の銘になってる。
さらに兄がもう一つ、「金銭出納帳をつけろ」と言われ。絵日記もろくにつけたことのない私は、金銭出納帳をつけていたら一人前の商売人になれるのであれば・・・と思い、つけはじめた。
道で5円拾った、10円拾った、そんなものまで克明に記帳していった。
この金銭出納帳が後々において、私の大きな助けをしてくれた(その出納帳が担保となり無担保で銀行より3000万円の融資が実現)。
さらに、
・拍手は、誰よりも強く、誰よりも早く、誰よりも長くする。
・相手に元氣を与えることによって自分が元氣になる。
等々の話が・・・。
中井社長は、貧乏で中学しか出ていない4男の甘えっ子だったとのこと。
お好み焼き店の全国展開まっただ中の37歳のときに、大阪府立高校に入学。
4年目(40才時)に無事卒業証書を手したのだとか。
世界のお好み焼き経営者でもあり、社会問題になっている青少年の教育にも熱心な中井社長の生き様から多くの気づきを学ばせていただいた90分でありました。
次は、中井社長が講演の最後で紹介した詩です。
・・・相田みつをさんの詩に、
「花があって 花を支えているのが枝、枝があって 枝を支えているのが幹、幹があって 幹を支えているのが根、しかし、根は見えていないんだなあ」
という詩がある。
根とは何かというと、あなたの考え方、とらえ方、感じ方、生き方、人間性、人柄、人生観、価値観。
しかしそれは目に見えない。でも、その考え方、とらえ方が行動となって表れ、見えてくる・・・
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