今日読破した、とある書籍からです。
その一部を紹介すると・・・
経営者の社長様はじめ社員一丸となって一生懸命お客様に対して誠心誠意対応して喜んでいただいている企業。
しかし、その努力が業績になかなかつながらないという悩みの企業がおおいとのこと。
著者曰く、
一所懸命努力している人には、
①成果につながる努力をしている人
これに対して
②成果につながらない努力をしている人。
大きくこの2つに分かれるのだとか。
そこで、成果を出すためには、成果を出すための努力をしていないからだとのこと。
その成果は売上ではなく「利益」や「キャッシュ」。
同じ努力をするなら、それらを出すための努力を意識して行うことが大事と、訴えています。
そのためには、成功した人のやり方を徹底して真似をすることが大事だとか。
結果を出すための正しい努力が成果を導き出す・・・ということに気づいて行動してもらいたい、と述べています。
また、お金の流れの把握と利益の関係による「お金の悩みマトリックス」が書かれていましたので紹介します。
①見えていなくて赤字・・・資金繰りに追われて日々頭を悩ませている経営者。至急収支改善をすべき。(リストラが必要な場合も)
②見えていなくて黒字・・・判断基準がないがゆえの正体不明の不安感(何から手をつけたらいいのか、優先順位がわからない)
③見えていて赤字・・・「商品力や愛業力のアップが悩み」
④見えていて黒字・・・「現状は問題ないが、将来に不安がある」
日々の業務のみに注視し、結果の数字を把握していない企業。
どのカテゴリーにいても悩みのレベルこそ異なれど、悩みはなくならないということ。
ただ、同じ悩むにしても、①より②③、さらには④の悩みのほうが、よりストレスや切迫度は軽く健康的であるのは言うまでもないところです。
同じ努力をするのであれば、だれしもが成果の出る努力をしたいというものですね。
毎月の月次試算表は、売り上げが増えたか減ったかあるいは利益が出たか出ていないか程度でしか把握するだけでなく、戦略的な観点から役立てたいものですよね(特にB/Sですが)。
資金繰りがすこし苦しくなるとその苦しくなった改善をせずに、取引金融機関が比較的簡単に応じてくれる(資金繰りの悪化の改善をしなくても金融機関が保証協会の保証がつくので融資しますよと言われて借りるパターン)ので、気がついたら、大変なことになっているという事例も・・・。
毎月々の月次の業績をタイムリーに作成して経営数字を直視し、業績改善にぜひ役立てたいものですね。
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