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2008年06月30日

会計士の使命・・・

先週土曜の、土曜ドラマ監査法人(3)「粉飾の連鎖」は、見応えある内容でした。

部下の健司から「会計士のクズ」だと非難された吉野に、篠原理事長が東都銀行・監査主査の大役に指名し、多額の不良債権に苦しむ東都銀行に手心を加えるように指示。

どうなることかと固唾をのんで見入っていたところ、吉野は健司と茜に、「ぬるま湯監査」から「厳格監査」を指示し、東都銀行の自己査定書を徹底的に洗い直すように命じた。

東都銀行は実質的には自己資本比率4%割れですでに破綻しているとの結論に・・・。

会計士の使命と生き様がリアリティに伝わってきた次第です。

塚本高史さん演じる若杉健司の正義感と勝村政信さん演じる吉野晴喜の良心への目覚めが
圧巻でありました。

このドラマは、会計士の使命をこのドラマを通じて国民に伝えられるいい機会であります。

次週を必ず見なければ・・・。

2008年06月29日

チャンス・・・

先日、ある会合で思わずある方のマイナス言葉を聞き、思わずその言葉に反応しその言葉に引きずられそうに・・・。

マイナス感情がわいてきたのですが、なんとかとどまった次第でありました。

以前紹介した「強運の法則」の本に次のように書かれています。

・・・今時まだ「残業」という言葉を使っている会社は、非情にナンセンスだと思う。「おまえ、今日残業しろ」などと言われたら、仕事のできない、仕事が嫌いな社員ばかりでなく、仕事のできる社員だって、「面倒くさい」「早く帰りたい」「仕方がない」というマイナス感情がわき上がって、能率も落ちるはずだ。したがって、「残業」という言葉など使わずに「今から一日の仕上げだ、フィニッシュするぞ」と言った方が断然良い。その他「練習」は「追求」に、「困難」は「チャンス」など、あなたが嫌だと思うことには、あらかじめプラスイメージが湧きやすい言葉に置き換えて欲しい・・・・・マイナス言葉を聞いたり口にしてしまったときは、すぐにプラスの言葉に置き換えて言い直すことが必要・・・

プラス言葉で「他喜力」をたかめなければと思った一時でありました。


2008年06月28日

人間ドック受診・・・

本日は、毎年に恒例の一日人間ドックをわが奥様と共に受診。

当事務所では、スタッフ全員がこのドックを受診しています。

今年の最後は私でありました。

特に生活習慣病の予防をしなければと痛感させられたところであります。

最後に看護師の方との夫婦そろっての面談でのアドバイスは適切で、さすがと思った次第。

いずれにしても、運動不足の解消をしなければ・・・。

毎月事務所スタッフ全員でのソフトバレーくらいが体を動かす唯一のものでありますので・・・。

2008年06月27日

コミュニケーション・・・

毎月の月次決算や年一回の本決算をいかに早く行うかのカギは、経理と現場とのコミュニケーションをいかに高めるかということにつきるようです。

決算のおくれる会社は、決算が締まらないのを現場などのせいにしたりして、経理側から具体的なアクションを取っていないケースが多いようです。

経理と現場で次の点を決めておくし比較的スムーズに行くのではないでしょうか。

①誰がどの数値に対して責任を持つか。

②何をもってOKとするか。

③いつまで(期限)に確定させるか。

④金額が確定しない場合の対処はどうするのか。

何のために決算をするのかという根本的な共通認識を持つことが最大のテーマではありますが・・・。

昨日、お客様企業を訪問した際に感じたことであります。

2008年06月26日

愛車を銭湯できれいに・・・

子供の頃、市内にもあった銭湯へ何度が行ったことがあります。

その銭湯の大きな浴槽の後ろの壁には必ずといっていいほど富士山の絵が描かれているものです。

今朝の新聞に、「銭湯で愛車ピカピカ」という記事がありました。

あなたの愛車を「銭湯」できれいに・・・というもの。

トンネル状の洗車機の内部に銭湯の雰囲気を再現し、遊び心を加えたものだとか。

まず戦車の入り口に停車するとベルトコンベヤーの要領出口に向けられて運ばれる。

トンネル内部に設置した機器で役3~5分かけて車を洗う。

洗車中の社内から銭湯を模した情景を楽しめるのが売り。

入り口には番台が登場。

洗車が進むにつれて、洗い場や富士山の絵を描いた風呂場が順番に表れる。

車体を乾かす工程には、なんと、ロッカーや扇風機なども設置して脱衣場に似せることまで・・・。

それで、料金は600円ということです。

車だけではなく、運転手のこころまでいやしてくれるこのアイディアははずらしいの一言です・・・。

2008年06月25日

法人設立時の決めごとは、その後の運営を熟慮して・・・

先日、個人事業を会社とするため法人を設立したのですが、ということで相談に来所れた方がありましたが、昨日もこれから新規に事業を始めるので会社を設立したけれどもいろいろ相談にのって欲しいという方が来所。

共に、法人設立については、知り合いの司法書士さんに依頼して設立済みという方であります。

法人設立だけであれば、決定すべきことが定まっているのであれば1週間もあれば登記を終わらせることができるわけですが、問題はその後の会社運営であります。

会社設立には、決定しなければならないことが多々あります。

資本金の額・出資者及びその引き受け額・役員の選任・決算日等々。

これらは、設立後の会社運営に重要な要素となります。

会社運営を考えて会社を設立するためには、これらを十分検討した上で決定し法人の登記をしなければなりません。

お聞きした範囲では、来所された2社とも、今後の運営を熟慮した上で法人設立登記を行ったようではなかったようです。

ぜひ、時間をかけて検討しなければならないところには時間をかけて手続きをしたいものです。

これから新規創業をご検討の方は、ぜひ、法人設立前に知り合いの税理士さん等にトータル的なアドバイスを受けながら行うことをお勧めいたします。

通常であれば、税理士が業務提携している司法書士がおられる場合が一般的ですが。

当事務所では、設立後の運営を踏まえた法人設立相談をさせていただいております。お気軽に連絡いただければと思います。

当然、利益計画の策定も重要となりますので、これらについてもアドバイスさせていただきたいと思っております・・・。


話は変わります。

今朝の新聞(新潟日報)に、トヨタは24日の株主総会で役員報酬の総額を17%アップしたとのこと。結果役員の一人当たりの平均年収は5%アップの1億2000万円だそうであります。

また、産業経済新聞では、ホンダも24日の株主総会の記事が掲載されており、2008年3月期の取締役の単純一人当たり平均報酬の支払は3552万円とのこと。

ホンダは、今期から取締役の退職慰労金制度を廃止し毎月の報酬をその分アップするとのこと。

トヨタは、すでに2006年に実施済み。

自動車業界の動きだとか。

それにしても、トヨタの役員報酬の平均が1億2000万円とはすごいですね。

平均ということは、これよりも多い取締役もいるということであります。

2008年06月24日

期待以上の結果を残す営業マンの話・・・

昨日訪問させていただいたお客様企業(住宅建築関係)での話。

それは、営業マンが、期待以上の結果を残す仕事をしてくれているというもの。

なぜ、そのように成績が上がるかと聞いたところ、次のような返事がその社員からかえってきたとのこと。

お客様と打ち合わせの際に、「この工事が完成した後のイメージを明確に描いて提案しているため、お客様が言われる仕様やグレード等を確認した上でその要望を踏まえた上での再提案をしている」からだとか。

更に、値引き要請については、「値引きは品質を落とすことになります」 ときっぱり言い切り断ることが結果的に信頼につながっていると話されていました。

う~ん、納得!!

またまた、学ばせていただいたところでありました。

2008年06月23日

会計が注目される時代・・・

先週末(土曜夜9時30分~)、何気なくつけたテレビが、NHKが公認会計士をドラマ化した「監査法人」。

思わず、最後まで見入ったところです。

先週から始まったドラマですが、大変興味深くまた楽しく看ることができたドラマでありました。

にわかに話題になっているドラマのようですので、見られた方も多いのではないでしょうか。

このドラマの主体となっている監査法人では、2つの意見対立があり、不況に苦しむ企業を救うためには、多少の粉飾も見逃そうという「ぬるま湯監査」派に対して、不良企業は切り捨て、いかなる不正も認めないという「厳格監査」派が。

健司(塚本高史)は、信頼できる先輩・小野寺直人(豊原功補)のもとで、「厳格監査」こそ正義と信じ、切り捨てられていく企業や社員の痛みを感じるたびに、仕事に疑問を感じていく。そんな時、健司は大手食品会社の粉飾を発見するというストーリー仕立てです。


今回のあらすじは次の通り。

健司(塚本高史)は、大手食品メーカー・飛鳥屋の主査に抜擢される。

その前後に飛鳥屋の倉庫で火事が起こる。

ところが飛鳥屋の財務諸表には火災損失の計上がない。

社員は、倉庫管理は出資関係のない連結対象外の別会社「あおなみ興産」に依頼しているためだという説明。

健司は飛鳥屋と「あおなみ興産」の間に不審な経理処理を見つけ、茜(松下奈緒)は倉庫で飛鳥屋の売れ残り在庫を見つける。

それは巨額の不良債権を隠ぺいした証拠だった・・・。


監査法人の篠原理事長から「公表するな」との圧力がかかるが、「厳格監査」を目指す健司は、理事長の「ぬるま湯監査」に対して宣戦布告して次回へ。


会計という仕事が、これほど注目されている時代はないようです。

書店でも会計の本が、売れているといいいます。

このドラマで更に、企業経営における会計の重要性を認識してもらえたらありがたいところです。

それにしても、篠原勇蔵監査法人理事長役をしている橋爪 功さんの演技は最高です。

企業と馴れ合いとも言える深い関係を築き、企業の業績を伸ばすためなら多少の粉飾も目をつぶるという役柄を演じています。

次週が楽しみです。

http://www.nhk.or.jp/dodra/kansahoujin/index.html


話は変わります。

昨日の二兆尾家族と買い物に・・・。

そのとき見かけた光景です。

なんとガソリンスタンドに50台近くの車が行列。

先頭に表示してあるガソリンの価格を見るとリッター163円!!

これで、行列はうなずけます。

ガソリン離れも危惧する原産国の声が今日の新聞に書かれていました。


梅雨らしく、小雨の朝です。

月末の1週間です。今週も元氣よく、充実した日々を送りましょう・・・。

2008年06月22日

覚えておいて絶対損をしない話・・・

昨日、事務所は休業日。

ではありましたが、所内のちょっとした“省エネ工事”を業者の方からおこなっていただく日ため、立ち会いを・・・。

どうせならということで、ちらかっている私の机周りの整理を実施したところであります。

その整理の際、面白いメモが出てきたので紹介いたします。

「覚えておいて絶対損をしない話」というタイトルで、その副題は“日本一の営業マンから〈聴く〉ことの大切さを学ぶ”というもの。

うなずきポイント・ベスト10・・・

①相手の言葉を復唱し、なるほどとうなずく
②「なるほど、すごいですね」
③「スゴイですね」
④「面白いことをお考えになりましたね」
⑤「なかなかできないことですね」
⑥「そこがポイントですね」
⑦「何がよかったのでしょうね」
⑧「これからの夢は・・・」とビジョンを尋ねる
⑨「そこが聞きたかったのです」
⑩自分の話をする時は、「余談ですが」と言って手短に話す

誰でも自分の話を聞いてもらうのが好きで、自分の言葉を大切に覚えていてくれると感激するものです。

このメモはだいぶ前にどこかの研修会で頂いたような記憶しかありませんが、改めて聴くことの大切さを痛感した次第・・・。

ところで、省エネ工事は無事終了。

当初、5時間を要するとのことでしたが、効率よく4.5人での作業で3時間ほどで終了でありました。


新潟県も梅雨入りしたとのことですが、今朝も曇り空ではありますがほとんど雨が降る気配なし。

農作物への影響が心配されますが・・・。

2008年06月21日

即時処理のすすめ・・・

発実のフナイFAXに、“即時処理で時間を有効に”の記事が書かれています。

その中で船井幸雄氏は、いつも、「即時処理」を心がけて仕事をしてこられたとか。

やらなければならないことはすぐにやる。可能な限り、引き受けたことはその場ですぐに取りかかるようにしているそうであります。

以下、その記事の内容です。

「後回しにしたことが、後でできる保証はありませんし、むしろ、後回しにしたものはできないものと思っています。後回しにしたものが、積もり積もって、結果的にできなくなってしまうことちが多いのですから、あらかじめ避けたいものです。結果として約束を果たせず、信用を失います。反対に面倒くさがらず即時処理する相手からの信頼をえられるのです。後回しにする傾向のある人はその癖を真剣に見つめ直して、すぐにやるクセをつけたいものです。得てして、人に催促されてから取り組んだことは、どうしても嫌々行うことになります。しかも、あせりながらも行うので、その姿勢が仕事のできにも反映します。相手が満足する結果にもなりません。時間的にゆとりをもって自分のペースで仕事を進められる方が、ストレスもすくなくなり、よい結果につながることが多いように思います。また、何かの問題発生時にも、即時処理によって被害が大きくならずにすむことが多くあります。企業のクレーム対応などが代表例です。たとえ嫌なことでも即時処理は大切であるといってもようでしょう。」

即時処理が時間を有効に使う方法の一つということでしょうか。

先ほどのコメントに続いて、更に船井幸雄氏は、即時処理といっても、もとよりできる見込みのないこと、迷うこと、気のすすまないことは、ムリに引き受けるべきでないと述べています。

日頃から自らの仕事に対するスタンスを決めておくことが引き受けるかどうかの判断自身も即時処理できると述べています。

なるほど、心したいものです・・・。 

2008年06月20日

先入観・・・

「えっ、そうであればその仕事を頼んだのに・・・」

昨夜のある会合での懇親会で、私の隣のMさんとSさんの会話であります。

「前もってわかっていれば、みすみすウン百万円の仕事をよそに出さなくてすんだのに・・・。」、という会話が続いた次第。

自社の商品は、“人は知っている”という先入観が働いていたのが最大の原因であります。

改めて、自社の売り物を再点検し、周知することが、機会損失を防ぐ最大の方法ではと思ったところであります。

まさに、一昨日の、“現状維持は衰退を意味する”とならないために・・・。

当事務所の商品についても言えること。

改めて、全員で再認識すると共に、お客様に伝えていこうと思ったところであります。


今朝も、事務所前の玄関を掃除していたところ、さわやかな笑顔で通行する方から“おはようございます”と声を掛けていただきました。

すかさず“おはようございす”と返させていただいたところですが、今日一日、元氣をいただいた気分であります・・・。

2008年06月19日

25,000ドル!!・・・・

一昨日の研修を受けている際に、4~5年前に知った“アイビー・リーの25,000ドルのアイディア”の話を思い出しました。

有名の話ですのでご承知だと思いますが、紹介いたします。


・・・ 業績不振で嘆いていた鉄鋼会社のチャールズ・シュワップは、コンサルタントのアイビー・リーにどうすれば業績が上向くかを相談した。

アイビー・リーは「あなたの会社の能率を50%以上改善する方法がある」と、次のようにチャールズ・シュワップに言った。

「ここに1枚の紙がある。

明日しなければならない仕事を6つ書いてくれ。

そして、明日やらなければならない重要な仕事から順に番号をふってくれ。

優先順位をつけたらそれをポケットにしまってくれ。

明日会社に行ったら、その重要な仕事から順に1,2,3・・・と仕事をこなせばいい。

もちろん仕事が全部終わらなくてもよい。

最も優先順位の高い仕事がこなせたんだから。

大事なことは、これを毎日続けることだ。

翌日の重要な仕事を書き出す。

それに優先順位をつける。

それに優先順位をつける。

それをひとつずつこなす、それだけでよい。

同様なことを社員にもさせるのだ。

そして効果があると認めたら、妥当にコンサルタントフィーを私に払って欲しい。」


後日チャールズ・シュワップは、感謝の手紙とともに25,000ドルの小切手を添えて
アイビー・リーに送ったそうである・・・。

現在の価値で約5,000万円相当だとか。

仕事の優先順位をつけることは業務効率を上げる基本。

しかし、常に時間に追われていると、重要性や緊急性の判断が鈍ってしまい、生産性の低い仕事をしてまうことがあります。

重要性や緊急性のある仕事を冷静に見つめ効率のよい仕事の仕方をしたいものです。

2008年06月18日

パラダイムシフトの時代・・・

昨日、新潟市内で我々会計事務所の今後のあり方についてのセミナーがあり出席。

その講師が開口一番、「パラダイムシフト」の時代と・・・。

パラダイムを先ほど調べてみたら、ある場合は思想史的な「理念」という意味に、ある時は「科学的方法適用上の技術的な規則・手続」という意味に、また、経営学上の「社是・社訓」あるいは「戦略」という意味に使用されるなど、幅広く用いられるようになっているようです。

講師は、今後会計事務所は思考の枠組みや価値観を今一度見直さなければ、生き残っていけないという意味で話されたようです。

優勝劣敗の時代では、何とか現状を維持したいという考え方では、存続はあり得ないという話であります。

すなわち、“現状維持”と思った瞬間、衰退を意味すると言うことであります。

こんな時代でも業績が伸び続けているのは、規模の大小関係なく自己革新をやり続けている企業であり経営であることを力を込めて話されていたのが印象的でありました。

では、どうすればいいのか・・・。

会計事務所だけでなく、企業全体で言えることは、事業領域を見つめ直し、①軸足の置き方や②組み合わせがポイントとのこと。

うまく伝えられませんが、ひらめきがいくつかわいてきた次第でありました。

要は、何事も、今ある仕事を一生懸命してもそのロジックが正しくなければ未来はないということであります。

もう一つ、なるほどと思ったことは、①個人の限界を組織の限界にしない、②事務所の限界を会計事務所の限界にしない、ということであります。

さらに、常に仮説をたて、それを真説にすること・・・。

意思決定の勝ちパターンをもつことが大事と締めくくっておられました。

有意義な2時間でありました・・・。

2008年06月17日

利益計画・・・

昨夜は、第8回目の事業承継セミナーを開催。

今回は前回に引き続き「利益計画」について。

冒頭、一倉定さんの著書「一倉定の社長学」の一部を輪読。

・・・まず第一に記入するのは、経常利益の目標である。・・・いくらが妥当であるか、というようなことを考えるのは全くの無駄である。利益目標の妥当性を判定する科学的基準など、全くないからである。あるのは、社長ただ一人の意思である。それは会社を存続させなければならないという、社長の社会的責任から発する決意であって、他の何物でもないのである。その決意に基づいて利益目標を達成するには、どのような数字を手に入れなければならないか、ということを明らかにするのが利益計画なのである。
S社でお手伝いした時のことである。組み上がった利益計画の数字をみた営業担当役員が、「一倉さん、こんな、出来もしない数字を並べても、全く意味ありませんよ」という反論である。このような反論は、正論に見えて、実は全くの誤った考え方である。私は、「あなたは勘違いしていませんか。ここにあげた数字は、実現可能だとか不可能だとかという数字ではない。“会社を存続させるために、社長の意図する利益を上げるためには、こういう数字を実現しなければならない”という数字なのだ。もしも、この数字が実現できなければ、あなたの会社は潰れるかもしれない。つぶれないまでも、“危ない会社”になりさがってしまうのだ。この数字は、できるとか、できないとかではなくて、どうしても手に入れなければならない数字である。この数字をどうやって実現するかを、これから考えるのだ」ときめつけなければならなかった。このように、利益計画とは、社長の決意を表すものなのである。そして、その根本が経常利益目標である。・・・経常利益目標が決まったら、あとは次々と逆算していく・・・。

この輪読の後、具体的な利益計画の策定実習に・・・。

費用を変動費と固定費に分類した変動損益計算書をもとに、

① 損益分岐点の計算
② 目標利益を得る売上高の計算
③ 販売価格が増減する場合の損益分岐点の計算
④ 販売数量が増減する場合の損益分岐点の計算
⑤ 変動費が増減する場合の損益分岐点の計算
⑥ 固定費が増減する場合の損益分岐点の計算
⑦ 上記項目が変動する場合の必要売上高・損益分岐点の計算
⑧ 多品種製品の利益計画

を実際にシミュレーションを各人から計算していただいたところです。

せっかくなので、次回までの宿題も提出。

実際に、自社の短期・中期利益計画策定を可能ならしめるための研修とさせていただいた次第であります。

次回は、7月15日であります。

乞うご期待!!

2008年06月16日

常に考える・・・

先日届いたある会報に、知る人ぞ知る岐阜県の「未来工業株式会社」への視察研修時のコメントが次のように書かれていました。

・「他社とは全く同じ者は作らない」という徹底した商品(未来工業の製品は、大手の松下電工も作っている商品ばかりだが、まったく同じものはつくっていない。それはねじ穴を増やしたり、ねじの長さを変えたり、お客様が使いやすい工夫やアイデアを商品に繁栄させている)。
・未来工業の目的は「工夫と差別化」の実現である。

経営理念に「常に考える」という言葉が掲げてあり、半端ではない徹底した習慣となっており、これが品格になっているとか。

他社に無いものがあるから一番になれる、横並びではなく差別化しないと生き残れないということで、全社員が「常に考える・改善提案」を実行しているそうであります。

それが、「社員満足」から「顧客満足」へ、そして、会社の「成長・発展」へとつながっているようです。

2008年06月15日

基本を大切にしながらも・・・

昨日午後より、ある記念式典で、女性三味線演奏家・二代目高橋竹山さんの津軽三味線の演奏と津軽民謡の歌を堪能・・・。

高橋竹山さんは東京生まれの東京育ちとのことですが、何と今は新潟県民で糸魚川市に在住と話されていました。

洋風にアレンジしたシルクの衣装を身にまとい、立ったままでの約40分ほどの三味線演奏と歌唱・・・。

基本を大切にしながらも民謡にこだわらず、様々なジャンルの演奏家たちと競演しながらの活動を続け独特の音楽表現を模索し続けている方だそうです。

ぜひ、再度コンサートにいって改めてじっくりお聞きしたいと思った一時でありました。

http://www.chikuzan.jp/index.html

2008年06月14日

またもや地震が・・・

またもや、本日、自然の力の偉大さを見せつけられる大規模な地震が発生しました。

ちょうど、2日後の6月16日は新潟地震が起こった日。

当時私は、小学校1年。

学校から帰った直後の1時すぎで、母親に抱きかかえられて外に出たのを昨日のように思い出します。

先の中越地震、中越沖地震と、このところ地震が続いています。

普段からの天災の場合の取るべき対応を考えておきたいものです。

2008年06月13日

金融制度の真髄を学ぶ・・・

つい先ほどまで、金融商品取引法の本当の意味は?・融資の本当の意味は?・お金の本当の役割は?・借入れ金利の下げ方は?・・・等々、矢継ぎ早に、金融制度の考え方、本来あるべき姿、中小企業のあるべき姿などについて具体的にわかりやすくご教授いただいたところです。

以前、当事務所のセミナー講師としておいで頂いたり、また、県内各地で講演されるたびに聴講させていただきご指導いただいている株式会社ファインビットの中村中先生から先日電話をいただき、近々長岡市の金融機関に講演に行くので、その講演終了後時間がとれるのでいかがですかということで、燕三条にて中村先生と当事務所スタッフ4名と懇親の場を設けさせていただいた際の内容です。

夕方から、最終の新幹線で東京へ帰られるまでの3.4時間でありましたが、貴重な話をお聞かせいただき充実した一時でありました。

今年の秋には、再度中村先生に加茂の地においで頂き、セミナー講師としてぜひ、当事務所のお客様にもお聞き頂き、企業経営に役立てていただこうと思っております。

2008年06月12日

家族っていいなぁ・・・

先ほど、午後7時から以前から楽しみにしていた講演を聴講。

暖かいものが胸にこみ上げてきたところです。

聴衆者の何人かは、涙を流しながら聞いている方もいられたほど、ジーンとくる話でありました。本当に「家族っていいなあ」と実感した一時でありました。

講演者は、エッセイストで今県内を中心に活躍されている「藤田市男」氏。

テーマは「家族っていいなぁ 地域っていいなぁ」。

主催は、(社)加茂JC。

加茂市産業センターでの開催でありました。

講師の藤田市男氏は、平成16年4月から18年12月まで新潟日報にてエッセイ「家族っていいなぁ」を連載され、今はラジオや講演会の講師など様々な分野で活躍中の方であります。

昨年の講演は30本、今年も15本が予定されているとのこと。

私より1歳年下の方であります。

自己紹介から講演が始まり、市男という名前の由来かスタート。

お父さんのお兄さん(太平洋戦争で亡くなられた)の名前だとか。

「市男」だから「シティ・ボーイ」なのだそうです(≧▽≦)人(≧▽≦)ノ

と、いった和やかな雰囲気でスタート。

ご自身の家族に対するその時々の思いを語っていただきました。

また、エッセイの朗読も・・・。

ほのぼのとしたご家族の様子が浮かんで来るほど。

家族の会話の大切さを再認識した次第。

名刺交換までしていただき、ありがとうございました・・・。

http://ichio.wao2.com/

著書も販売されていますので、でひご覧いただければ(先日購入させていただきました)体感できるはずです・・・。

2008年06月11日

借入金=資本!?

今月お客様にはお送りさせていただいたオフィスニュース7月号にも書かれておりますが、金融庁は、平成20年度からの金融検査マニュアルで、すぐには返済を迫らない借入金について資本とみなすという画期的な仕組みを導入しました(従来から役員からの借入金などについてはこのような考え方はありましたが)。

株式のような借入金ということになります。

そのマニュアルでは具体的には、借入金の実態に合わせて「十分な資本性が認められる借入金は資本とみなして、融資先企業の債務者区分を査定できる」と改訂されております。

債務者区分とは、正常先、要注意先、破綻懸念先などと5段階のランク付けのことであります。

ということで、この4月から登場したのが、中小企業金融公庫の「挑戦支援資本強化特例制度」。

資本的貸出制度ともいうようです。

この制度の主な内容は次のとおり。

①中小企業の新事業開始や事業再生などを対象としての融資で、なんと期間は15年。

②借り手企業は返済期限まで金利のみ支払い、15年後に元本を一括返済。

③貸付限度額は1社2億円。

④利率は、通常の融資とは逆で、業績良ければ高く、悪ければ低金利ですむという画期的な融資です(貸付後1年ごとに、直近決算の成功度合いに応じて、9.95%、5.30%、0.40%の3区分の利率が適用されます)。

⑤更に、資金使途には制限無し。

⑥何と、無担保・無保証人であります。

平成20年度は50億円分が原資として計上されているとか。

ただ、この「挑戦支援資本強化特例制度」が受けられる企業は「地域経済の活性化に資する等一定の要件を満たす」という条件があります。

しかし、15年後の返済期限が来た場合にどうなるのかという点が気になる制度ではあります(一括返済する以外に何か方法があるのかどうか)。

関係者にお聞きしたところによると、まだ、この制度の融資が決まった案件は出ていないとのことでありますが・・・・。

2008年06月10日

当たり前を見直す・・・

先日東京での研修会参加時、参加者全委員が自己紹介を実施。

その中のお一人(年配の税理士の方です)が、次のような話をされておられました。

「年に一度、女房と海外行く・・・」と。

それも、1ヶ月ほどだそうです。

あることがきっかけで奥様と約束したとのこと。


企業経営者は、日々忙しい毎日を送られている方が多いわけですが、先日届いたフナイFAXに次のように書かれていました。

「・・・忙しい経営者は、そうは言っても忙しいからと、会社と自宅の往復になりがちですが、日常が長引けば長引くほどそれが当たり前になり、そこから新しい発想やアイディアはうまれにくいものです。豊かな先進国やリゾート地に限らず貧しい国を訪れれば、水道の清潔な水や温かい食事が、決して当たり前のものではないことに気がつくはずです。旅行をすることは、こうした新鮮な驚きと共に、私たちの日常の当たり前を見直す良いきっかけになるねのです・・・」


1ヶ月といわず4.5日でも、一年に一回は、異文化にふれてみたいものです・・・

2008年06月09日

あいさつ・・・

本日は、新潟県中小企業再生協議会との研修会のため新潟市へ。

協議会の再生スキームの現状を再確認させていただいたところです。

最近の再生依頼案件の特徴は老舗型企業の増加だそうです。

再生計画関与上の課題としては
①金融調整
②税制上の制約
③支援金融機関の意思
等々。

当然、企業自身の再生計画の作成及びその計画遂行能力が十分認められるというのが前提であります。

特に問題なのは、メガバンクが絡んでいる場合だとか。

メガバンクにリスケを提案すると、拒み、クスケをするならサービサーに売却するといってくるとか。

これが再生を困難にする一つの要因だとのことであります。

メガバンクは、安易に融資を持ちかけ、比較的簡単に実行されますが、引き上げるときも早いのが現実。

メガバンクは、地域に根ざした地域金融機関とは異なって当たり前なのですが・・・。

メガバンクからの融資は慎重に対応したいものです。

協議会の担当者の説明でびっくりしたことが一つ・・・。

それは、再生案件に上がってくる企業のうち、9割ほどが粉飾決算だと思われるとのこと。

中には、10種類もの決算書がある企業があったとか。

自社の正しい姿がわからなくては、経営判断のしようがないというものであります。

タイムリーで正確な月次決算の必要性と目標経営の必要性を痛感した次第・・・。


話は変わります。

今朝も朝玄関前を掃除していると、通勤と思われる女性から通りがけに「おはようございます」と挨拶していただきました。

思わず、「おはようございます」と返したのですが、その女性のさりげない笑顔での挨拶がさわやかでありました。

たかが挨拶だけなのですが、今日も一日頑張ろうというエネルギーを頂いたような気分になりました。

挨拶のパワーはゴイですね・・・。


2008年06月08日

スポーツに学ぶ・・・

今日の競泳のジャパンオープンでは、北島康介選手が男子200メートル平泳ぎで世界新記録を樹立するなど、北京五輪代表4人を含む7人がのべ7つの日本新をマーク。

北島選手ら6人は英スピード社、1人はミズノの水着を着用して新記録に結び付けたとのこと。

選手の気持ちも複雑なのでは。

水着が新記録を樹立したのか、本人の実力が樹立したのかという点。

選手の周りを取り巻く関係機関や関係者の混乱が選手の精神面に圧力を掛けているのは確かであります。


本日は、市内の競技場で陸上大会。

一番下の娘が参加すると言うことで観戦に・・・。

近郷の小学校・中学校から大勢の選手や関係者が詰めかけていました。

なるほどと思ったことの一つに、多くの学校がユニフォームの前後ろに、いろいろな言葉を印刷していることであります。

「目指すは何々・・」

「努力が・・」

「陸上という種をまき・・」

などなど。

「陸上という種をまき・・」という言葉の後には長い文章が続いているのですが、記憶はハッキリしませんが、陸上という種をまいて汗という水をやると優勝という花が咲くというような内容だったと思います。

形から入ると言うことも大事な要素であります。

2008年06月07日

讃岐うどん・・・

昨日の追加です。

必ず、東京に出張すると食べなければと思っているのが、駅構内にあるうどん店。

「めりけんや」です。

普通の、よくあるそばうどん屋さんではありません。

本場、香川県より産地直送のこだわりの逸品で、何ともいえないツヤとコシです。

ダシもあっさりの中にも、うまみがあり、飽きない味・・・。

瀬戸内海の塩で練り上げ熟成にこだわった本格派の讃岐うどんだそうです。

カウンターでお好みのうどんを注文して、お好みで天ぷら、かき揚げ、玉子などをトッピングして精算する「セルフサービス方式」を導入のため、5分もあればOK。

昨日は、恵比寿駅に到着時に1杯、帰りに1杯ということで、1日に2杯を食させていただいたところです。

都内6駅にあるようですので、ぜひ、トライしてみる価値大でありますよ。

ちなみに、おろし生姜が置いてあるのでこれを一さじ入れると更においしくなります。

おいしいので、通販でも2回ほど取り寄せています。


http://www.nre.co.jp/sanuki/

http://www.merikenya.com/hpgen/HPB/entries/5.html

ということで、麺類大好き人間の私は昨日、3食とも麺類でありました。

これが数日続いても全くOKというほどの麺好きであります。

2008年06月06日

映画館のようなラーメン店・・・

朝から研修のため東京出張であります。

待ちに待ったわくわくの井上塾の第1回目(今後1年間塾生として学ばせていただく記念すべき第1回目)。

何かもやもやしていたことがらが次から次へとクリアに。

絡まった糸がゆっくりとほどけていくかのような体感でありました。

終了後の懇親会も有意義な場となったのは言うまでもありませんが、お昼につれていっていただいた「光麺・恵比寿店」も、最高でありました。

http://www.kohmen.com/

「光麺」は、都内に10数店舗有するラーメン専門店。

光麺」とは、中国広州の言葉で「無・素麺」を意味するそうで、余計なものが何もない本物の麺、高品質な麺にこだわったラーメン店。

豚骨スープの味は何とも言えない最高の味でありました。

よくを言えば、もう少しあっさりスープにしてもう少し多めのスープがよいのではといった感想であります。

メンマが太いにもかかわらず柔らかく美味でありました。

ランチタイム時のサービスである杏仁豆腐は半端なおいしさではありません。

これだけでもこの店に行く価値大であります。

もう一つ特徴がその2階。

店内の2階席に通されたわけですがには、なんと正面に61インチプラズマディスプレーが。

客席はすべて前方に向かって階段式に設置(まさに映画館です)されていて、人目を気にせずかつ映画を見ながら食事が楽しめるスタイル。

http://www.kohmen.com/shop/ebisu.html


ちょっと違和感を覚えましたが、新鮮な感覚でありました。

ぜひ、東京に行った際には、一度お試しを・・・。

2008年06月05日

脳の状態を「快」に・・・

以前にも書かせていただきましたが、ツキの最強法則を身につけると、誰でも簡単に、ツキをつかむことができるそうです。

ツイいていると、面白いように成功し、面白いように夢を実現できるそうです。

それは、お金を拾うツキではなく、宝くじに当たるツキでもなく、本当のツキ(社会的成功+人間的成功)のことです。

「成功すると思えば、必ず成功する」のだとか。

つまり、ブレイントレーニングによって無意識にマイナス思考が身についている脳のソフトを、プラス思考にすることが必要というのが結論であります。

そのためには、脳の状態を「快」にしておく必要が必至。

たとえば、仕事でミスをしてしまった場合で、あっという間に社内全員に知られてしまったケース・・・。

こんな時に、ふつうの人は落ち込んでしまう。

しかし、徹底的にプラスの持ち主は「今、オレに注目が集まっている、つまり期待されているということだな。この次、成功したら『え、あの人が!?』とすぐに成功話が広まるに違いない!」

このように、この人はバカじゃないか?と思わせるくらい、どんな場面でも前向きに考えられる思考を持てる人になることが大事だとか。

脳は恐ろしいほど精密なので、同じ仕事でも「楽しい」と思えば「楽しいソフト」を、辛いと思えば「辛いソフト」を勝手に作ってしまうそうです。

大変興味のある話です。


ということで、なんと、以上のことについて研究をされた著名な先生を加茂の地においで頂きご講演をいただくことが決定いたしました。

全国で活躍されておられる注目の先生であります。

詳しい案内は後日。

日程は、今年10月23日午後2時~5時であります。

今から、日程の確保をお願いいたします。必ずや、貴社の業績アップにつながること間違い有りません。

どうぞ、お楽しみに・・・。

2008年06月04日

現状把握が全ての基本・・・

当事務所では、お客様企業が月次決算書や各種管理帳票を社内でタイムリーに作成(自計化)し、そのデータ(具体的な数値)を自社の経営に役立てていただくことによって企業経営(目標経営)をしていただく・・・、そんなサポートをさせていただいております。

そのためには、①現状業務内容の調査分析検討を実施し、②事務手続見直し改善支援等は必要不可欠です。

特に職務分担を明確にすることやお金の流れを踏まえた経理業務フローの改善は欠かすことのできないことの一つです。

要は、自社の業績をタイムリーかつつ正確に把握し、その数値を企業永続発展のために経営者がやるべきことを決定するための情報として活用するためであります。

決定すれば自ずとやり方が見えてくるというものです。

当事務所は、税理士としての税務相談・税務申告だけにとどまらず、お客様企業の永続発展にいかに貢献できるかという視点(成り行き経営から脱却し目標経営へ)でご支援させていただいております。

どなたでも何なりとお気軽にご相談いただければ幸いです。

相談は無料です。


話は変わります。昨日、面識の無い方から電話での相談がありました。

相談内容は次の通りです。

「親が亡くなってしばらく立つのですが、兄弟の間で遺産の相続の手続きが終わっていません。不動産の家賃収入も入ってきているので早く終わらせたいのですが・・・」

次のようにお答えさせていただきました。

①まず、①遺産の把握、②相続人間でどの遺産を誰が相続するかを協議する、③決まったら遺産分割協議書を作成して手続きが必要なもの(不動産や預貯金等)は名義変更を行う・・・旨、回答したところです。

なお、遺産の額が相続税の基礎控除(5000万円+法定相続人の数×1000万円)を超える場合は10ヶ月以内に申告と納税が必要(すでに10ヶ月をすぎていてもこれから申告しなければならない)である旨伝えたところです。

なお、相続財産の貸し付けからの家賃収入がある場合は、その財産を相続した方の不動産所得となり所得税の申告が必要となるわけですが、その財産の遺産分割が確定するまでの間の家賃については法定相続人全員が民法上の法定相続分ずつ取得することになるのでその金額はそれぞれの方の家賃収入になり、各人の所得税の申告が必要となる旨をつけ加えさせていただいたところです。

 
最後に、当事務所をどこでお知りになりましたかとおたずねしたところ、電話帳でとのこと。

数ある事務所の中から当事務所を選んで頂いたようです。

なお、相談料はおいくらですかとたずねられましたが、相談のみですので無料ですと返答させていただいた次第です。

どなたでもお気軽に相談いただければ幸いです・・・。


2008年06月03日

土壌改良・・・

以前、社長夫人塾の矢野先生が、企業をリンゴの木に例えて土壌改良しなければリンゴの実を収穫することはできないとると力説されていたのを思い出しました。

良い土壌に、元気のいい苗を植え、適度な水や光を与え、定期的に剪定をして、いい枝振りの木にしていくことが成長の要因ではないでしょうか。

おいしいリンゴを欲しい欲しいといくら望んでも、土壌改良をしっかりと確実に行わなければ、リンゴの実どころか木々の生長すらままならないことになります。

企業の急成長は危険というのは、売上増だけに力を注ぎ、管理面ややるべきことをなおざりにしてしまうことが多々あり、気がついたときには、手遅れというケースもあるようです。

どうしても、目先の売上や資金繰りに目がいってしまうものですが、ゆでガエル現象(気がついたら手遅れ)にならないようにしたいものです・・・。


ちなみに「ゆでガエル現象」とは次のように言われています。

『鍋に水を入れ、そこにカエルを入れて徐々に温めていくと、カエルは居心地が良くなって飛び出そうとせずに、最後にはゆであがって死んでしまう。

ところが、既に沸騰している鍋に入れられたカエルは、瞬時に飛び出し、結局は助かるというものである。

これは環境が徐々に変化しているときには往々にしてその変化に気付かないし、気付いたときには既に対応が手遅れになってしまうことが多く、得てして、致命傷になることへの警鐘である。』

2008年06月02日

中途半端な選択をしないのは・・・

今朝の新聞で報道されていますが、大リーグで活躍しているマリナーズの城島がタイガース戦でまさかのホームスチールしたとのこと。

日経新聞では、次のように書かれています。

・・・4回1死3累でのスクイズ失敗が原因で、カイロが外郭低めをバントしそこねたが、ホームベース前で弾んだボールを保守のロドリゲスがお手玉。その間隙を突く格好で城島が本塁を突いた・・・

城島のコメントです。

「サイン通り。アウトになっても僕の責任やないですからね。本盗なんて興味ない。ゲームの中では良かったけれど、僕の人生ではあってもなくてもいいものだから。」

イチローも次のようなコメントを述べています。

「ああいうプレー(スクイズ失敗)では普通(3塁走者)は止まってしまうことが多いんですが、ジョー(城島)はハッキリしていた。中途半端な選択をしないのは、考えている証拠ですね。」・・・


城島選手の「思いきりの良さ」と、イチローのコメントにあるように、「考えて」プレーしているということにつきるようです。

どんな仕事でも、城島選手のように「プロ」に徹しなくては・・・

2008年06月01日

仕事上の失敗時の対処・・・

たまたま、夕方つけたテレビ番組(教育放送)で、なるほどなうという内容の放送をしていたので紹介します。

NHKの『めざせ!会社の星』で、今回は「仕事上の失敗克服法を伝授する」というテーマ。

今回は、好評だったせいか、5月10日放送分のアンコール放送だそうです(再放送を含め3回目の放送ということになります)。

会社勤務の経験が浅い社員は、仕事上で小さな失敗を怒られると次のミスに気付いても報告できなくなり、さらに大きなミスを招いてしまうという”失敗スパイラル”に陥りやすいので、どうすれば失敗を恐れずに報告できるのかという興味深い内容でありました。

大阪のあるメーカーでの「大失敗賞」という賞を設けて失敗を奨励している事例も紹介していました。

その結果、社員全員が失敗を恐れず、ノビノビと働いているとか。

何とこの賞はは年に2回実施して仕事で大失敗をした社員を表彰して、受賞セレモニーでは、金一封と名誉を授かるのだそうです。

社長自らも、ムダな設備投資をしてしまった際にこの賞を受賞したこともあるそうです。

失敗するということはチャレンジしている証拠で、チャレンジするから失敗する、チャレンジしてない人は絶対失敗しない・・・という考え方から来ているようです。

この制度によって、失敗を隠さず報告でき、社内がいい雰囲気に満ちあふれるようになったとか。

また、シンガーソングライターの楠瀬誠志郎さんが、失敗を上司に報告する際のコツを具体的に紹介していました。

その報告の際の声のトーンや早さ、タイミングなどなるほどという内容でありました。

報告の仕方を間違えてまた、上司に叱られてはいけないというテクニックも披露していました。

失敗の報告は、伝達だけでなく、以後どうしなければならないかということを対処するスタートと考え、伝える側もそれを受ける側も今まで以上に意識したいものだと痛感した次第であります。


話は変わります。

いよいよ、今日から6月。

ガソリンは、ついに170円を超えました。

このままでは、ガソリン消費が大幅に減少するのは必至です。

数年後には、ガソリン車ではなく電気または電池自動車が主役になっているのではと推測。

スタンドの経営は成り立たないところが続出といったことになるのではないでしょうか。

先がわからない時代ではありますが、今こそいろいろな仮定をしながら事業を行わなければならない時代であります。

それを踏まえての目標経営を行いましょう・・・。

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