2004/ 9/30(木)雨

『地方もいずれ金融再編!?』

9月も今日で終わり。

あの7.13水害から2ヶ月半。水害を起因とした企業倒産は、これといって表面化していないのが救いです。

金融面での公的支援があったのも幸いしているようです。

昨日、県央地区の金融機関を数カ所訪問し、TKCの経営指標を贈呈。その際、これからは金融機関も統合の時代であるとある理事長は話しておられました。

借り手である企業も金融再編を意識して金融機関との取引をしていかなければならない時代です。

台風21号は県内に被害をもたらすことなく通過したようです。

2004/ 9/29(水)曇り

『成功の要諦』

次は、昨夜所用で田上町のある会社(当事務所のお客様企業ではありません。)に伺った際、壁に貼ってあったものを思わずメモした内容です。

@負けるな A腐るな B焦るな C威張るな D怒るな

この言葉について若社長に聞いたところ、父である前社長から、口が酸っぱくなるほど言い聞かされた言葉だそうです。

なるほど、この会社の成功の要諦はこれだったのかという感じがしたところです。

 

台風21号が日本列島を直撃です。警戒を・・・!!

 

 

2004/ 9/28(火)曇り

『先手先手の改革』

昨日、あるお客様の企業の決算説明を実施。先手先手の改革の実行で、昨年に続き黒字を維持。

財務内容は、昨年に比べ総資産が大幅に減った形に。しかし、これは、定期性預金と借入金との相殺を始め、諸々の資産とともに負債の圧縮をした結果でのこと。

総資産の減少とともに総負債も減少し、結果として自己資本比率が昨年の20%前後のものが30%に大幅アップ。

当然、自己資本額そのものも利益計上でアップでいい形に。

早速、来期以降の経営計画についての打合せをおこなったところです。

社長のふしぶしの適切な決断が結果を生んでいるようです。当事務所としてもうれしい限りです。

 

第2次小泉内閣が昨夜発足。課題は景気。アメリカ頼みの回復シナリオが揺らぐ中、これからペイオフ解禁(来年4月1日)等金融再生がカギになるのではといった感が致します。

2004/ 9/27(月)曇り

『業務効率アップには』

左上の今日明日の自己啓発格言、「早く指示する・早く・動く・早く報告する」の解説です。

業務効率アップには基本がある。「迅速」→「細心」→「正確」という順番である。いかに正確且つ心を込めて細心であっても、迅速という肝心のスピードが欠落していては、成果は出なかったり出しても半減する。その時の報告もスピードが命である。

全ては、企業トップの指示次第と言うことになります。自身、この格言を再度心したいものです。

 

昨日のアルビレックス新潟の連勝は素晴らしいのひと言。何と暫定6位です。

木寺が好セーブの連発で清水の猛攻をしのいだのが大きかったのでは・・・。

終了間際の出場の深沢が、バックパスの処理にもたつく相手ゴールキーパーに競り勝っての得点。「ボールを追いかけろという監督の指示を実行した結果」とのコメント。波に乗りまくってもらいたいものです。

2004/ 9/26(日)晴れ

『チャリティーコンサート』

昨夜は、新潟中央短期大学主催の「7・13新潟水害救援チャリティーコンサート」で2時間の感動のひとときを過ごしました。1085人定員の加茂文化会館を7割方埋める盛況ぶりでした。

コンサートは2部構成。第1部はクラシック系の曲目で、ピアノトリオ、連弾、ピアノ独奏、バリトン独唱。第2部はポピュラー系で、ピアノ、ギター、連弾。さらにジャズや『となりのトトロ・メドレー』、テレビドラマの『冬のソナタ』、『砂の器』の挿入歌なども。

入場料は、2,000円でしたが、収益は全額、加茂市を通じて水害義援金に寄付するとか。

7月の東京フィルハーモニーの演奏に続き、心がいやされる一時でありました。

2004/ 9/25(土)雨

『値引き不要』

昨日の日経流通新聞3面の記事です。

ある酒屋の店主から聞いた話という内容です。

・・・話が進むうちに話題がビール販売のことになり、私が、「ビールは近所のディスカウント店が激安だと思いますが、売れ行きはどうですか」と聞くと、彼は答えた。「いや、うち、ピールはケース売りも希望小売価格なんですが、よく売れてますよ」

よく聞くと彼の店では、ビールは近くのDSよりずいぶん高く、多くはメーカー希望価格で販売している。しかし驚いたことにこの店の既存顧客は何の値引き交渉もなく次々と希望小売価格で買っていくのだ。しかもお客がしばしばこう言うのだそうだ。「いやあ、君んとこで買ったビールはやっぱうまいわ」

他店と同じものを割引せずに売っても、ちゃんと売れる。お客が喜んで買っていく。実はこういうことは私の会員の店にはよくあることだ。

決して魔法ではない。お客と人間関係をはぐくみ続け、そして例えば酒屋ならいつもお客の知らない酒の楽しみ方を教えて喜ばれ続けると、しばしばこういうことが起きる。この場合もそれにあたる。

お客には、同じ商品なら彼から買いたい、そういう気持ちが働くのだ。言い添えておくと、彼のところで買ったピールはうまいというのは、おそらくジョークではないむすっと無言で出されるのと、店員さんが笑顔で例えば「愛情込めてキンキンに冷やしたビールです!」と言って出されるのとでは、感じる味が違う。おいしいと感じてもらうことは、商品にとってとても幸せなことだろう。(オラクルひと・しくみ研究所 小阪裕司)・・・

全く同感です。

2004/ 9/24(金)曇り

『プロ野球スト回避』

労使の真剣勝負が実ってプロ野球のストが回避し、安堵といった感じてす。

古田選手会長は、「プロ野球の将来を考えればようやくスタート地点にたったところ」と顔を紅潮させていたそうですが、この日のナイター先発出場を見送り、7時間を超える話し合いを続けての結論。

古田選手はその後の試合途中出場でも結果(9回代打出場)を出したほど。すごいのひとこと。

それにしても、決着した内容は、「来期は12球団を残すことを視野に入れて」とありますが、現時点では2つが新規参入の名乗りを上げているわけで、このうち1つしか承認されないと言うことなのでしょうか。

 

J1のアルビレックス新潟のホーム初白星も素晴らしかったですね・・・。

2004/ 9/23(木)晴れ

『励ましのメールが』

一昨日、このコーナーをご覧頂いている会社経営者の方から、うれしい励ましのメールをいただきました。

・・・時々、「所長のひとりごと」を拝見しています。貴方の言われること、経営者は何をすべきか?ということに対して、いつも的を得ていて感心しています。

いろいろな言葉で私たちを引き上げていこうと努力しているのがよく分かります。いろいろな講習会や研修会に出席しても自分のものにしていくのがなかなか出来ないであえいでいる若者が多いのではないでしょうか?

それを分かりやすく説いている貴方の情熱が感じ取れます。

これからも地元の若者を引き上げ、加茂の発展に力添えをお願いいたします。

21日の敬老の日に83歳の会長とゴルフをしてきましたが私どもに負けない気力で情熱を捧げています。(ときどきプレイをしていますが平日は一切やらないと明確に区別をしている人です。)私などは、仕事の上でも財務内容の上でも、常にハッパをかけられていますが・・・。人間、年齢は関係ないですね。すべて、前向きに生きる意気込みのように感じます。・・・

過大評価をいただいていると知りつつも、本当にうれしい限りです。ひとりごととしてのたわいもない書き込みではありますが、今後ともよろしくお願い致します。

私も、83歳の方に負けずに前向きにプラス発想で思考や行動をしようと意気込む所存です。

2004/ 9/22(水)雨

『規準地価6.2%の下げ』

2004年の県内の基準地価(7月1日現在)が昨日県から発表されました。

県内平均では6.2%の下げで下げ幅は縮小となっていますが、このまま下げ止まるかどうかは懐疑的との見方が多いとされています。

当加茂市は7.4%の下落となっています。

新聞記事によると、下落の一番の原因は依然として続く経済不透明感と解説しています。

 

明日は秋分の日です。暑さ寒さも彼岸までしょうか。

風邪など引かずに体調の管理をしたいものですね。

2004/ 9/21(火)曇り

『歴史的スト』

昨日は、プロ野球スト明け後の試合。なんと6試合に20万人ものファンが入場したとか。

史上初のストで試合が無かった事に対するまちわびたファンの反応なのでしょうか。

共同通信社のアンケートでは67%の人がストを支持しているといいます。歴史的に残るストが実施されても良い背景が整ったようです。選手会の強腰に期待したいものです。

 

ところで昨日は、車で30分ほどのところまで出かけ、家族で栗拾いを体験。森林浴も兼ねたひとときでありました。

場所は加茂市の隣の下田村にある目黒観光栗農園。

http://www.vill.shitada.niigata.jp/

人の多さにびっくり。よくこんな山奥までという感じです。

それにしても、この栗園のみそ汁は最高でありました。

2004/ 9/20(月)晴れ

『若さは年齢では決まらない』

当事務所は今日まで3連休。

体力・気力を充電する絶好の3日間。

今日は敬老の日です。年を取られても若々しい方もおられます。先日のカレンダーの格言に次のように書かれていました。

若さは年齢では決まらない。ゴムマリのように張りがあり弾力があること。失敗してもめげない回復力。変化に対応する柔軟性。それを失ったら年齢は若くても老人だ。

2004/ 9/19(日)雨

『統合劇が話題』

プロ野球の近鉄・オリックス統合構想について、凍結を求める選手会がついにスト入り。

かたや、三菱東京とUFJとの統合については、三菱東京がUFJに増資を実施。対抗する三井住友が逆転打を撃てるかどうか。

いずれにしても統合劇が話題です。

金融庁は金融機能強化法によって地方銀行も再編へ誘導する方針とか。

来年4月ペイオフ解禁後、新潟県内の金融機関のどことどこが統合するのか気になるところであります。

いずれにしても顧客本意の統合にしてもらいたいものですね。

2004/ 9/18(土)曇り

『回答』

昨日の答えです。

@利益

A資金

B設備投資・借入金の返済・経常収支

 

資金繰りの改善の第1歩は、資金の流れをきちっと把握することですね。

2004/ 9/17(金)雨

『キャッシュフローに注目』

昨日の研修会での問題を・・・。

資金繰り改善の3つのポイントです。

@ 適正な(    )が確保されているか?

A 獲得した利益が効率良く(    )化されているか?

B(    )、(    )等は、通常の事業活動によって獲得した資金(    )の範囲内におさえているか?

カッコの中に適切な言葉を入れる問題です。

よろしかったらぜひ考えてみてください。

キャッシュフロー経営が叫ばれている時代ですね。

回答は明日このコーナーで。

2004/ 9/16(木)曇り

『勝ち組経営者の共通点』

昨日、何気なくある本を読んでいたら、勝ち組の経営者の共通点ということで次のような項目が掲げられていました。

1.業界全体の需要動向とトレンドを計数的に把握していること。

2.その中で、自社はどのような方向に進むべきかビジョンがあること。

3.ビジョンを計数に落とし込み、具体化できる能力があること。

4.常に顧客本位の姿勢を率先して貫いていること。

5.決断が早く、実行力とリーダーシップがあること。

6.社内外で人望があり、業界を含めて社会的信用力があること。

7.一期一会を大切にし、よい人脈があり、ツキ・運に恵まれていること。

よく2対8の原則が言われますが、業種を問わずどの業界でも、上位の5%はダントツの業績をあげ、その遙か後方を業界の上位20〜25%の集団が黒字を捻出しつつ追いかけ、残りの70%は赤字で苦しんでいるのが、日本の中小企業の現状ではないでしょうか。

勝ち組企業のポイントは、上記の1及び2と考えます。

どの商品の需要が将来伸びるのかどうか、どの販路が売上増に貢献するのか予測することはきわめて難しいことです。しかし、意思決定をするのは経営者自身。だから経営者の資質や能力が企業の盛衰に直結するといういうになるわけですね。

2004/ 9/15(水)曇り

『相対的ではなく絶対的』

私のある尊敬する税理士の方が高校のPTA会長としての挨拶文をホームページで披露していた内容の一部です(許可を得ないでの転載で申し訳ありません)。

・・・人は皆、不幸になることを望みながら生きている人はいません。人はみんな幸せを求めて生きています。
 「幸せの本質って何だろう」と突き詰めて考える人はあまりいないようです。
他人との比較で自分の幸せを計る、という感覚は本能的なものかもしれません。偏差値の高い超難関校に入学した友人と比較して「私はだめな人間なんだ」と落ち込んだり、裕福な友人の家を見て「うちは貧乏だから」と卑屈になったりするのが一般的な人間なのです。しかし、こうした相対的な幸せ感ばかりに支配されていると、東大法学部を首席で卒業したり、世界一のお金持ちにならない限り、一生幸せにはなれないということになってしまいます。

相対的な幸せ感、つまり、他人との比較で自分の幸せを確認するのではなく、絶対的な幸せ感(自分の幸せ感)で生きていきましょう。自分が本当になりたい職業を見つけて、それに適した学校を選択し、目指す職業に就くことができた。これが「自分の幸せ感」に沿った生き方ですね。こうした人は、超難関校に合格した友人に、心から「おめでとう」と祝福したり、「あなたの家は裕福でほんとうに幸せですね」と心から素直に言える人間になることができます。・・・

この話を聞くことができた高校生は本当にラッキーであったと想います。これから社会に飛びたとうとしている時期に、自分は何がしたいんだという考えを明確にもてるヒントを得たということは。

企業経営でも同じではないでしょうか。同業他社との相対的なものではなく、自社はどうしたいのか、どうありたいのかという絶対的なものをつきとめ実践していくことが特にこの時代は要求されているのではないでしょうか。

2004/ 9/14(火)雨

『税を考える週間』

毎年国税庁が主体になって行っている「税を知る週間」が、今年度から「税を考える週間」へ名称変更されることが決まったそうです。30年もつづいた名称を変更するというのはお役所としてはすごいのひと言。

変更の趣旨は、受け身的な発想から能動的に税を考えてほしいからとのこと。

「知る」と「考える」では雲泥の差があり、発展的な事であります。

ある機関が、20歳代後半から40歳代の男女合わせて10人に「税を学校で教わったことがあるか」と尋ねてみたところ、答は「ない」「わからない」「覚えていない」のいずれか。「ある」と答えた人は1人もいなかったとか。

租税教育の重要性がますます高まるばかりですね。

今朝は梅雨のような天候。昨夜はものすごい雷で目が覚めたほどです。昨日の日中はは30度を超えたりもしました。

秋の天候は、くるくると変わるとはいいますが・・・。

2004/ 9/13(月)晴れ

『体で表現』

本日は新聞休刊日。

新聞がないと1日のサイクルの調子がおかしくなるような感じです。

IT時代の昨今ではインターネットで瞬時にニュースも見られますが、毎日配達される紙面で見るのも欠かせないものですね。

昨日は、中学校の体育祭を参観。子供達が競技での勝利毎にからだでぶつかりあって喜びを表現しているのをみて、感動ものでありました。

仕事でも感動を与えられるよう今週もがんばりたいものです。

2004/ 9/12(日)晴れ

『会社の引き継ぎ』

本年5月に発行された「会社の継ぎかたつぶしかた」という本の中からです。

・・・日本の中小企業が今、危機に瀕している。会社を引き継いだ経験もノウハウも持たないオーナー経営者達が、大挙して経営交代の時期を迎えるからだ。・・・

・・・経営承継の失敗は大きく3つに分類できる。「世襲制にこだわりすぎた後継者選びの失敗」「企業価値の低下に気が付かないことによる失敗」「引き際の見極めの失敗」である・・・

経営承継で大切なことは、一刻も早く後継者候補を決めることと結論づけています。

後継者がだれであれ、「企業理念」を次代に伝える、つまり、「心の経営承継」ができなければ会社は上手く動かないとも力説しています。

2004/ 9/11(土)晴れ

『信念』

あの感動を与えてくれたアテネオリンピックの余韻がまだ残る昨今。

日本の金メダルの第1号となった谷亮子選手は、トヨタ自動車の所属。

なんとそのトヨタには柔道部はないのだそうです。

柔道部のないトヨタは、彼女の練習相手のために大学の後輩を谷選手の練習相手として社員採用したのだとか。その選手は谷選手の練習相手をするのが仕事。

今回のアテネ大会に対するサポートも、その練習相手を含め、タイプの違う4人の大学生を練習相手としてアテネまで同行させ、さらに、350人分のチケットを用意し応援もバックアップ。その全ての費用は当然トヨタ持ち。

彼女が必要だと想うものは全て応えるのがトヨタの方針だったと言います。

金メダルを取るための環境作りに一切妥協を許さない谷選手とそれをサポートしたトヨタ。

世界のトップの谷選手と世界のトップのトヨタの、妥協しない信念に裏付けられた行動はすごいのひと言であります。

市内の中学校は、運動会の時期であります。この地域からも将来のオリンピック選手が生まれることを祈りたいものです。

2004/ 9/10(金)曇り

『捨て印は押さない・・・』

先月末、地元のある金融機関との間で契約書を交わす機会がありました。

その際、当然ながらその契約書に印鑑を押印するわけですが、担当者(支店長)から捨て印は押さないでくださいとのこと。

もし、訂正事項があれば、改めて印鑑を頂きに来ますからとのこと。

私自身、以前から捨て印を押すことに疑問と不安を感じていたわけですが、押さないことがあたりまえといえば当たり前のことであります。

今朝の日経新聞の30ページに「一人歩きする印鑑」〜覚え無き公正証書・捨て印流用され〜という見出しの記事が掲載されています。

内容は、ある大手都市銀行傘下の信販会社から通知を受けて驚いたという内容。それは、身に覚えのない連帯保証人になっていた上に、返済が滞った際には「強制執行に同意する」とした公正証書があるという内容だったと・・・。原因は融資関係の契約書の余白に「捨て印」を押していたのが、金融機関側に流用され、本人が自覚しないうちに連帯保証人に切り替わっていたとのこと。

昨年7月に金融庁は「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」をとりまとめ、その中で顧客保護として「保証人になった際の最悪のシナリオの説明がなされているか」「いわゆる捨て印慣行の不適切な利用など防止の機能が確立されているか」などが盛り込まれたとのこと。

当然と言えば当然ですが、先日の地元金融機関の「捨て印は押さないでください」という姿勢は、この「金融庁の中小・地域金融機関の監督指針」を遵守しての対応であったわけです。

これはこの金融機関が顧客との信頼関係をいかに大切にしているかの表れの一つと言うことがいえるのではないでしょうか。

この金融機関は、先の7.13水害で3000万円もの義援金を寄付したことからもトップの経営姿勢が伺えるところです。

2004/ 9/ 9(木)晴れ

『もったいない・・・』

過日(8月2日)、2004年分の相続税・贈与税の算定基準となる路線価(1月1日現在)が国税庁より公表され、県内は11年連続の下落で、今回の平均下落率は8.5%となっているとこのコーナーお知らせ致しました。

相続税は、今後の税制改正で基礎控除の引き下げとともに課税ベスの拡大を予定しており、相続税の課税対象者を大幅に増やす考えのようです。

土地の評価が下落したとしても土地自体は相続財産のうちに占める割合は高いのが一般的です。

そういった意味でも、土地はその所在場所にあった最適の利用をしなければもったいないのひと言です。

土地は所有しているだけで固定資産税やその維持管理費用等が発生します。利用しなければ、収益を生まないだけでなく、固定資産税等の費用等だけが発生し、マイナス財産となるわけです。

相続時には、相続税の負担も多大です。

そんな意味で、昨日は、長岡市内のホテルを会場にで財産の健康診断の手法の研修を受講。

大変有意義な時間となりました。

先祖代々から受け継いだ不動産は有効に利用し守っていきたいというものですね。

財産の健康診断をご希望の方はぜひ当事務所にご連絡ください。

2004/ 9/ 8(水)曇り

『気になるのは隣の芝生!?』

景気回復基調と言われますが、それは大企業と一部の中小企業の話と言われています。

経営者から良く聞かれる言葉に、「どんな会社が儲かっていますか」、「何か儲かる商売はないですか」、と。

「今の仕事はほんとうは儲かる仕事ではない」、「今の仕事には将来性がないと考え、「もっと儲かる仕事があるのでは」と思い、現在の仕事のマイナス面しか目に入らなくなって、その結果仕事に熱が入らなくなってしまうパターンがあるといいます。

私自身、最近痛感するのは、経営者が事業を興し過去に紆余曲折があったにせよ、今現在会社が現実に現存しているということは、ある意味では今までやってきたことが正しかったと行っても過言ではないと考えています。(そうだからといって、これからもその会社が現存し続けるかどうかはこれからの行動のあり方次第ですが・・・。)

経営者はそれぞれがその道のプロ。

そのプロの道を極限まで高めるとともに、利益が出る仕組み作りをその時代時代に合ったように構築し続けることが最大のテーマということもいえるのではないでしょうか。

足元を見つめ直したいものですね。

 

新潟県内は、台風18号の被害はほとんど無くホットしています。

2004/ 9/ 7(火)小雨

『力強い・・・』

昨夕、当事務所に来所された提携企業のある営業マン。

帰る際に玄関先で、私に対してひと言。

「結果の出る努力を致します!!」と力説。

昨日のこのコーナーを読まれたとのこと。

なんとも力強い言葉でありました。

力強いと言えば、今、接近中の台風18号。中心付近の最大風速は40メートルで依然強い勢力。今日の夜再接近のようですが。

続く19号も新潟県を目指し、北上中です。

被害が無ければいいのですが。

2004/ 9/ 6(月)曇り

『結果の出る努力と、結果の出ない努力』

先日届いた日経ベンチャー誌に掲載されていた記事からです。

タイトルは「銀行をうならせる経営計画の正しい作り方」。

その中で、正しい経営計画の作り方は、煎じ詰めれば、至ってシンプルで、理論的な裏付けがある数字を積み上げ、それを隠さず公表するのみと意義づけています。

その作り方のステップは次の通りです。

ステップ1 現状分析

自社の信用格付けを押し上げている要因を客観的に把握(何をすべきか、何から手を付けるべきかを知る)

ステップ2 改善計画の立案

過去の実績との整合性・連続性に留意(理論性があり、かつ数字的裏付けがあること)

ステップ3 改善策の実行

ステップ4 ディスクロージャー

「数字」で自社の現状と将来を語る(時価貸借対照表、予測貸借対照表、予測損益計算書、キャッシュフロー計算書などを提出)

そして、銀行との会話ツールを用意する!!

と書かれてあります。

 

がんばる人には2類型があるそうです。

 A 目標を設定せずがんばる人

     ・・・・・・がんばる事が目標になり、努力しても結果が出ない

 B 目標を設定してがんばる人

     ・・・・・・努力した分結果が出る

どうしても、考えることは避け、体を動かしたりするなどの努力のみをしがちです。

時には立ち止まって B のがんばる形にトライする時間を持ちたいものですね。

2004/ 9/ 5(日)雨

『稲刈りの風景』

昨日あたりから、あちこちで早稲品種の稲刈りの風景を見かけるようになりました。

すっかり秋景色です。

地元の農家の話では、穂に重みがないことから、今年の作は良くないとか。

大水に猛暑、そして台風。

自然相手の作物は本当に大変な作業であります。

2004/ 9/ 4(土)晴れ

『金融機関との意見交換』

昨日は、税理士会の県連業務部主催の県内金融機関との懇談会を県税理士会館にて開催。

内容は、日本税理士会連合会が平成14年12月に制定し公表した中小会社会計基準の説明を中心に実施。

税理士会側としては、この会計基準に準拠した決算書を作成している中小企業に対しての無担保融資商品の開発を検討して頂ければとの願いも・・・。

いずれにしても、県内の金融機関の融資部門の方々16名もの出席をいただき有意義な意見交換ができたところです。司会進行は私がつとめたさせて頂きましたが、時間が大幅に延長になった次第です。

2004/ 9/ 3(金)晴れ

『復旧支援』

先の7.13水害始め、今年の夏は、全国各地で台風や大雨による洪水・土砂崩れ等の被害が多数発生しています

これらの災害による被害を受けた場合、被災した会社に適用される申告期限等の延長や納税の猶予等だけではなく、被災した会社と取引きをしている会社側にも、売掛債権の免除等を行った場合の特例が設けられています。

それによると、災害による被害を受けた得意先等の取引先に対して、その復旧を支援することを目的として災害発生後相当の期間内に売掛金、未収請負金、貸付金等の債権の全部又は一部を免除した場合には、その免除したことによる損失は、交際費等に該当しないこととなっています( 措通61の4(1)−10の2 )。

被災した取引先が通常の営業活動を再開するための復旧過程にある期間内に、その復旧支援のために売掛債権の免除等の手続きを行った場合、その免除したことによる損失は、交際費や寄附金には該当せず、法人税法上に規定された損金算入限度額といった所得の制限を受けないため、全額が損金として扱われることになるわけです。

復旧支援のために大いに利用したいものです。

2004/ 9/ 2(木)小雨

『報奨金』

まだ、あの感動の余韻が残るアテネオリンピックでの日本の活躍。

昨日、JOCからメダリストに報奨金がおくられたニュースがテレビに流れておりました。

気になるのは、報奨金の税務。

JOCからの報奨金は非課税で、陸連等からの報奨金は一時所得として課税。所属会社からの報奨金は賞与課税と考えられます。

2004/ 9/ 1(水)曇り

『激甚災害指定』

先の7.13水害が、昨日の閣議で激甚災害指定が決まりました。

これにより、災害復旧事業の国庫補助がかさ上げされ、県市町村の財政負担が軽減されるとともに、中小企業者等に対する災害融資に関する特別措置も閣議決定され、政府系三公庫の災害融資の金利が大幅に軽減されるようです。その金利の引き下げは、当初3年間現行の1.75%から0.85%へ引き下げる内容のようです。

今日1日は、「防災の日」でもあります。