2003/ 8/31(日)雨 『成長の秘密』 昨日届いた日経ベンチャー9月号の記事からです。 成長企業の紹介として、福岡市のホームテック(住宅・ビルリフォーム)が掲載。 5年前、38人の有志で設立。本年9月期の売上見込みは32億円という急成長企業。 その成長の秘密は次の3つだと述べています。 @業界最先端の10年保証・メンテナンス体制の充実、A月3回の支払サイトを実現・嘘がつけない業務フローの徹底、B業界大手と直接取引・耐久性の高い塗料を共同開発。 施工業者に支払う工賃は、「月3回締め、10日後に現金支払い」という画期的な支払い形態だとか。 ・・・建設業界は工賃の半分を現金、半分を手形で支払うのが多く見られるが、たとえば120日手形であれば、施工業者はほぼ5ヶ月間、信用リスクを抱え続けることになる。ホームテックの場合は、代金がわずか10日後にしかも現金で入る。「たとえ工賃を相場の半値にしても、多くの業者が喜んで引き受けてくれる」・・・というのは小笠原社長の弁。 10日後に支払う仕組みとしては、信販会社と提携し、施工主がリフォーム代金をクレジット決済できる仕組みを採用し、工事着工時点で代金をホームテックに入金してもらうことで、可能になったとか。 社長曰く。「料金だけならウチよりも安い業者はある。しかし、ウチの顧客はカローラの値段でクラウンを買ったようなもの。他社が同じ工事品質を提供しようと思えば、1.5倍になるはずだ」 最大の壁は人材育成ととのこと。管理職を任せられる人材の育成が課題だそうであります。 社長の前歴はなんと都市銀行のエリートマン。非常識の連続であります。 2003/ 8/30(土)曇 『センス=忍者走法?』 世界陸上選手権で男子200メートル決勝が行われ、末続慎吾選手が20秒38で3位となり、銅メダルを獲得。男子短距離種目で日本選手がメダル獲得したのは五輪、世界選手権を通じて初めてのことだそうであります。 1次、2次予選を1着で通過した末続選手は、前日の準決勝で2着となり、悲願の決勝進出。ファイナリストとして迎えたこの日の大舞台でも、無駄な動きのない効率的な走りで、メダルを獲得。 「まだ実感がわかない。途中で足がちぎれそうになったけど、あきらめずに、日本代表としての意地を出しました」との本人の弁。 体格のハンデイを「忍者走法」という走法で克服したとか。坂道をボールが転げ落ちる感覚の走法という表現をしておりますが、パワー重視ではなく、無駄な力を使わずに効率良く前進するという走法の追求の結果といいます。 何をおいても本人のセンスの良さが抜群というのが今回の結果になったということでしょうか。 2003/ 8/29(金)曇り 『追い風』 総裁選の行方が注目されています。 26日に出席した研修会での話の続きです。 仮に小泉総理が再選されても、また、再選されず亀井氏および菅氏が総理になっても現在の金融庁の金融行政は不変であるとのこと。 亀井氏も菅氏も、昨年金融庁が発表した「金融検査マニュアル別冊」の内容をさらに強化すべき主張しているからだとか。金融機関もこの別冊に従わざる得ない状況にますますなるとのこと。 この「金融検査マニュアル別冊」を追い風にして、「中長期的経営計画」を策定して、「モノ言う経営者」になろうという根拠であります。 2003/ 8/28(木)曇り 『ビル・ゲイツの面接試験』 昨日届いた新刊書紹介誌の記事からです。 書籍タイトル「ビル・ゲイツの面接試験 富士山をどう動かしますか?」青土社、2003.7.15発行、2200円。 あの世界一スマートな会社、マイクロソフト社の人事採用基準とは何か、 世界中の秀才をうならせる、驚異の難問・奇問のパズルとクイズの数々。ベールに包まれた逸材発掘の秘術を解明し、難関突破のための傾向と対策の全てを公開した本であります。 アメリカ中の郵便ポストの数はいくつか? 鏡は上下ではなく左右だけを逆転させるのはなぜか? 基本的には「考える能力」を問う問題であり,付け焼き刃な対策で対応できる問題ではないものばかり。
マイクロソフト社は、月に1万2000通もの履歴書が届くために、厳格に人を見抜く力が要求されているためだとか。 では、この本の中からの出題です。 「水を入れたバケツがあります。これをはかりに乗せると、水の重さは45ポンドあることがわかりました。今度はこの水の入ったバケツに5ポンドの魚を入れます。全体の重さはどれだけになるでしょう?」 ほとんどの人が50ポンドと答えるそうです。出題者はそこで、「それでいいですか?だって、水は魚を浮かせるんですよ」と訪ねるそうです。ここで志望者が答えを変えたり、「50ポンドになると思うが確かではない」などと答えれば、減点の対象。 そして、こうして次々に返される反問に対し、自分の回答が正しいことが論理的に証明できなければ、及第点はもらえないとか。 面接担当者は、自分の立場を徹底的に守り抜く強い人=やる気と粘りを見極めるのだそうです。 早速、この本を購入してみなくては・・・。 2003/ 8/27(水)小雨 『モノ言う経営者』 昨日は、研修会出席のため東京に出張。 銀行業の大転換が、中小企業に大きな影響を与えています。 銀行は自らの経営の浮沈をかけて、中小企業に対する審査方法を変更して、格付けに応じて、貸し出しの当否、金利の決定等をする体制へと移行しつつあります。 社会問題化した貸し渋り貸し剥がしと呼ばれる銀行と企業のねじれ現象が起きたとも言われていますが、その後、金融庁の方針に沿って、中小企業向けの融資に向けての動きが若干見られるようになりましたが、中小企業にとっての融資環境は抜本的には改善されておらず、依然厳しさの中にあります。 しかし、こうした情勢に勇気をもって立ち向かい、金融当局の柔軟検査方針を追い風に、自ら経営計画を作成し、「モノ言う経営者」へと脱皮せよという内容の研修会でありました。 企業格付け時代の始まりです。 借り入れも金利も格付け次第。格付け連動金利の時代です。 自社の企業格付けアップの具体策を検討しましょう。
上記左の写真は36階から携帯電話での撮影です。ピントがいまいちですね。 2003/ 8/26(火)雨 『よき製品、よき技術、よきサービス、必ずしも売れず?』 厳しい経済環境が続いています。 そんな状況においても中小企業経営者は誰一人として気を抜かず日夜頑張っておられる方がほとんどです。 しかし、「いい仕事をしていれば何とかなる」。・・・なのでしょうか。 「一所懸命やっているのに、売り上げが伸びない」。「技術はどこにも負けないレベルなのに、お客が増えない」。「画期的な新製品なのに売れない」。こうした事例は枚挙に暇がないほど存在しているのではないでしょうか。 根本的には、常に増客が必要なのではないでしょうか。 その増客のためには以下のことを同時にしなければならないと、ある方が述べております。
「うちの良さを分からない人には買ってもらわなくて結構だ」という職人気質が災いしている。それともよき技術を知っていただく地道な努力を怠ってしまった結果。
技術力やサービスが欠けていればクレームが続出してお客が去り、結果としていつまでたっても全体としての顧客は増えない。 つまり、@だけ、あるいはAだけではだめということですね。 今日はまた、1日中雨の日に逆戻りのようです。 2003/ 8/25(月)曇り 『住宅ローン減税1年延長を要望』 2004年度予算の概算要求締め切りを29日に控えて、各省庁が財務省に提出する税制改正要望が固まってきたと本日の日経新聞に掲載されています。 その内容は、確定拠出年金の税優遇拡充や住宅ローン減税延長などが柱のようです。 国土交通省の税制改正の重点課題は住宅ローン減税制度の延長。 現在の制度は、ローン残高の1%を10年にわたって所得税から控除する制度ですが、本年12月31日に期限切れの制度。そのため、国土交通省は、減税額などを現行のまま維持し、少なくとも1年延長するよう要望する方針と伝えています。 また、塩川財務大臣が23日、神戸市内で開いた「税についての対話集会」の終了後の記者会見で、消費税について「2006年度以降には(税率を)必ず上げざるを得ないだろう」との認識を表明し、ようやく消費税率のアップが現実化しそうになってきたようです。 2003/ 8/24(日)曇り 『祇園の教訓 昇る人、昇りきらずに終わる人』 いま話題のベストセラーということで上記タイトルの本を早速購入。 世界8カ国で翻訳され、大好評とのことです。 15分で初対面の人の気持ちをほぐす、名前はお客様のやりとりを聞いて覚える、三年前に出た話題も忘れない、などなど興味ある内容。 そんな中で、94ページに書かれてある「お刺身のツマを残す人には首をかしげます」の章の一部です。 ・・・お刺身に添えられた大根、わさびやみょうがなどの薬味をよけ、お刺身などのお料理だけを食べる方には、ちょっと首をかしげたくなります。実際、そんな方は気っ風が悪いように見受けられ、お金を出し渋るようなこせこせしたところがあるようです。お刺身のツマや薬味は脇役ですが、これがあってこそお料理が引き立つのです。毒消しや防腐の役割もあり、お刺身と一緒にいただくことで栄養バランスがとれるのです。そんな脇役を無視して主役だけを大事にするという人は、仕事や人付き合いの面でも心遣いのかけた部分があるように思うのは、私の思いこみでしょうか。・・・ 今日から、私自身も薬味も残さず食べることにしたいと思います。 花柳界という接客業で、目や耳、体で感じた「輝く魅力」を伝えるべく書きつづったもので、これからの生き方の参考になる内容です。 2003/ 8/23(土)曇り 『妻が夫に望むことベスト15』 以前、市内のある会社社長が行った経営講演会の中で、経営者自身ともっともうまくいく経営パートナーは、兄弟や、子供でもなく、配偶者であるという話を聞いたのを鮮明に記憶しています。 兄・弟の場合は、弟は兄が引退したら自分がという考え方、親・子の場合も同様という考え方に対し、夫婦はともに人生を歩んできたパートナー。苦楽も共にしてきたわけで、これからも一生の伴侶ということで、企業経営においても最大の理解者・協力者になり得るというような話してだありました。 配偶者がいつまでも最高のパートナーであり続けることが企業の永続発展につながる原因の一つであると考えます。 本日23日の日経新聞別刷りの紙面(プラス1)に、何でもランキングとして妻が夫に望むこと・夫が妻に望むことが掲載されています。 最高のパートナーであり続けるための秘訣として相手を今まで以上に理解してあげるちょうどいいヒントになると思いましたのでランキングの結果を参考までに紹介します。 妻が夫に望むことベスト15は次の通りです。
夫が妻に望むことベスト10は次の通りです。
話は変わります。昨日22日、私の長男が通う市内の葵中学校の中野涼司君が、全国中学体育大会で800メートル決勝で、1分57秒95で逆転優勝を成し遂げました! ゴールまで残り3メートル。先を走っていた山形明倫中の渡辺光君が勝利を確信し両手をあげたのを真横から中野君がもがくようにフィニッシュの前傾姿勢。その差わずか0.02秒、渡辺君より早く中野君の胸がゴールラインに重なったとのこと。 ゴール前で、渡辺君が手を挙げ、減速したすきを見逃さず「絶対にあきらめない」と瞬時の判断で胸を突き出したそうであります。 すばらしいの一言。何事も最後まであきらめない執念が大切ということですね。 今日夜7時より学校の体育館で健闘を祝う会を開催されるそうであります。 ちなみに、やはり22日、加茂中の若林麻衣子さんが、ゴルフの日本ジュニア選手権で初優勝。スコアは2日間通算で144。世界ジュニア選手権の覇者金田久子さんを押さえての優勝だとか。 加茂の中学生の快挙は、本当にすばらしいの一言です。 2003/ 8/22(金)曇り 『貸し渋ぶり・貸し剥がしはなぜ起こる?』 銀行は、内容が良くない会社に融資をした場合、貸倒れが無くても赤字になります。 その理由は以下の通りです。 事例・・・・・1000万円の新規融資の実施、金利は年5% 銀行の仕訳 ・新規融資時 貸 付 金 1000万円 / 現 金1000万円 ・利息受取時 現 金 50万円 / 利息収入 50万円 ・期末決算整理時 貸倒引当金繰入100万円 / 貸倒引当金 100万円 【 期間損益 50万円 − 100万円 = ▲50万円 】
逆に全額回収すると利益が出ます。 事例・・・・・1000万円の融資を全額回収 銀行の仕訳 ・融資回収時 現 金 1000万円 / 貸 付 金 1000万円 ・期末決算整理時 貸倒引当金 100万円 / 貸倒引当金戻入100万円 【 期間損益 +100万円 】
貸倒引当金の設定が関係するためです。仮に引当率を10%としましたが、自己査定によって区分し内容のいい会社ほど低く、逆に悪い会社ほど高く設定しなければならなりません。 内容がよくない会社の融資を貸し剥がすか、あるいはその会社の内容が良くなれば引当額・引当率も下がり、銀行の収益は改善することになります。 このため、貸し渋り・貸しはがしが行われているわけです。 貸し剥がしの対象にならないために、自社の現状の格付けを認識し、これを今以上にアップする努力をしようではありませんか。 2003/ 8/21(木)曇り 『経営者の誤解と金融機関営業マンの本音』 あるセミナーでの内容の一部です。 ●経営者の誤解・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「あのうるさい銀行が貸してくれるのだから、健全な借り入れの範囲だろう。」 「やはりメインバンクが必要だ。」 「我が社は黒字だから返済に不安は無い。」 「我が社は利益計画をちゃんと作成しているから大丈夫。」 「我が社の財務体質は平均以上だから大丈夫。」
●金融機関営業マンの本音・・・・・・・・・・・・・ 「協会の保証さえつけば後は気にしない。」 「担保さえあれば融資する。」 「返せるならば貸す。返せなければ貸さない。」 「今返せる分だけ返してもらう。」 「担保物件の買い手を常に探している。」
立場の違いで、このような誤解と本音が現実に起きていると言うことであります。 2003/ 8/20(水)曇り 『後始末より先始末』 家具・インテリアチェーンの大手企業ニトリの似鳥昭雄社長の言葉です。 ・・・うちはその店の利益が出ているうちにスクラップします。赤字になってからじゃ、もう遅い。困ってから「後始末」するのではなく、余裕のあるうちに「先始末」することが大切です。(日経ビジネス誌8.18号)・・・ 余裕のあるうちに先手を打つという意味合いの言葉です。 ニトリは2003年2月期の売上は883億円、経常利益83億円と過去最高を更新。今期は売上1000億円、経常利益100万円の大台に乗る予定だと言います。 よい時に先の事を考える事が経営には必要であるという事ですね。
いよいよ、今週の土曜はJ2の1位・2位対決です。ビッグスワンでサンフレッチェ広島との対戦。 観戦できる人は最高ですね。ひょっとしたらひょっとするかも(J1昇格)しれないですね。
2003/ 8/19(火)雨 『新種ウイルスMSブラスト・D』 18日深夜またまた、新種ウイルス「ブラスター」の亜種が新たに発見され、国内でも感染報告が増えているそうです。この新種は「MSブラスト・D」と名付けられ、国内でも20件以上の感染報告がすでにあるとか。感染すると、パソコン内のブラスターウイルスを探し、あれば強制終了させる。その上でマイクロソフトのウェブサイトからウィンドウズの欠陥修正プログラムを取り込み、パソコンを再起動させようとする。このほか、無意味なデータを送り付ける攻撃もするとみられています。 ウイルス対策は万全ですか。
株価が、1年ぶりに10000円を回復。 といっても、ようやく19年前の水準に戻ったにすぎないとか。今こそ景気を浮揚させる政策に踏み込むべきでないでしょうか。 2003/ 8/18(月)雨 『その場しのぎの借り入れが企業を滅ぼす』 その場しのぎの借り入れが企業を滅ぼす・・・とは、今月お客様にお届けした「経営者の四季」9月号に紹介されている言葉です。 収益改善の手だてをせずに、今さえ乗り切れば的な発想で、新規融資の実行を繰り返す(金融機関も新規融資は簡単には実行しませんが)ことによって、いずれ遅かれ早かれ倒産という事態になるのは当然の結果と思われます。 収益に見合った借金に減らすという発想に切り替え、この目的の達成に向けた最大限の努力をすべきであります。 金融機関から見放される前に根本的な改革をしたいものです。 借入金の元金返済額がキャッシュフローの金額以内にどうしたらできるかがポイントです。方法は2つ。1つ目は、月々の元金返済額を減らす。2つ目はキャッシュフローを増やす(新規融資は行わずに)。当たり前のことでありますが。 2003/ 8/17(日)雨 『首相の給与は4300万円』 今日の日経新聞に、「首相の給料 高い?安い?」ていう見出しの記事が2面に掲載されています。 政府の「幹部公務員の給与に関する有識者懇談会」が今年秋をめどに最終報告をまとめるそうで、各国首脳や民間企業トップとます。 首相の年収は約4300万円で、かつては従業員3000人以上の民間企業のトップの平均で、東大京大学長の2倍とされたそうですが、財政再建のため78年から83年まで据え置いたままだとか。 はたして4300万円は高いのでしょうか、それとも安いのでしょうか。 高い安いは、あるものと比べての意味合い。何と比べてなのでしょうか。 諸外国と比べると、1位がフランスでダントツの2億2千万円。2位がアメリカで5千万円弱。3位が日本。4位がイギリスで3千万円強だとか。 「盆と正月」という言葉が聞かれるほど、日本人にとってお盆は大切な行事と考えられていますが、そのお盆も終わり。 盆棚の飾り付け方などは地域や宗派によって多少異なると思います(今年はいろいろと勉強させていただきました。)が、その心は同じはず。お盆の間だけでも先祖への気持ちを大切にしたいものですね。 なぜなら、いま自分が存在するのは、先祖があってのことですから。
いよいよ明日から、当事務所は業務再開です。 2003/ 8/16(土)晴れ 『アメリカの大停電の教訓』 米北東部から中西部までの幅広い地域とカナダ南東部で起きた大停電は、一夜明けた15日昼までに徐々に復旧が進み、止まっていた発電容量の約8割が回復したといいます。 以前から警告されていた事態だそうであります。 直接の原因は分かっていないそうですが、送電系統に異常が発生し、複数の発電所が損傷を回避するため、次々に自動停止したとのこと。 日本の送電網は、一つの電力会社の管内では、万一の事故に備え、迂回ルートを用意してあるそうですが、果たしてこのようなケースを未然に防げるかどうかは疑問であります。 この夏、東京電力の原子力発電所が停止した首都圏は大停電になる恐れがありましたが、東京が夏をほぼ乗り切り、ニューヨークで停電が起きたのは皮肉の話となってしまいました。
今回のケースは、中小企業経営においても、規模の大小は別にしてもリスクに対する備えがすべてを左右するという教訓のような気がいたします。 日々の忙しさにかまけて本来とるべき手だてを怠ると、不断の努力が水泡に帰してしまう事になりかねないということをものがたっているのではないでしょうか。 今一度、自社の企業経営についての長期ビジョンにたったあるべき姿・とるべき行動を再認識していきたいものですね。 2003/ 8/15(金)曇り 『加茂川縦断2キロ大ナイアガラ』 昨日14日は、小雨の中、第18回越後加茂川夏祭りが行われ、夜9時からはフィナーレの大花火大会。 噴水花火や超大スターマイン、2尺玉5連発など、大輪の花火が夜空を彩り、花火大会を締めくくる「加茂川縦断2km大ナイアガラ」が加茂川に架かる8本の橋を結んで、まぶしい光のシャワーが加茂川に降り注ぎ最高でありました。 それにしても肌寒い一日。長袖姿の人も多く見受けられた真夏の一夜でありました。 阿部煙火工業の皆さん来年もよろしく。 2003/ 8/14(木)雨 『常に体を緩めておくこと』 残念ながら、高校野球新潟県代表の中越高校は惜しくも惨敗でありましたが、その健闘をたたえたいものです。
12日の大リーグでイチローがまたまた、レーザービームを復活しました。 1点リードの七回一死、ヒンスキーの右前打で三塁を狙った一塁走者ジョンソンを補殺。右翼からの力強いダイレクト送球は2年前、全米の野球ファンを驚嘆させた一投の再現となったと新聞は伝えています。
イチローの言葉です。
「おそらく(一塁走者が二塁で)止まるだろうと思っていたから、少し驚きました」 「あれ以降、あのタイミングで走ってくれるランナーはいなくなっていた。そういう意味では退屈してました」 「でも、僕にはそれほど特別なプレーではない。すべてが通常の動きであって、自分が驚くプレーではないです」 「ウオームアップなしで何であんなボールが投げられるんや?」という長谷川のつぶやきに対して、 「常に体を緩めておくこと。あらゆる関節と筋肉をリラックスさせて…。打球が来る前に緊張した状態をつくると、その後の動きがスムーズにいかないから」
あらゆる関節と筋肉をリラックスさせておくことであのスーパープレイができる、しかし、本人は通常な動きで特別なプレーではないという意識のようですが・・・。 プロ中のプロですね。自分の能力を発揮するために最高の状態に自分自身を持って行けるということはすばらしいことです。 2003/ 8/13(水)晴れ 『成功の要諦』 一昨日のこのコーナーの回答です。 なぜ、彼らの踊りは100%の確率で雨を呼ぶことができるのか。それは彼らは雨が降り出すまで踊り続けるからだ。一見、単なるなぞなぞのようで、何だと思われるかもしれないが、信じるものは救われる。信念をもって信じ続けることの大切さ。最後まであきらめないで行うことの大切さを教えてくれるのだ。何かを始める時、この信念をどこまで持てるかが大切なことなのである。・・・と書かれてあります。 この答えの感想はいかがですか。 11年前の11月25日に加茂JCで松下政経塾の坂東弘康氏をお呼びして公開講演会を行ったことがありますが、その際坂東氏は、素志貫徹の事として「成功の要諦は、成功するまで続けるところにある」と力説されたのを思い出しました。 何事も信念を持ってやり抜く・やり続けるということが大切と言うことですね。
明日は地元の夏祭り第18回越後加茂川夏祭りです。 市内を流れる加茂川を縦断する2キロの大ナイヤガラは壮観であります。天気予報ではちょっと雨が心配になってきましたが。 2003/ 8/12(火)雨 『第3回IT実践塾』 昨夜は、当事務所主催の第3回目のIT実践塾でありました。 1回目、2回目に引き続き、静岡から加藤先生をお迎えしての開催であります。 今回は参加者が少人数(2名)だったため、参加された方は超ラッキーでありました。ほとんど一対一での対応で進行。 ホームページは、デザインがすばらしいものをつくるか、それとも商品が売れるものをつくるか。 当然売れなければホームページの価値が半減してしまうということで、必ず売上に結びつくホームページづくりというコンセプトで進行であります。 参加者から加藤先生が問答形式に聞き出しながら、同時進行でスクリーンにみるみるうちにその企業のオリジナルのホームページが完成。加藤先生の感性のすごさには改めてびっくり。 ホームページをつくるつくらないにかかわらず、自社の取扱商品は何が強みで、どういうコンセプトを持っているかと言うことか゛改めて考えさせられた時間でありました。 自社の強みを再度認識することによって、その商品をお客様が使ったらどんなにいいだろうということを思い浮かべて提供するということが最大のセールスポイントいうことですよね。 加藤先生が指導された新井商工会議所のサイト 次回は、10月開催。どなたでも参加大歓迎であります。
昨日の問題の解答は明日に延期させていただきます。答えがまだの方はもう1日考えてみてはいかがでしょうか。 2003/ 8/11(月)曇り 『雨乞いの踊り』 次は、昨日届いたある専門誌(9月号)に掲載されていた今月の言葉です。 アフリカのある部族では、雨乞いの踊りを踊ると必ず雨が降ります。 それはなぜでしょうという問題です。 皆さんも是非考えてみてください。答えは、その雑誌の別のページに掲載されていますが、その内容は明日に・・・。 今週は、今日・明日のみ業務。13日から17日まで夏期休業となりますので時間を有効に活用したいものです。 『心地よい雰囲気を体感』 事前の心配とは裏腹に、台風10号は、昨日風雨ともそれほど強くならずにあっというまに通りすぎていきました。一安心であります。 昨日、車の点検に某ディーラーに伺った時のこと。 店長の佐藤さんがいつもの笑顔で小走りに近寄り、お世話様です、山口さん・・・、と一声。すかさず、若い女性スタッフの方が近寄ってきてお飲み物は何がよろしいですかと、メニューを提示しながら・・・。私は、オレンジジュースを、と一言。少々お待ちください、と女性。 その時の女性のお辞儀の姿勢がとても好感が持て心地よい雰囲気をかもしだしてくれました。 ちょっとした基本動作に笑顔が伴って、客を心地よくさせてくれるというのはとても重要な事柄で、うれしいものであります。 そして、用がすんで帰る時は、店長が傘を私にかざし、車までエスコートし、車が道路にでる時は店長と工場長の2人で、私の車を誘導までして頂いた次第。 昨日は、台風が近づいてきている最中ながら、心地よいひとときを体感することができました。 貴重な体験でありました。 2003/ 8/ 9(土)曇り 『経営課題の検証』 慢性的な赤字企業には何らかの課題を抱えているところが多いといわれます。 この課題を根本的に解決し、企業体質を変えない限り黒字には転換できないことになります。 景気の回復に期待し、「一生懸命働いていればいつかはよくなると思いこんでいることが黒字に転換しない最大の理由」になっている場合が多々見受けられます。 その要因を探るには一般的に大きく分けて@経営体質A財務体質B商品力C販売力Dマネジメント力の5つの経営課題を検証する必要があります。 そして、@赤字要因の撲滅A再建計画の策定(3カ年計画)B年度計画の実行(1年目にやるべきこと)の実施です。 6日のこのコーナーで書いた「針鼠の概念」ではありませんが、選択と集中による経営方針を示し、経営数値目標をはっきりさせることにつきると言えるのではないでしょうか。
倒産する会社は、「ある日突然倒産するのではなく、だらだらと赤字を垂れ流し、最後にバンジージャンプのように後ろから突き落とされて倒産する・・・」という言い方をしている方がおりました。 いずれにしても、お盆休みや夏休みに今一度経営戦略を練る時間をとりたいものですね。 2003/ 8/ 8(金)晴れ 『月900円の保守サービス』 おかげさまで、一昨日パソコンが完全復活いたしました。TKCの保守サービスはパソコン1台月額900円(当初1年間は無料)という激安。さらに損害保険付きで、万が一盗難や火災などによる損害が発生した場合は自己負担なし(免責ゼロ)で最新機器を翌日お届けというサービス付きです。 パソコンを安心して使うための至れり尽くせりのサービスであります。 このTKC保守契約のため、ハードをそっくり交換し、完全復活いたしました。 月額900円は、他の保守サービスの数分の一の超低料金。 安心してパソコンを使うためにはぜひ保守サービスを含めたところのトータルで検討すべきですね。当然操作等のサポート体制の完備はいうまでもありませんが。 今日は台風の影響で気温が上がりそうです(フェーン現象)。 2003/ 8/ 7(木)晴れ 『路線価が大都市圏と地方と二極化』 2日のこのコーナーで書きましたが、今月1日に路線価が公表されました。 調査対象は全国約41万地点で、平均は1平方メートル当たり12万1千円となりました。これは前年に比べて6.2%下がっており、前年の下落率6.5%よりは縮小していますが、11年連続の下落となりました。 都市圏別の標準宅地の平均路線価は次のとおりです。 平成15年分 変動率(カッコ内は前年) 全 国 121千円 △6.2%(△6.5%) 東 京 圏 263千円 △4.0%(△5.2%) 大 阪 圏 168千円 △8.7%(△9.4%) 名古屋圏101千円 △6.5%(△7.0%) 地 方 圏 60千円 △7.7%(△5.7%) *1平方メートル当たり。 東京圏、大阪圏、名古屋圏のいずれにおいても下落率が縮小していますが、地方圏では拡大しています。再開発などで下げ止まり感が出ている大都市圏と地方の二極化が際だつ状況となっています。 東京や大阪など13都府県では下げ幅が縮小しています。それ以外の34道府県では、下げ幅は横ばいか拡大しています。特に山梨県、福井県、兵庫県、長崎県では、10%以上の下落率を記録しました。新潟県は7.8%の下落率です。 路線価図は、国税庁ホームページにも掲載されています。 「路線価」は、主要な道路に面した土地1平方メートル当たりの評価額で、相続税や贈与税の算定の基準となり、公示地価のほぼ8割を目安に算出されているものです。 景気回復のために、1日も早く、この下げ止まりを押さえてもらいたいものです。 2003/ 8/ 6(水)晴れ 『針鼠の概念』 パソコンの調子が不具合のため、本日はおくれての更新です。
21世紀に勝ち残る経営というテーマでの講演の中で、講師がビジョナリーカンパニーUの針鼠(はりねずみ)の概念をたとえに講義。 ・・・狐はいろいろなことを知っている。これに対して針鼠はたった1つ肝心なことを知っているという話を披露・・・ ちなみにこの「ビジョナリーカンパニー」は経営書のスタンダード本。成長し続ける偉大な企業の条件を探る内容ですが、1994年に発売され100万部の大ベストセラー。この続編の「ビジョナリーカンパニーA飛躍の法則」という本が昨年末に出版されましたが、こちらも前作に劣らない面白い内容。
この続編は、「普通の会社が偉大な会社に飛躍する条件は何か」を探ってるもので、示されている条件は全て興味深いものばかりですが、その中で特に、「飛躍企業は例外なく、単純明快な戦略をもっている」という点。 ここで、飛躍企業といっているのは、一時的に急成長するだけでなく、飛躍した後も偉大な企業としての地位を確保することが条件といっています。 それに対して、衰退していったライバル会社の方は、複雑で難しい戦略を持っている企業がほとんどであるということといっています。 企業経営においては、自分なりの「針鼠の概念」を一所懸命に探すこと。それは、「他人に対して強みが発揮できる」、「それにより高い収益性が狙える」、「情熱を持って取り組める」という3つの条件が備わったものだとか。 ぜひぜひ、自分にとっての「針鼠の概念」は何なのか、改めて考えてみたいものです。
その後、総会・懇親会があり、久しぶりに夜遅くまでの情報交換の場に。それにしてもTKC新潟情報センターの谷センター長(女性であります。)は、我々のために夜遅くにもかかわらず最後までおつきあい頂き感謝する次第であります。いつも夜遅くまで活躍のようですが、人ごとではありますが家庭のことは大丈夫なのでしょうか。気がかりではあります。 2003/ 8/ 5(火)雨 『会社のコンセプトを明示』 昨日、ある会議後の懇親会でのことです。 市内のある会社の私とほぼ同年代の専務さんとの会話からです。 自分の会社では求人の際に、ハローワークへ求人票を当然提出しているけれども、もし求職者が自社に応募したいという時は、会社の求める人材についての考え方等を書いたものを読んでからにしてもらいたいと言うことで8ページにわたって書かれたものハローワークの職員に渡してあるそうです。 この内容は専務さん自身が書かれたものだそうで、会社の特徴、方針、人材育成の考え方、欲しい人材像等が書かれており、会社の雰囲気はアットホーム的な感じであると書き添えて、このような会社で自分自身の今後の人生の大半を共にし、やり甲斐を持って頑張りたいという方であれば応募してもらいたい等の内容だとか。 応募頂く段階で、人材が絞られ、後は段階を踏むもののお互いの相性を判断して最終的に採否を決める。 欲しい人材を明確に表現し、応募者を募るやり方で、戦力となる人材が現実に採用されているとか。 当然会社の業績も良く、毎年公示法人(所得4000万円以上)となっている会社です。 専務さんの話されている時の生き生きとした表情がとても印象的でありました。 2003/ 8/ 4(月)晴れ 『星野監督の組織哲学』 昨日は、家族全員で東京の叔母の一周忌法要に参列。 その際、方丈様の話の中で、今年は30代、40代の方の葬式が多いと話されていました。人生のはかなさを思い知らされたひとときでありました。 今日の日経産業新聞に星野・阪神監督が語る組織哲学が1面に掲載されていました。 保身に走れば指揮官は負け。ほめ、けなしを競う集団にとの見出し記事。興味があるところです。 『生涯を貫く理念を』 昨夜は暑くて本当に寝苦しい夜でありました。これが、普段の年の夏なのでしょうが・・・。 今日も何とかコンピュータの機嫌が良いようでこうして更新しております。
先日31日に紹介した月刊致知8月号の記事の中に、プロの条件という特集記事で当事務所が利用契約している株式会社TKCの飯塚真玄社長の記事が5ページにわたって掲載されています。 タイトルは経営のプロtェッショナルを目指そう。その中で優良企業はなぜ有料たり得たのかとの項の中で、TKCが先頃実施した優良企業調査の行動特性結果について述べています。 ・・・・・あなたの会社は経営理念がありますかの問いに対してあると答えた会社は利益1億円未満の会社では54%、1億円以上3億円未満の会社では71%、3億円以上の会社では82%と、利益が大きくなるにつれて、理念が有効な昨日を果たしていることがわかったのです。 それから、経営理念と製品・サービスの開発は関係があると答えた会社は、それぞれ75%、79%、85%でした。 経営理念は単に経営者の自己満足ではなく、明らかにその経営体にいい影響をもたらしていることが証明されたのです。経営理念に基づいて会社の製品開発やサービス開発を練り込んでいくと、それがその会社の独自性となり、業績にはっきり結びつくことがわかりました。逆に、経営理念がしっかりしていなれば、外部の状況によって会社の業績が振り回されてしまうことになります。 当社にはこれまで、こういう仕事をやってみないか、こういう会社を買ってくれないか、などといろんなオファーがきましたが、それらは皆当社の理念からはずれるものだったため全部断ったきました。この度の調査によって、当社が発展してきたのも、経営理念がしっかりしていたからだということを改めて実感しています。 そのため、いったん立てた経営理念は生涯貫く気持ちで取り組まなければなりません。体を絞るような気持ちで経営理念をつくり、それを業務を通じてしっかりと絞り込んでいくこと。それが真のプロ経営者への道につながると私は思います。・・・・・
生涯を貫く理念を確立し、守りの経営から攻めの経営・独自性の経営へ切替得てこそ、生き残る企業となり得るということですね。 2003/ 8/ 2(土)晴れ 『路線価11年連続下落』 国税庁は昨日2003年分の相続税、贈与税の算定基準となる土地の路線価を発表致しましたが、11年連続の下落で、下げ率は6.2%。 県内13税務署の路線価は10年連続平均7.8%でした。長引く景気低迷で土地需要が減退する一方で、商店街の郊外化で、単価の高い既存商店街の落ち込みが大きいことが路線価の大幅な下落につながっているようです。 ちなみに三条税務署管内での最高路線価(1平方メートルあたり)は、三条市本町3丁目で、昨年の15万5千円から13万円に下がり、16.1%の下落です。 はたしていつまで下がり続けるのでしょうか。 土地の流動化を図るための施策をもっともっと強化してもらいたいものです。
当ホームページを更新しているコンピュータの調子が悪いために、更新が遅れました。ハードウエアの交換が必要という保守会社からの診断結果です。休み明けの4日の交換とのことですので、明日から3日間はコンピュータのご機嫌次第では、当ホームページの更新ができないことも考えられますのでご了承下さい。 幸いなことに保守契約しているおかげで、無料でハードの交換となるようです。 2003/ 8/ 1(金)曇り 『ベビースターラーメン』 子供の時から駄菓子屋で売られていたあのベビースターラーメンが今も健在で子供たちを魅了しているとか。 インスタントラーメンをそのまま食べるというアイデアから生まれたこの商品は、ラーメンの製造中に麺のかけらがあちこちにこぼれてしまう。「もったいない」ということで従業員に配った際、「うまい」と社内で話題になり商品化案が浮上。1959年の発売以来人気商品に。 先日、新商品のベビースターラーメンとピーナッツを組み合わせた商品「ラーメンおつまみ」を購入。なかなかのものでありました。 それにしても、44年も売れ続ける商品に誰が想像したでしょう。 意外なところに、ヒットするアイデアが転がっていると言うことですね。 |