2002/10/31(木)晴れ

『達成感・充実感』

講師を担当し一昨日で修了したセミナーの受講者の方よりメールを頂きました。

・・・先生のおっしゃった一言一言が心の中に響いております・・・と書かれております。

過分なる講師冥利に尽きる内容でありました。話したいことが多くありすぎてまとまりのなかった5回シリーズの講演でありましたが、本当にうれしいの一言であります。

今回のセミナーをきっかけに、今後の知識の向上に役立ていただければと思っております。頂いたメールのおかげで自身、達成感・充実感が大の講演となりました。本当にありがたいものです。

 

昨日、ついに原巨人軍が日本一になりました。

次は、胴上げをされての原監督の感想です。  

・・・・・本当に、選手のおかげ、そしてファンの皆様のおかげだと思っております。結果的には4連勝という形になりましたけど、両軍とも死力を尽くして、ギリギリのところの戦いの中で、このシリーズは我が軍が4連勝することが出来たと思っています。特に選手が、本当に野球が好きで、ジャイアンツが好きで、野球少年、野球小僧になって一生懸命やってくれた結果だと思います。本当にこのシリーズは1人1人がたくましく、そしてまぶしく見えました。(清原選手は)非常に大きなホームランだったし、チーム全体にね…声も先頭に切って、満身創痍の中、やってくれたということに関しては、強いスピリットを感じます。二岡はよく打ちましたね。1戦目からずっと一緒で、練習とか色々な部分で思い出すところが多かったですね。非常に成長してくれました。(満塁ホームランは)感謝ですね。(最終回の河原投手投入は)これもウチの戦い方の今年の大きな部分ですから、最後はもう河原で締めて、そしてみんなで喜びを分かち合うということをしたかったですね。選手には、もう感謝…大変ありがたいと。それよりもですね、やっぱりここにいらっしゃっている、もちろん西武ライオンズファンの方も最後まで見届けていただいたし、ジャイアンツファンの方、そして全国でテレビで見て応援してくれているジャイアンツファンの皆様に大変感謝申し上げます。(4連勝でのシリーズ制覇は球団史上初だが)これは結果的な部分で、やっぱり全力で1戦1戦、戦ってきた結果がこの形になったというふうに自分では思っています。(西武は)やっぱり特別なチームなんです、ジャイアンツにとっては。そのチームと戦えて、また、日本一になれたということは、大変大きな意味があるというふうに思います。(試合終了の瞬間は)やっぱり9月の終わりに、長嶋前監督から監督を引き受けまして、色んな思いがなんかこう…流れてきまして、感無量でした。自分の中ではまだプロローグ、これから始まります。・・・・・

選手が野球が好きで、ジャイアンツが好きで一生懸命やってくれた結果で、選手に感謝していると述べています。達成感・充実感をナインと共有できた素晴らしい瞬間のインタビューですね。

あと、今年も残すところ2ヶ月となりました。悔いのない日々を送りたいものです。(もう、クリスマスケーキの注文カタログが届きました。)

2002/10/30(水)曇り

『仕事は速くて雑がいい!?』

上記タイトルの書籍の書評がある雑誌に掲載されていました。

リストラとは無縁の、会社にとって不可欠な人材になるにはどうすればよいか?組織戦略・人事戦略・ヘッドハンティングのプロ達が「売れる人材」になるための秘訣をあかす内容であります。

・・・企業が欲しがる人材になるための方法

・仕事は雑でもいいから、早く仕上げるようにする。そうすることで、仕事に取り組む意欲が高いことを上司に示す。

・仕事は速くすると共に、安く・正しく・楽しくやる。そして明確な仕事観をもって取り組めば、自ずと成果は上がる。

・リストラに脅えないためには、会社を辞めたつもりになって、組織を離れた時の自分を客観的に見つめ、足りないものがあるかどうかチェックする。そのことで気が楽になり、前向きになれる。

・会社を愛し、会社と相思相愛の関係になる。そうすれば、恋愛が自分を磨き、輝かせるように、仕事を通じて自分自身も磨かれる。

・組織に属している限り、オフコースマンとして、まず組織の求めることを忠実にこなして、きちんと結果を出す。

・人事などのコスト部署の人間がリストラの対象とならないためには、常に「利益を生み出す仕組みを作る発想」を持つ事が大切。

・社内の事情がおよそ見通せる入社8〜10年目に、転職すべきか否か、自分の将来について真剣に考える。

・企業に属していても、フリーの感覚で仕事をし、社の内外に自分のネットワークを築く。

・人材は、「サラリーマン」「専門家」「起業家」「プロフェッショナル」の4つに分かれる。サラリーマンタイプの人間が生き残るには、専門性を磨いて、プロフェッショナルにならねばならない。・・・・

 

会社が求める人材になるためには、自分自身をメンテナンスし、会社が求めるスキルや知識を身につける必要があると言うことですね。

そのためには、会社がどういう人材を求めどういうスキルを求めているのかということを明確にすることが前提ではありますが。

2002/10/29(火)雨

『ビジネススクール最終日』

ある機関より、ビジネススクール実践財務戦略講座として「財務諸表の見方・経営計画のつくり方」というテーマで5回シリーズで講師を引き受け、ようやく今夜か゛最終回となりました。

一週間に一回のペースでの開催でありました。有終の美を飾りたいものであります。

話は変わりますが、ホンダが昨日今期の中間決算を発表しておりました。

http://www.honda.co.jp/investors/financialresult/2002/2002_2nd/17.html

28日発表した2002年9月中間連結決算は純利益が前年同期比12%増の1947億円で過去最高です。

2002/10/28(月)風雨

『妙高山で初冠雪』

新潟地方気象台高田測候所は27日朝、妙高山で初冠雪を確認したと発表いたしました。

平年より12日、昨年より35日遅いといいます。


同測候所は「26日から低気圧が発達しながら北東に進み、秋一番の寒気が流れ込んできたため」と説明しています。

くれぐれも体調には気をつけたいものですね。

今週も一週間充実した週に・・・・・。

2002/10/27(日)雨

『日本シリーズ』

昨日よりプロ野球の日本シリーズが開幕。

初戦はジャイアンツが勝利いたしました。

今年の相締めくくりのシリーズ。

ペナントレースを勝ち抜いたチームの素晴らしいプレーを多く見せてもらいたいものです。

2002/10/26(土)くもり

『心を寄せる』

毎朝朝礼で輪読している職場の教養の昨日25日のタイトルです。

・・・・・「親孝行」という言葉を聞くことが少なくなった昨今ですが、日頃、私たちはどれだけ両親に心を寄せているのでしょうか。世に子供の幸せを願わない親はありません。つまり親の心につながり、親の願いを実現しようと努力することは、子供にとって、幸せへの一番の近道ということになります。・・・・・・親の命とつながる事で、仕事も人生も今以上に充実するのです。・・・・・・

感謝の念を常に抱きたいものです。

2002/10/25(金)くもり

『社長のDNA』

次の文章は昨日届いた日本経営合理化協会牟田学理事長の言葉です

 ・・・命を懸けた「考え方」は、必ず、遺伝するものである。

 厳しい環境の中で繁栄するには、特に、強い「考え方」が決め手になる。

 「考え方」とは、思想である。「思想」こそ、事業経営の最初の根幹なのだ。

 そして、社長業の実務で一番大切なことは、社長の「考え方」を社員の隅々にまで遺伝させることである。その便利な道具こそ事業発展計画書である。

 だから、事業発展計画書は、社長の「考え方」のすべてを、何がなんでも実践躬行しなければならないという気概で満たさなければ、意味を成さない。

 遺伝もしない。

 社長に業績への強い思い込みや執念があれば、その匂いは、DNAとなって、部下全員に瞬く間に伝わり、売上も、利益も急速に伸びていく現実を、幾社も、幾度もこの目でみてきた。

 不況でも、好況でも、いつでも、どんな時でも、社長業とは、業績を間違いなく上げるための計画と、その戦略を立案することが主体である。

 しかし、計画や戦略がどんなに長けていても、商品やサービスが磨かれていても、技術やシステムが優れていても、社長の「考え方」が事業発展計画書となって、社員に遺伝していかなければ、決して繁栄は築けない。

 いつでも、社長の考え通りに計画や戦略を第一線で実行するのは、社員だからである。  特に不況の中では、ライバルと比べて、社員の能力や熱意に差があれば、それがそのまま繁栄や業績の差となって現れる。

 たとえば、ネクタイ一本を買うのでも、ニコニコ愛想のいい社員と、ブスッと陰気な社員がいたら、私は120%、感じが良い社員から買う。ニコニコ愛想のいい社員を育てるのに、理屈はいらないのだ。

 近くに新しくて大きな店ができれば、お客様は、途端に移っていく。義理も人情も通用しない。始末して、始末して資金を蓄え、新しくて大きな店をつくることに備えるという「考え方」が実務として浸透していなければ、生き残ってはいけない。

 社長と社員の「考え方」に温度差があれば致命的となる。

 社長の「考え方」が遺伝して、溢れる熱意をもって全社員が一致協力することこそ、本当に強い会社を築く最大の要諦である。この真理を絶対に忘れてはならない。

 会社の強弱は、資本の大小や社歴の長短では決まらない。社長と同じ心のDNAを共有する人々を着実に増やし、質を高めることが、強い会社を創るのである。

 一日も早く、社長のDNAを増殖させる事業発展計画書をつくって欲しい。・・・

事業発展計画書は、企業経営をするうえで、なくてはならないということですね。

2002/10/24(木)雨

『守屋洋さんの講演』

昨日は、ある機関の10周年記念式典に出席。

その記念講演として、中国文学者・作家の守屋洋さんの講演を聞く機会に恵まれました。

テーマは「逆境の時代を勝ち抜くリーダーの条件・中国古典に学ぶ」です。

日本のリーダーがおかしくなったのは、そのリーダーに中国古典の素養がなくなったからではないかという切り出しで始まり、中国はオリンピックまでは大丈夫。中国のいい点は勢いがいい点。国民が若いせいとか。

最後の話で、何事も成功するには、回りのみんなから信頼してもらうことが大事。大切なものは「徳」。徳は事業の基なり。徳がない経営者は一時は栄えても長続きしない。要は人間的魅力をいかに高めるか。

その「徳」を構成する要素として次の6つを列挙。

@兼 A寛 B仁 C信 D勤 E義 であります。

この6つのうち、かけているものがあれば補う努力をし、自分を近づけることと言うことで締めくくられました。

とても気さくな方で、非常にわかりやすく、貴重な話をきけて大変有意義な時間を過ごすことが出来た次第であります。

守屋さんの新刊本「逆境にとらわれず、のびやかに」という著書を全員に配布されたため、早速読んでみる予定であります。不況・リストラに負けない70の人生訓が書かれてある内容です。

2002/10/23(水)雨

『目標バランスシートの作成』

昨夜は午後7時より、ある機関からの依頼による実践財務戦略講座・経営計画の作り方の4回目の開催日でありました。

5回シリーズの4回目で、昨日のテーマは「目標バランスシートを創る」であります。

前回当たりから、質問が活発になされ、話す側からは大変ありがたい研修の時間となってきました。全員が熱心に受講していただきありがたい限りであります。

経営計画の最終目的はいかに素晴らしいバランスシートを作るかであります。そのために、前回までに研修で行った利益計画目標等をもとにして、

@直前2期のバランスシートを分析

A直前2期に資金をどう運用してきたか分析

B次年度の資金運用計画表の作成

C目標バランスシートの作成

の順に具体事例をもとに説明。

目標バランスシートの完成後、分析結果を記入し、社長自身が満足出来なければ、もう一度利益計画目標・資金運用計画・目標バランスシートを洗い直す。これを納得いくまで繰り返す事が重要であることを力説した次第であります。

2002/10/22(火)雨

『販売がすべて』

どんなに素晴らしい技術、どんなに素晴らしい商品、どんなに素晴らしい商品があっても、それらを販売できなければ、意味がない。

販売無くして利益無し。さらには回収無くして利益無しであります。売れて当たり前の時代ではありません。売れる仕組みづくりこそ、技術開発、製品開発、商品開発と同等以上に重要なコンセプトであります。

以下は、日本経営合理化協会の牟田學氏の言葉です。

売上こそ、事業を繁栄させるすべての懇願であります。売上は、利益や、資金や、支払能力の源泉であり、会社に携わっている全員と、その家族の幸福さえも握っているものであります。その売上を順調に上げていくためには、、まず、全員が同じ思想と優れた技術を備えていなければ、なかなか成果に結びつかない。

牟田學氏の著書「社長の売上戦略」の一部の抜粋です。現在ベストセラーであります。わかりやすく書かれてある本で、ヒントが一杯。ぜひ、おすすめいたします。

ご注文は下記アドレスをクリックし、そのページの左側にある「社長の売上戦略」のところを再度クリック・・・。

http://www.jmca.net/book.html

2002/10/21(月)雨

『オレンジ色が売れる』

ヒット商品の決め手は目の覚めるようなオレンジ色とか。

本日の日経産業新聞に次のように紹介されています。

日産は3月に発売した新型「マーチ」や7月発売の「フェアレディZ」車体にオレンジ色を揃えたところ、マーチでは13%がオレンジで、新色ではオレンジが一番売れているとのこと。松田も8月発売の「デミオ」、トヨタは9月発売の「カルディア」にオレンジ色を設定。

オレンジ色の携帯電話の皮切りは、KDDIが2001年12月に発売した電話機で30万台を販売。

ファッションも含めて懐古志向が強まり、高度成長期に使われたオレンジなどの強い色が好まれていてると分析しています。

ちなみに当事務所は、一貫して「みどり」にこだわっております。

みどりも捨てたモノではありません。本日中に、キリンの「淡麗グリーン」が1000万ケースを達成する見通しとか。イメージカラーを「自然」や「リラックス」を連想させるグリーンを使ったこともヒットの要因と伝えています。

http://www.yomiuri.co.jp/02/20021021ib01.htm

2002/10/20(日)曇り

『パートも健康保険加入』

本日の日経朝刊によると、厚生労働省はパートタイム従業員の健康保険加入を増やす検討に入ったと伝えています。

2004年度に変更し、週20時間以上働いているか、年収65万円以上のパートに加入を義務づける方針。

パートを雇用する企業の保険料負担が重くなるほか、配偶者がパートで働くサラリーマン世帯も負担増となります。

2002/10/19(土)晴れ

『企業経営のリスク回避』

昨日は上記テーマでの講演を依頼され90分間話させていただきました。

要旨としては、企業経営におけるリスクの分類及び損害の内容・リスク回避の具体的方法等について説明。

自社のリスクをリストアップして認識し、@予防の必要性A万が一発生した場合の損失の補填方法等について私なりの考えあるいは実践していることを恥ずかしながら披露させていただいた次第であります。

レジメ作成のために、インターネットで検索していたところ次のようなホームページを見つけました。遊び感覚で、自社のリスク度をチェックしてみてはいかがでしょうか。

http://rmnavi.ms-ins.com/risk/index_risk01.html

2002/10/18(金)晴れ

『新証券税制の運用見直しへ』

 来年(2003年)1月に施行される新証券税制について、財務省はその運用面の見直し案をまとめたようです。これは新証券税制が「複雑で分かりにくい」と評判がよくないためで、今年中に政省令等を改正して円滑な実施を目指すとしています。

財務省がまとめた証券税制の改善案は次のとおりです。

<財務省がまとめた改善案の主な内容>

〔投資家の納税手続きを証券会社が一部代行する「特定口座」の改善〕

 @既存の保有株式を特定口座に移すことができる期限を2003年末   まで1年延長する。

 A特定口座に移す株式を選ぶ手続きを簡素化する。

 B1992年末までに取得して証券会社に預けている株式について実   際の取得価格を利用可能にする。

 C株式交換・株式移転した企業の株式について実際の取得日を引き   継げるようにする。

 D証券会社が源泉徴収した税金の納付を毎月から年1回に減らし、   還付申告を不要にする。

〔その他〕

E配当所得課税の軽減・簡素化をはかる。 など

※@〜Cは政省令等の改正で対応、DとEは法改正(2003年度税制  改正)で対応する方針。

証券税制については、株価の低迷もあり、今後もますます論議を呼びそうですね。

2002/10/17(木)晴れ

『環境経営』

昨日の天明先生の続きであります。

これからは環境経営を目指すべきと力説。生活者への迎合からの脱却という話の中で、下記の企業を紹介されておりました。

木の城たいせつの「100年住宅」。

この企業は、北海道夕張市にある住宅メーカーで、北海道に建てる家は北海道の木材を使うべきということにこだわり、さらに、その北海道産の木材を通常の木造住宅の3〜4倍使うとか。富士総研の調査で、北海道ナンバーワン。3世代住宅を売りとしていて、坪単価(45万円から)も高くない。階段も18段にこだわっているとか。

社長が自社の商品について、毎週日曜日に講演会にて話し、その話に共感した人でなければ契約をしない。親とけんかしているような人には住宅は売らないといった徹底振り。そのため、営業活動はなし。家を売るのではなく、地域の豊かな空間を売る等々。地球環境と家族の健康にこだわった企業で顧客に迎合しないという徹底振りであります。

http://www2.tky.3web.ne.jp/~tacbom/zkst/index.html

http://www2.tky.3web.ne.jp/~tacbom/zkst/kst0912/kst10.html

木の城たいせつから、ぜひ、建ててもらいたい気分になってきました。(しかし、北海道以外には建てないそうですので、北海道に移住するしかないと言うことですね・・・・・。)

2002/10/16(水)雷雨

『感動経営』

昨日は、宮城大学教授の天明茂先生の講義を聴講。その中での一部を紹介いたします。

これからは、「循環と共生」の感動経営へという中で、いくつかの企業を紹介。

・本物の豆腐にこだわり続ける「椿き家」・・・添加剤を入れなくても15日間持つ豆腐を開発。通常は15〜16種類の添加剤を入れるものですが、入れなくても良い方法を開発。水にさらさないで作り上げる豆腐。

http://www.piconet.co.jp/tsubakiya/

・お客様の期待を上回る心配りが感動を呼ぶ「サマンサジャパン」。ビル掃除会社でありながら、掃除作業員が、店員話サポート。サマンサクラブで心の交流。サマンサの由来は、あのアメリカのコメディホームドラマのほうきにのって登場するサマンサおばさんからとったとか。

http://www.samansa.co.jp/

・100キロウォークで社員と感動を共有する「七福醸造」。

http://www.shirodashi.co.jp/

 

感動を与えつつ、自然・命・こころを大切にする企業が発展するということですね。

さらに天明先生が力説していたのは、「OAが元気の会社のキーワード」とのこと。Oとは、お掃除。Aは挨拶ということであります。

2002/10/15(火)曇り

『建設復興』

先日、取り寄せた書籍「建設復興・生き残りの道はこれしかない」(中経出版、倉見康一著)は、建設業にとって強烈な内容でありました。

・・・従来型の公共土木元請けは「地域圧倒的トップ三社」の独壇場になる。そして、新時代の民間建設は「建設サービス業」の一人勝ちへ。施工は「施工サービス専業」が地域を圧倒。そのほかに残された道は「建設関連産業」への転身しかない。これが、「建設業界、生き残り三つの選択肢」であり、近未来ビジネスモデルである。しかし、近未来といっても、何年も先のことではない。一年から二年を経ずしてこれが現実になる。それ以外の会社には、「廃業」か「倒産」しか道は残されていない。もし、理解できずに、実行も不可能だと思われた方は、今すぐ建設業を廃業した方がいい。悪いことは言わない。時代はそれほどまでに劇的に変化しているのだから・・・。

逆の見方をすれば、それはピンチでもあれば、チャンスでもあるということ。そのためには、旧来型の業界常識を今すぐ、きれいさっぱり捨てさること・利益の概念を変え、全社員一丸となって全方向で売上を上げること・正しい目標を持って徹底的に実績管理をすること。

そんな原理原則的な経営手法が、今こそ必要とされているということでしようか。

2002/10/14(月)晴れ

『連休最終日』

今日は、体育の日で、連休最終日。心身ともリフレッシュして明日からの鋭気を養いたいものですね。

一昨日、久しぶりで一日とおしてスポーツで身体を動かした次第です。やはり、気持ちのいいものであります。

2002/10/13(日)晴れ

『ペイオフ延期』

政府は、来年(2003年)4月に予定しているペイオフの全面凍結解除を2年間延期し、2005年4月からとすることを正式に決定しました。

臨時国会に預金保険法の改正などの関連法案を提出する予定であります。

これによって、万一金融機関が破たんした場合でも普通預金は全額保護されるという措置は、2005年3月末まで継続となります。

ペイオフとは?

そもそもペイオフとは、金融機関が破たんした場合、預金払戻保証額を元本1千万円までとその利息に限るというものです。今年4月に、定期預金などについてはペイオフが解禁され、元本1千万円までとその利息しか保護されなくなっています。ところが、普通預金等については来年3月末まで全額保護され、来年4月からペイオフ解禁により全額保護されなくなる予定でした。それが普通預金等については、2005年3月末まで全額保護の措置が延長されることになるわけです。

この2年間延長について、政府は不良債権処理を行う過程での無用の混乱を避けるためで金融改革の一環としていますが、これは2005年3月末までに不良債権問題を終わらせることであり、不良債権処理は加速化すると思われます。

 今後、金融機関はより厳しい姿勢で臨んでくることが考えられ、企業側はそのことを念頭に対応する必要があるということですね。

2002/10/12(土)晴れ

『ホンダのDNA継承術』

上記タイトルの本を購入。

本田宗一郎が1948年9月に浜松市に資本金100万円で「本田技研工業」を設立してから54年。

これからも続くであろう危機と戦い、従業員に働く喜びを与えるには何が必要なのか。長引く不況で打ちのめされた日本企業が、元気を取り戻すために取り組むべき課題は何なのか。これらを感じとれる本であります。

ちなみに、この本は日経ビジネス人文庫で、552円であります。

2002/10/11(金)晴れ

『羽生善治』

25才で前人未踏の七冠を達成した将棋界の第一人者・羽生善治さんは、故・三浦綾子さんの作品の愛読者とのこと。

三浦さんの作品は、人々の心に光を灯し続けていかれるものが多く、希望を与え続けている内容だとか。

中でも「希望は失望に終わらず」を読み、心に光を灯された思いがしたと、羽生善治さんは雑誌の中で語っています。

 

出会いこそ、人の心を照らすということでしょうか。



ところで、その羽生さんが、9日上海で行われた第50期王座戦で防衛し、11連覇を達成したそうです。竜王、棋王と合わせて3冠を維持したとのこと。 おめでとうございます。

2002/10/10 (木)曇り

『独自コンセプトの樹立』

先日のある方からの話の内容です。

企業経営を行ううえで、経営計画は必ず必要である。

その場合 

 @その会社の事業の定義(どのような事業領域で       
                       どのようなサービスをするのか)
 A商品力
 B営業構造
 C生産力
 D人財育成・組織
 E財務体質   

等について、独自のコンセプトを樹立して行わなければならない。これらを明文化することによってはじめて社長の方針(経営計画)が作り上げられる…………。



「会社の方針」を示すことが社長の仕事ということであります。
経営理念をよりどころに今一度自らのシナリオを作り上げたいものです。

2002/10/ 9(水)曇り

『利益計画セミナー』

昨夜は、ある団体主催によるセミナー講師として講演。

テーマは利益計画であります。

自身が作成した、仮想商店ならぬ仮想店舗おいしんぼラーメン店の13年度の実績データを提供し、14年度は前年利益の10倍にする利益計画を受講者の皆さんから発表していただいた次第であります。

それぞれから、すばらしい具体的な戦略を発表いただき、大変有意義な、また、楽しい2時間となりました。今から、次回が楽しみであります。

2002/10/ 8(火)曇り

『四つの問い』

当事務所では毎朝朝礼時に「職場の教養」を輪読しています。

http://www.kyuhan.co.jp/osu.htm

その中で、「四つの問い」と題したページがあり、ある社長が新入社員の歓迎の挨拶の中で、今後の業務にあたっての心構えを話されたものです。

@この会社は何を目指しているのか。

Aこの会社は社会や地域にとってなぜ必要か。

Bこの会社は具体的にどんなことをしているのか。

C私は自分の立場で何をすべきか。

これらは@経営理念、A社会貢献度、B業務内容や経営戦略、C個人目標であり、生き残る企業の必須項目であります。

今一度再確認したいものですね。

職場の教養のサンプルが必要な場合は当事務所へお申し込みください。

2002/10/ 7(月)曇り

『企業減税6割に』

塩川正十郎財務相は6日のNHKの報道番組で、小泉純一郎首相が指示した先行減税について「(実質的な)規模は1兆5000億円くらいになる。うち6割相当は企業を中心に経済活性化のためにつくしたい」と述べ、企業関連の減税規模を9000億円程度とする方向で調整する考えを示したようです。

企業減税の中身について「(法人税率の引き下げは)直接考えていない」と指摘。設備投資減税など政策減税を柱に企業の税負担を軽減する考えで、研究開発減税では海外企業などへの研究委託も対象に加える方針のようであります。
個人向けの減税については「残りの4割だ」と説明。6000億円規模の減税で個人消費をてこ入れする。具体的には「証券税制とか土地税制、それに相続税、贈与税の関係を考える」と。

 

個人消費をいかに回復させるかが最大の課題かと思いますが、ぜひ、国民のサイフがゆるむようなものを願いたいものです。

2002/10/ 6(日)曇り

『何のために生きるのか』

昨日届いた月刊「致知」の11月号の特別講話として、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏の記事が掲載されておりました。

タイトルが「何のために生きるのか」。

運命を否定して何の益ありや・結果が出るまでには時間がかかる・因果応報の法則で運命は変えられる・感謝を理性にインプットせよ・生まれたときよりは少しはきれいな魂で・利他の心を持つ煩悩を抑える・一所懸命働くことが心を磨く最高の方法・一所懸命働くことがそのまま人生の目的・人生の目的をはっきり理性に刻みつける、という内容であります。

最後に、人生の目的は心を高めることである、しっかりと理性に刻みつけたいものです・・・・と締めくくり。

 

本日は、ちょうど、これから「心を磨くという研修会」にスタッフと共に参加する予定であります。

2002/10/ 5(土)曇り

『報徳』

昨日は一日、長岡で研修会に出席。

その先生の講義の中で、二宮尊徳についての話があり、尊徳はコンサルタントの先駆者的存在であったという解説。

尊徳は、村おこし手法を「仕法」と呼び、その中の根本思想である、「報徳」「心田開発」「積小為大」「分度」「推護」などの考えを確立。この思想は企業経営にも当てはまるとか。

数年前に事務所を新築した県内のK税理士先生は、事務所の玄関前に二宮尊徳の銅像を建立するほどの行動力でありました。

私自身も、あらためて尊徳の思想を学ばせていただきたいと痛感した次第であります。

2002/10/ 4(金)晴れ

『人生はすべてこころのもちよう』

高額納税者番付に何度も登場しているプロの商人、斉藤一人氏(「変な人の書いたツイてる話」の著者)。その斎藤氏の考えている原則についての大前提は、「人生はすべて心のもちようである」ということであります。


そこから導き出されるのが、

1,困ったことは起こらない
2,ツイてると思う、ツイてる

と言うという二つのことだとか。

 

・・・困ったことは起こらないと思っていれば、困ったことはなくなる。だから、困ったと思わなければよい。そして、ツイてると言っていれば、運がその人めがけてやって来る、という。そういった人生の大原則がある。
そのうえで、プロの商人とは、お客さんが喜ぶもの、あるいはサービスを売ってお金を儲けるプロのことを言うとしている。商人でありながら、儲けられないのは、侍で剣術ができないのと同じで、プロの商人とは言えないとまで言う。
そして、プロの商人が儲けることによって、世の中のお金はまわり、プロの商人が儲けることで税金が潤い、取引先、従業員、家族も潤って、ボランティアを支えることもできると言う。
ハイブロー流プロの仕事とお金儲けの法則をまとめると、
1,その商売やビジネスが自分の生きる道であるとの覚悟と喜びがあること
2,お客様、取引先が喜ぶのを見ることが喜びであり、幸福感があること
3,お金を儲けることは、社会に奉仕する手段であると思えること
4,以上を通して商売、ビジネスに打ち込むこと、そして結果を出すことが自分を成長させるのであることを知ること
となる。

さらに、もう一つ。それは読書をすることだ。マックス・ウェーバーが言うように、資本主義を生成させるためには、ある種の倫理性が必要だ。その倫理性を高め、仕事に対する意欲、それが自分の生きる道であるということを確認するためには、やはり読書だ。
常に、その仕事を通して、人を喜ばせ、お金を儲けるにはどうしたらいいのかを考え、そして、その仕事を通 して結果を出し、自分を成長させるのだということを忘れずに継続させるために読書がある。 しっかりと読書し続け、それによってプロの仕事をして、お金を儲けよう。読書をすることで情熱を燃やし、命を賭すほどの覚悟をもって不屈の心で仕事に打ち込もう。・・・

 人生はこころのもちよう。ツイていると思う。そう、ツイていると言い続けようではありませんか。

2002/10/ 3(木)晴れ

『経営者講座開催』

昨日は当事務所主催による経営講座「経営理念の探求そして古典に学ぶ」を開催致しました。講師は、東京・ハートランド総研所長佐々木直先生であります。

内容は、経営理念・哲学はなぜ必要か、日本を代表する経営者の経営理念・哲学、等について、古典を交えながらの2時間の研修であり、非常に有意義な内容でありました。

孔子は、「水と赤ん坊を愛した」ということにふれ、水には柔軟性とエネルギー、主体性、謙虚さ等があるとの説明等々も興味深いところでありました。

最後に、トップに立つ人間はこうあってはならないという5ヶ条を解説。

1.ブランド・ポジションにあぐらをかき自己革新の努力を怠っている  人物

2.全て自己中心から抜け出せない人物

3.相手、まわり、部下の痛みがわからない人物

4.人間性を高めようと思わない人物

5.古典を全く勉強していない人物

 

あっという間の2時間。今後も、経営講座を企画検討したいと考えておりますので、その際にはふるってご参加をいただければ幸いであります。

2002/10/ 2(水)小雨

『消費税免税がなくなる!?』

本日の日経朝刊からです。

・・・・・政府税制調査会は、基礎問題小委員会を開き、消費税の中小事業者向け特例のうち、基準となる年間売上高(免税点)を下回る事業者の納税を免除する制度について、法人への適用を撤廃する方針で一致した。

対象は個人事業者に限り、免税点を現行の年3000万円以下より引き下げたうえで適用する考えだ。消費税の中小事業者向け特例の見直しは、消費者が払った税金が事業者の手元に残る益税を圧縮するのがねらい。政府税調は2003年度税制改正で実現したい考え。・・・・・

 

すなわち、現行制度では、2年前の売上が3000万円以下であれば本年の消費税の納税義務が免除されるという制度ですが、法人についてはこれを撤廃。その結果、全ての法人が納税義務を負うということ。個人事業者については、引き続き免税点制度を存続させるが、3000万円という基準を引き下げて適用するということかと思われます。

法人と、個人事業者の取り扱いが異なるということで、課税の公平が保てるのか等を含めて、議論のあるところとか思います。理想は法人・個人とも免税点を残しその免税点を引き下げるというのが、現実的なのではという感であります。

益税の圧縮をということであれば、非課税売上が5%以内であれば、その非課税売上にかかる課税仕入れの消費税額も控除できるという制度をぜひ改正してもらいたいものであります。(中小企業は現行のままとし、大企業は適用除外とする。)この益税が莫大な金額になっているものと思われ、大企業有利になっている問題点であります。

2002/10/ 1(火)雨

『信念の男のプロ意識』

原ジャイアンツが1年目にして優勝。すばらしい限りであります。

ジャイアンツ4番バッターゴジラこと松井は信念の男とか。

打撃不振に陥ると、多くの人から助言を求める松井選手ですが、参考意見として耳を傾けても、アドバイスを丸飲みすることはまず無いそうです。あくまでも自分で考え最後には自分で決断することを貫いてきたといいます。

その姿勢の根底には、父であるの昌雄さんの影響があるといいます。

松井が何らかの決断を迫られたとき、それが些細なことであっても、昌雄さんは選択肢を提示するだけで決してこうしなさいと指示をしなかったとか。その理由を「人間は一日に何度も決断をしなければならない場面がある。例えば食事のときに何から食べるか、何時に寝るか。自分で考え、判断し、責任を負う習慣をつけさせたかったんです」と語っています。

結果はどうであれ、決して他人に責任を押しつけないのがプロというもの。我々も自己責任を徹底し、職務に邁進したいものです。

そういう意味でも、ぜひ、三冠王をとって欲しいものであります。

http://giants.yomiuri.co.jp/matsui.html

今日から10月、新たな気持ちでガンバリましょう。

当事務所に新たなスタッフとして、小柳直弘さんが入社いたしました。どうぞ、よろしくお願いいたします。