2002/ 3/31(日)

『運を上手につかむには?』

先日このコーナーで紹介した書籍「自分と未来は変えられる」を購入し早速愛読開始。

 

・・・・・人はよく運の善し悪しを口にするが、運はどこにでも転がっている。要は、それは、「つかむか見過ごすか」である。

例えば、朝起きて天気が良かった時に、「今日は運がいい」と思えるかどうか。ただ単に「今日は天気がいい」と、天気の状態を当たり前に思っているだけでは運をつかむことは出来ない。

どういうことかというと、天気の良い日には、お客に「今日はいい天気ですね」と声をかけることができ、そこが出発点になって次の会話へと進む。

このように共通の話題があれば、自ずと会話がはずむ。そして話の中には様々なヒントやチャンスが潜んでいるから、それを的確につかむことによってまた運が広がってくる。

このように「天気がいい」ということは、非常に運のいいことで、「これでお客様と同じ言葉を使える」と思う人は運がつかめる。しかし、ただ天気がいいと思うだけの人は運をつかめない。換言すれば、「可能性の高いことを当然だと思って見過ごしている」のが運の弱い人である。しかし、このような姿勢ではますます運に見放されてしまう。

「今日は天気がいい」ということのように、どこにでも転がっているような当たり前のことをどう感じるかーーーーーーー運は、それによって決まるのである。・・・・・

 

一昨日のセミナーで、講師の方が松下幸之助の話として「松下幸之助は学校を中退のため、何もわからなくて当たり前と考え、何でも聞くことが出来た」と。

自分の弱点や欠点等をプラスに捕らえられればこんなに運がいいことはないと思えることが出きるわけでありますね。

 

本日で、平成13年度も終わり。何につけてもくぎりの日であります。

気持ちよく締めくくって、明日から新たなスタートを前向きに切りたいものです。                                      

2002/ 3/30(土)

『割れた窓ガラスの法則』

「割れた窓ガラスを修復せず放置しておくと次々と窓は割られる」という理論を1980年代のニューヨークの地下鉄総裁デビット・ガン氏は2人の犯罪学者から聞いたとのこと。

ニューヨークの地下鉄がまさにその理論どおりであることに気づき、お金と労力はかかるが、地下鉄から落書きを徹底して消すことを決心する。「そんな事で犯罪は減らない」という多くの人の反対に会うが、デビット・ガン総裁はガンとして主張し、実行する。数日後に落書きは消したがまたすぐ書かれる。しかし、すぐ消すことを徹底した。結果は見る見るうちに犯罪が減少したと言う。

昨日(29日)届いたフナイFAXに、・・・・・うそつきについて考えさせられた。ウソがばれ雪印食品会社を解散することになり、また、外務省の高級官僚の更迭、国会議員の辞職等々に対して、この「割れた窓ガラスの法則」を連想した。小さなウソも放っておけば大きくなってしまう。「法則は少なく、しかし、違反者へは厳罰」が会社経営にも必要である。・・・・・

 

同感であります。ぜひ、そうでありたいものです。

2002/ 3/29(金)

『誇れるものはアピールを』

本日の日経新聞の新潟経済関係のページのコラム欄に上記のタイトルの記事が掲載されいてます。

・・・「うちより他にもっといい企業はたくさんあるでしょう」。新潟県内企業の経営者はそんな言葉をよく口にする。そんな企業に限って興味深い商品開発などに取り組んでいる例が多い。新潟の経営者は目立つことを好まない人が多いようで、首都圏などの経営者に比べ、アピール不足の印象はぬぐえない。控えめで我慢強い県民性は長所であるが、マイナスの印象をもたらす場合もある。「東京に商談に出向いて、自分の会社は新潟にあると説明したら、不安がられた」。県内中堅企業の社長からそんなぼやきを聞いた。商談そのものは成功したと言うが、新潟と東京の心理的な隔たりを実感したという。・・・新潟のイメージは「雪深い場所」といったステレオタイプなものが横行している。新潟を訪れた東京の知人が一様に口にする。「思ったより近い」「自然、料理が素晴らしい」は予備知識が乏しい証しでもあるように思う。・・・誇れるものはアピールした方がよい。それは県内企業にも言えることで、この情報化時代に何も発信しなければ、それだけでライバルから大きく遅れをとってしまう。・・・

 

まさに、沈黙は美徳ではなく、口を大にして大いに発信しなければ、いくらよい商品、いくらよい技術を持っていても宝の持ち腐れであると痛感いたします。過大アピールはよくありませんが、事実をより多くに伝える義務が経営者にはあると言っても過言ではないと思うこの頃であります。

2002/ 3/28(木)

『岐路』

昨夜は、市内で、「岐路」〜オンリーワンからナンバーワン〜というテーマでの講演会があり出席。講師は秋田市の株式会社ホリエの代表取締役堀江重久氏。印章・印刷・文具等を取り扱う会社の社長であります。

・・・人は、果てしないほど広い地球の上の、ただ一つの点に立っている。と同時に、限りもない昔から終わりもない未来にと続いて流れていく時間の、ただ一秒の中に生きている。そしてまた、今生きている一瞬一瞬は、前と後ろに二つの面をもっている。

一方は、暗い、冷たい、陰の面。ほかの一方は、明るい、温かい、陽の面。そして、どちらに向いて進むも、自由勝手である。ただ陽の面に進めば、常に喜びと幸福とが待っているが、陰の方に行けば、必ず苦痛・不幸がひかえているだけである。

それで苦痛に出くわした時は、百八十度に方向を変えて、さっさと進んでゆけばよいのであるが、人は案外おろそかである。古いならわしにとらわれたり、人のいうことにまどわされたりして、目がくらむ。不幸になっている時は、方向が違っていることがわかり切っているのに、まだ気づかずに、ずんずん深みに落ちていく。

ドロボウにやられた、スリにすられた、悪いやつだ、道義は地におちた、政府がなっておらぬ、などと憤慨したとて、何の役にもたたぬ。惜しい事をした、あの着物があったら、あの金があったら、などと残念がったところで、帰ってくるわけでもない。にくんだとて、なげいたとて、一物も益するところがない。これは暗い面に向かって、もだえている姿である。くるりと方向をかえるがよい。・・

これは講師の堀江社長が感動した「岐路」という文章の一部であるということで紹介。この「岐路」によって気づかされ現在の自分がある旨の話を披露。

世の中には自分と同じ人はいない。60億分のひとりが自分。活かされている自分がどういうことを提供していけば良いのか、自分以外の全ての人がお客様であり、その人々が喜ぶことは何なのかという投げかけで、職を全うし続けるとのこと。

印章はコンピュータ化の中で需要が落ちているが、どういうものをどういうところに提案して喜んでもらうかと日夜考え、秋田杉を使った20センチ四方の判を作り秋田の温泉に売り込み、和紙にこの判を押して日本一軽くて安い土産として売り込み(和紙1枚100円)大成功した事例などなどいくつかを紹介。

人間は小宇宙。宇宙のパワーは無限大、やればできる・・・。「デキマセン」「ワカリマセン」と言わないということを信念とされているとか。

 

私自身も天職を全うしたいと思った次第であります。

2002/ 3/27(水)

『銀行税の判決』

昨日、東京地裁が東京都の「銀行税」は地方税法に違反し無効、とする判決。

都に対して、2000年度分として徴収した約725億円の返還とともに、約18億円の賠償を命じた。銀行側の事実上の全面勝訴。

銀行税は課税標準を、収入から預金利子の支払いなど最も基礎的な経費を引いた額(業務粗利益)に置いており、事業税に外形標準課税を採用したもの。

これに対し、判決は銀行業の担税力を適切に反映するのは従来の法人所得であり、業務粗利益への課税は、地方税法の解釈として許されないと断定されたわけであります。

今回の判断は、都の銀行税が事業税に関する地方税法の定めに違反するか否かに限って示され、「銀行はバブル期より大きな業務粗利益をあげながら、法人事業税をほとんど負担していない」とする都の主張が退けられたのは、そのためでもあり、銀行税条例が都議会で圧倒的な多数で可決されたことも考慮されていないようであります。

判決は、地方自治体が地方税法に規定のない税を条例で制定する「法定外税」については直接、言及しておらず、問題を残す形となっております。

石原都知事は、今回の判決を不服として、控訴する方針を表明致しました。が、今後の行方が注目されます。

 

話は変わりますが、一昨日、子どもの卒業式に参列致しました。その際、校長先生の式辞の中で卒業生に贈る言葉として次の言葉を読み上げました。

『本気ですれば 大抵のことはできる                       本気ですればなんでも面白い
本気でしていると誰かが助けてくれる                      人間を幸福にするために本気で働いている者はみんな幸福でみんな偉い』

 

ホームページで検索したところ、「心を暖かくした言葉」として、いくつか紹介されていましたので掲載いたします。

心にしわを作らないような生き方をしなぁ いかん!!
人間は足から死んで行く(きんさん・ぎんさん)

パンの飢えがあるように 豊かな国にも思いやりや愛情を求める激しい   飢えがあります。誰からも愛されず必要とされない心の痛みです。与え   て下さい。あなたの心が痛むほどに……。 (マザー・テレサ)               

実るほど 頭をたれる 稲穂かな                         

すべては 心から始まる(井深 大)                           働くとははたを楽にすること      人の一生は重荷を背お負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。心に望み起こらば、困窮したる時を思いだすべし。堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。(徳川家康)

過去に起きたことは もう変えることが出来ない
しかし、未来はどのようにでも変えることが出来る。
楽しい未来を作るも 悲しい未来を作るも 
その人の自由である。現在は未来創造の出発点である。


どんな人でも心の至心所には、いつも清らかな泉が湧いている。

働くはうれし 働くはうれし
働きを見るはうれし 
共に働くはさらにうれし
働きつつ共に楽しみ
働きのみを共に分かつ
互いに感謝の思いに満ち
讃美してともに歌う
涙こぼるるほど うれし

大関の相撲 名優の芝居 幼稚園の運動会
見ていると涙が出る
全力があまりにも神々しいからである
はち切れるほどに塾した西瓜の美しさ
咲けるだけ咲いた野菊の美しさ 全力は美である
力いっぱいの現れは なんでも人を引きつける

優しいたった一言 あんなに悦んでくれるのか
恥ずかしいほどの品 あんなものを
あれほど悦んでくれるのか
世界中の人々に言葉をかけたい
私の持っているものをみんなに分けてしまいたい。

静かな池に小石を投げよ
丸い波紋が 大きく大きく広がって
どこまでも延びてゆく
人間の考えも行いも 善悪ともに
ひとたび動いた心の波は
永遠に延びてゆく
時間を超え、空間を越えて
無限に広がってゆく
正しい波 悦びの波の源を作れ

世界中で一番立派なことは一生涯を貫く仕事を持つこと
世の中で一番みじめなことは人間として教養がないこと
世の中で一番さみしいことは する仕事がないこと
世の中で一番醜いことは 他人の生活をうらやむこと
世の中で一番尊いことは人のために奉仕し決して恩にきせないこと
世の中で一番美しいことは すべてのものに愛情を持つということ

愛するものが一つでもあれば生きて行ける。
愛するものが一つもなかったら?
信じるものがあれば生きて行ける。
信じるものが無かったら?
一心になれるものがあれば生きて行ける。絶望が巨大だったら君はどうする?

もし、この世に何もなかったら?
苦しみと悲しみだけでこの世が満ちていたら?
愛の光を作るために、苦しみと悲しみと闘うことで生きて行こう。

2002/ 3/26(火)

『自分と未来は変えられる』

新刊書としてこのタイトルの書籍の書評が、昨日届いた雑誌に掲載されていました。副題は、「他人と過去は変えられない」。それはそうだなあという感であります。

著者は、プロ野球球団・福岡ダイエーホークス社長の高塚猛氏。かんき出版。

リクルート在籍時代に、当時の社長に指名され、再建不能と言われた盛岡グランドホテルに総支配人として赴任、1年で黒字化。1999年にはダイエーの福岡3事業(ドーム球場、球団、ホテル)の改革に着手。わずか1年半で黒字転換に成功。本書では、再建請負人と呼ばれる著者ならではの経営哲学を披露。

例えば「言葉の先行投資」。ビジネスの世界では、きれいごとは通じないというのが一般的な認識。しかし、氏は、「社会貢献」「儲けより社員の幸せ」といったきれいごとを堂々と口にせよと語る。利益確保はそのための手段だからこそ、当たり前なのだと言う。共感の輪を生み、支援者を募ることに長けた著者ならではの言葉。また、決断に必要なのは正しいか否かではなく「何が大切なのか」であると言う。そのためなら正しいことでも捨てる勇気を持てと論す。事実、福岡では、ドーム観客動員数308万人突破など、驚異的成果に結びついたとのこと。

 

人生訓としてもぜひ味わいたい一冊であります。近日中に自分なりの書評をこのコーナーでさせていただくことといたします。

2002/ 3/25(月)

『売り上げ不振とは』

<売り上げ不振>

「売るための努力をしていないか、売れる商品を仕入れていないからです。または、品切れを起こしているからです。」

 

「本日のできる心得」としてメールマガジンで先日届いたものです。まさにその通りでありますが、あまりにも、あたりまえすぎてだからどうだと言いたくなるような解説であります。しかし、これが全てでありそれにどう対処するかということではないでしょうか。奥が深い48文字であります。即、具体的行動を・・・。

今日からまた、新しい一週間の始まり。また、月末の週であります。段取りよくスケジュールを組み、限られた時間の中で仕事をこなし、充実した一週間にしたいものです。4月の業務予定をたてつつ・・・。

当事務所のスタッフの皆さんには、昨年10月にお願いしておりました今月末までに提出すべき物の準備をお願いいたします。

2002/ 3/24(日)

『日銀新潟支店長の講演』

昨日は、久々に日本銀行新潟支店の上野支店長の講演を聴く機会に恵まれました。テーマは、「これからどうなる日本経済」。

次はその要旨です。

・・・・・新潟県は、離婚率が全国で47位の最下位、犯罪率も46位。越後のグッドライフ(いい暮らし)である(上野支店長の命名)。ここに、経済基盤をつければよい。

新潟県の顔は@ゼネコン大国A農業大国B地場産業県C出先工場県D観光立県である。

新潟県経済を活性化するには地元の企業が元気になること。そのためには、@ニッチトップ(すきま産業)に特化し全国3本の指に入る。A交流人口を増やす(観光とビジネスで増やす)。小樽を例にとると、小樽は人口14万9千人であるが、観光流入は859万人。小樽運河は地元の有志がつくった。若い人が活躍している。・・・・・

首都東京からの新潟のイメージは遠くて良いところ程度の認識しかない。もっと、新潟を知ってもらう努力が必要、と力説されておりました。自社の強みを再認識し、それに更なる磨きを掛けることが大事である事を再認識したところであります。

上野支店長に、いつお会いしても、親しみがある方であります。日銀新潟支店をスタッフ全員で訪問させていただいたときのことを思い出し(支店長室まで通していただきました)懐かしく思う次第です。

2002/ 3/23(土)

『最高のサービス』

次は、昨日届いたメルマガの一部です。タイトルは「最高のサービス」であります。

・・・・・先日、大阪のリッツカールトンホテルに行ってきました。このリッツカールトンは、ご存知の方も多いかとは存じますが、いくつもの「ホテルランキング」で1位に選ばれている、素晴らしいホテルです。

噂に違わぬ、それはそれは上質の空間とホテルの方々の行き届いたおもてなし…。さすが!の一言でした。副支配人のSさんにお話を伺うことができたのですが、リッツカールトンの従業員心得帳ともいうべき、小さな折り畳みの紙に、なんとも面白いことが書いてあるのです。

そこには、「紳士淑女をおもてなしする私たちも紳士淑女である」とあるのです。

ご説明によると、「お客様とは、対等とはいわなくとも、決して隷属するような関係であってはならない。そのような関係では、決してお客様に感動していただけるサービスを提供できない。単に満足のサービスのレベルでは、我々はだめ。お客様に期待以上の、そして、感動していただけるサービスをご提供しなくてはならない」さらに、「従業員の満足がなければ顧客への素晴らしいサービスは提供できない」と。

そして、万一経営陣にとって満足な収益や計画に売り上げが満たない場合は、もう一度この「社員心得帳」みたいなものを何度でも繰り返すとのことでした。まさに原点に立ち返る… です。

そんなことで本当によくなるのか? という疑問をぶつける方々も多数いらっしゃるそうですが、事実は驚異的です。客室稼働率年間平均87パーセント、客単価大阪一の3万円以上!驚愕の数字です。

本物のサービスは収益に直結する。収益に結びつかないサービスは偽者である、とは私の大好きなとあるコンサルタントの先生の言葉ですが、本当のことだと実感させられた今日この頃です。ああ、それにしてもいい部屋でした。また泊まりにいきたいな〜 本当にすばらしいホテルでした!・・・・・

 

お客様とは、どちらが上、下ではなく、同じスタンス目線で、関わらせていただくと言うことを常々スタッフには、話していましたが、まさに、リッツカールトンはそれを徹底することによって感動して貰えるサービスを提供しているのでしょうね。

2.3日前のこのコーナーでも書きましたが、それと同じように「お客様に期待以上のサービスを提供」とありますが、これが、最大のテーマであると再認識した次第であります。

以前から機会を見つけて、泊まりたいと思っていたこのリッツカールトンホテルで本物を体験したいという願望が更に高まった次第です。

2002/ 3/22(金)

『こだわり』

昨日、このコーナーを楽しみに読ませてもらっているという意見を頂きました。たわいもないことを自分勝手にただ、書きつづっているだけのものではありますが嬉しい限りであります。

このコーナーは、平成13年1月13日(土)から、毎日書き続けているわけですが、これも私のいくつかあるこだわりの一つであります。

こだわる・・・@心が何かにとらわれていて、自由に考えることが出来なくなる。気にしなくていいようなことを気にする。A(いい意味で)細かいことにやかましくする。Bつかえる。障る。C苦情を言う。文句をつける。

大辞林で引いたところの意味であります。

しかし、ある時、17年ぐらいも前のことでしようか。新聞に、まちづくりの関連の記事で、ある方が、こだわることは、愛着を持つということで大切なことです、とコメント。それ以来、こだわることは、良いことと置き換え、大切にしているというわけであります。

愛着とは・・・@慣れ親しんでいる人や物に心をひかれ、はなれがたく感ずること。あいじゃく。Aアタッチメント

とありますが。

何でもプラス発想に持っていくという強引さからでしょうが、これからもいい意味でこだわっていく所存であります。

ところで、皆さんのこだわりは何でしょうか。

2002/ 3/21(木)

『住宅資金贈与の特例』

次は、先日の問い合わせの事例であります。

平成13年より、贈与税の非課税上限額が60万円から110万円に引き上げられたのに伴い、住宅を建てるときに親からお金を贈与してもらう場合の住宅資金贈与の特例の無税枠が300万円から550万円に引き上げとなっています。

要は、1年間110万円の贈与税非課税枠を向こう5年間分の550万円(110万円×5年)を使って計算して良いですよと言う特例であります。ですから、この特例を使った場合において、向こう5年以内に、何らかの贈与があった場合には、110万円の非課税枠は使っているので控除は出来ないということになりますので念のため。

この特例は、550万円を越えて贈与された場合でも5分5乗方式という方法で計算するために、通常の場合に比べ税額が安くなることになります。

仮に1000万円の資金提供を受けた場合には、税額は45万円で済むことになります。計算方法は、1000万円を5で割り、200万円。この200万円から非課税枠の110万円を差し引き90万円。90万円に対する贈与税率10%を乗じて9万円。今度は、この9万円を5倍してあげて45万円という計算であります。

即ち、1000万円の贈与を5年分割でもらったと仮定した場合の計算をして税額を計算し、これをまとめて納めるということであります。この方法で贈与税の累進税率を緩和させることが可能となるわけですね。

この特例を利用しないもう一つのやり方は、親から資金提供してもらった金額に見合う割合を親の名義として登記する方法であります。例えば子ども本人が1000万円の自己資金、親から1000万円という場合、総額2000万円のこの家の所有者は、50%が子ども、50%が親となりますので、この割合で子どもと、親が所有権の登記をすれば贈与という問題は発生しないことになりますね。そして、親の持ち分50%は、将来、親の死亡時に、相続という形でもらえれば、相続税の基礎控除以内であれば無税で自分の所有にすることが可能となるわけです。

2002/ 3/20(水)

『誠心誠意、ウソをつく!?』

昨日の読売新聞のよみうり寸評からです。

・・・・・サルは木から落ちてもサルだが、政治家は選挙に落ちたら政治家ではない――かつて、自民党の実力者・大野伴睦氏が言った。

だから、現職の議員をおいそれと辞める者などはいない。加藤紘一氏も鈴木宗男氏も離党はしても議員辞職など毛頭考えていない。プリンスだろうと、たたき上げだろうと、そこに変わりはない。

が、野党は議員辞職勧告決議案をふりかざして、なお迫る。与党は数を頼んで、しのぎ切ったとしても、格好はよくない。傷も深く残るだろう。鈴木氏は議院証言法違反(偽証)で告発もされた。

誠心誠意、ウソをつく――これも昔の実力者・三木武吉氏の言葉。保守合同の実現などに心血をそそぎ、そのためウソもついたが、誠心誠意だったという話だ。

比べてみると、鈴木氏の偽証容疑はみすぼらしい。加藤氏も自分の金庫番の行状を「全く知らなかった」と言うが、本当なら甘過ぎる。野党幹部の一人は「ウソ」と決めつけた。

二人の決着がどうあれ、大野・三木の昔から「政と官」「政とカネ」には〈百年河清を俟(ま)つ〉の感が深い。・・・・・

世の中、何が本当かがわからないものが多いというのが実感であります。年当初の思いどおり、今年は、一つでも多くの本物を見極め、その本物にふれようと思っております。

 

話は変わります。先週末、ある温泉に出掛けてきまが、帰ってきた翌日に、その温泉旅館から封書でお礼状が届き、あまりの対応の早さにビックリ。

ちょっとした、心遣い、期待を越える行為で感動を与える事が出来るものですね。見習いたいものです。

2002/ 3/19(火)

『商人塾』

昨日は三条及び吉田の商人塾の合同研修会にオブザーバー的スタンスで参加。

各商店が、それぞれにいかにしたら大型店にまねの出来ない顧客満足度をたかめられるかというテーマでのディスカッションでありました。

それぞれの店が、独自の手法を考え、消費者の心を揺すぶる様な密着型経営を手がけている事例を多数紹介いただき、生き残りをかけての努力が伝わった次第であります。

とにかく、やり方ばかりを模索するのではなく、やることを決めることが大事であると力説した次第。消費者に、期待を上回る満足を与える事によって売上は上がる。個店の良いところは、小回りがきき、かゆいところに手が届く、その家庭の顔を見ながら販売が出きるという点を活かすべきであるとも。

参加者の中で和菓子店の方がおられ次のような話がありました。

・・・当店の菓子工場のトイレは、出るときに殺菌灯で手を乾かし、それが完全に乾かないとトイレのドアがあかないために出られない仕組みになっています・・・

素晴らしい衛生管理でビックリ。良いことは、もっともっとピーアールすべきですね。遠慮せず。

自店の良さ、売り物を見つめて、こだわって売れるものではなく売りたいものをどんどん売ってもらいたいものであります。地域住民のために。

経営計画の必要性も、当然訴えてきましたよ。

2002/ 3/18(月)

『五誓』

10年前の講演会での内容です。板東弘康氏の「五誓」のうちのいくつかです。

「自主自立の事」・・・他を頼り、人をあてにしていては事は進まない。自らの力で、自らの足で歩いてこそ他の共鳴も得られ、知恵も力も集まって良き成果がもたらされる。

あまえの構造がとかく目に付く昨今。人に頼ってばかりではなく自分に厳しく行きたいものですね。

「素志貫徹の事」・・・常に志を抱きつつ懸命に為すべきを為すならば、いかなる困難に出会うとも道は必ず開けてくる。成功の要諦は、成功するまで続けるところにある。

要は成功するまでやり続けることですね。志次第でしょうか。やはり、自分に厳しくですね。

この「五誓」は、目の前の壁に貼り付けてあるので、時々改めて読み直している昨今です。

 

今週も充実した一週間にしたいものですね。これも自分次第ということでしょうか。

2002/ 3/17(日)

『人財』

一昨日(15日)に届いた週間フナイFAXからであります。2月15日の船井幸雄氏の講演の一部とのことです。

・・・このような先の見えない混沌とした時代にあっても業績向上のノウハウと呼ばれるものがいくつかある。その中の一つとして「ツキをつける」こと。そのためには、圧縮して一番を作り、本物化する。そうやって集客した上で長所伸展を行うことが一番簡単で効果的である。更にツキを維持することである。そのためには、素直、勉強好き、プラス発想で生きることが最もよいようだ。・・・将来を見据えて長期的に考えてみると、今、最も投資効果が高いのは、人への投資であるのはわかっていただけると思う。人財を広く求め、人財育成の費用をコストとしてではなく、投資だと考える企業が、これからの時代でも、成長力を維持し、生き残って行くようである。これからは、ぜひ「人づくり」に全力を挙げて取り組んでいただきたい。・・・

企業経営にとって一番重要なのは人づくり人財づくりであることはつくづく痛感する次第であります。お互い成長しあいたいものです。

人と人との関わりあいでありますから、信頼関係を大切にしていきたいものです。

例によって、株式会社武蔵野の「経営用語解説」によると、「信頼」の言葉の解説は次のとおりであります。

「要求したことを、確実に実行してくれると信じて、安心してまかせる、あるいは依頼することです。人を信じない人は、人に信じられない。」

とありました。なるほど。

2002/ 3/16(土)

『確定申告無事終了』

例年のこととはいえ、3月15日は1年で最大のけじめある日であります。

法人決算と違い、個人は全て3月15日が申告期限。業務が集中するわけであります。

おかげさまで昨日無事終了することが出来ました。スタッフの皆さんは家庭を犠牲にしての連日連夜の残業、本当にお疲れさまでした。申告書の書式が全面改定したこともあり、とまどうところも多々ありましたが、達成感でいっぱいであります。

それでは、確定申告無事終了を祝しての来週の打ち上げは盛大に、かつ、大いに飲んで楽しみましょう。イベントも企画したいものですね。幹事の方、よろしくお願いいたします。

本当にお疲れさまでした。

本日及び明日は久々の連休であります。来週からまた、気分新たに頑張りましょう。

2002/ 3/15(金)

『景気判断 一部下げ止まりの兆し』

政府は、昨日、3月の月例経済報告で景気の現状について「依然厳しい状況にあるが、一部に下げ止まりの兆しがみられる」との判断を発表。

上方修正としては1年9ヶ月ぶり。

竹中経済財政担当相は、底入れの時期はもう少し様子を見て判断するが、2002年度後半にはプラスの動きがでてくると述べています。

輸出が先導している感であります。

 

ようやく平成13年分の所得税の確定申告が本日で終了。毎年のことながら、ホットする日であります。本当にスタッフの皆様お疲れさまでした。

2002/ 3/14(木)

『トヨタのゼロべア決断。一方、日産はアップ』

トヨタ自動車労使の賃上げ交渉が13日、ベースアップゼロで決着。

実はトヨタの経営陣の中でも直前までベア容認派の声が強かったとか。この流れを変えたのが奥田会長の一声だったとのこと。

日本全体の流れを変えなければならないとの立場からの経営者側からの主張。物価が下がっているのに賃金を上げる状況にはない・・・。

同じころ、日産自動車はベア1000円の要求に満額で回答したとのこと。

経営姿勢の違いといってしまえばそれまでですが(これが逆であれば理解は出来なくはありませんが)あまりにも対照的であります。

2002/ 3/13(水)

『世界で一つが成長源』

長引く景気低迷の中でも、逆風を突いて急成長する中小・ベンチャー企業が脚光を浴びています。

独自な技術・アイデアを武器にニッチ(すき間)市場を切り開いている企業が本日の新聞に紹介されています。

@自動扉センサー・・・自動ドア用タッチ式スイッチで80%のシェアをもっているのが新宿にあるホロンという会社。売上高30億円で15%の伸び。

Aログハウス・・・ログハウスのシェア50%のアールシーコア。75億円の年商で23%増。角材ログハウスを最初に手がけた会社とか。

いずれも「世界で一つ」が、成長源ということでしょうか。

話は変わりますが、住友電工が、電気コンセントからインターネットに接続できる専用装置を開発したと報じられています。ADSLの5倍の速度で、インターネットに接続できるということですから、電気コンセントがあればどこでも高速ネット接続が出きるということですね。

2002/ 3/12(火)

『ローソン次期社長は43才』

コンビニ第2位のローソンの次期社長に、三菱商事の新浪剛氏が内定。5月29日より就任予定とか。なんと昭和34年1月生の43才。

今月4日に三菱商事の社長より言われてビックリしたとのこと。三菱を完全退職しローソンへの転身ということであります。それにしても43才という社長としての若さ。東証一部上場の小売り専業で最年少・・・。

「信念をもったビジョンがあれば年齢は超えることができる」「チャレンジ精神のあるワクワクする会社にしたい」と熱く語っています。

業界第2位だから、チャレンジャーでなければ・・・という信念の持ち主。

ローソンはセブンイレブンに比べ平均日販が約20万円低い50万円とか。

セブンイレブンの営業利益率が7%を維持しているのは大変なことだと思うが、ローソンはワクワクするためには5%でもいいから中長期的に社員が突っ走って新しいことが出きるようにしたい、と抱負を語っています。

「ワクワク」がキーワードですね。

本人が言うところの3年後の結果が楽しみであります。ますます、ローソンのファンになりそうであります。

2002/ 3/11(月)

『設備投資に税優遇』

このタイトルは、本日の日経新聞一面のトップ見出しであります。

政府の経済財政諮問会議は企業の積極的な設備投資を促すため、税制面で優遇する方策の検討に入るというものであります。内容としては加速度償却制度の創設・税額控除制度の拡充等。月内にまとめる与党三党の追加デフレ対策に盛り込む方針で、議論の進展次第では、2002年度中の実施に前倒しになる可能性もある模様と伝えています。

加速度償却とは、米国のレーガン税制でも柱の1つになったもので、新規設備投資について償却期間を大幅に短縮させて投資初期に多くの償却費を経費として損金扱いできるようにするもの。

なお、ソフトウエアなどは、即時償却を認め投資した事業年度に全額を損金算入できるようにするという内容です。

しかし、日本の全法人のうち、70%が赤字で税を払っていないのに税優遇をしても投資刺激効果が顕著に表れるはずがないと思うのですが、いかがなものでしょうか。

 

新しい週の始まりです。今週も一週間、頑張りましょう・・・。

2002/ 3/10(日)

『女性助役公募』

広島市長が女性助役を公募し、最終選考を経て、まもなく候補者が決まるとか。市議会で同意が得られれば、3人目の助役として、4月から男女共同参画社会の実現をめざす施策や平和の推進、社会福祉の充実などのために働くことになるそうであります。

 広島市では去年秋、男女共同参画推進条例が制定され、全分野で男女が対等に協力しながら政策や方針の決定をすること、男女の格差を埋めるために積極的な改善策をとることなどがうたわれています。

助役には全国から132人が応募。女性の地位向上などの行政に腕を振るってきた人や町づくりに携わった人、大学教授、ジャーナリストなどさまざま。

広島市では課長級以上の管理職に占める女性の割合は4・9%、市議60人中女性は4人。広島県議にはひとりもいない現状。

女性が社会に一層進出する。それが政官業の癒着にくさびを打ち込むことになれば、政治や行政の現状も変わる・・・・・。

      ◇            ◇

 ◆女性比率(男女共同参画白書など)

 国会議員     10.2%

 市議会      10.1%

 町村議会      4.8%

 都道府県管理職   3.4%

 司法試験合格者  27.2%

 雇用者      40.0%

 部長        2.1%

 課長        3.4%

 年収300万円以下63.2%(男性は15.6%)

 ◆女性活用度(国連比較)

 70カ国中41位

以上、本日の朝日新聞の社説からであります。

 

ますますの女性の活躍を期待したいものであります。

2002/ 3/ 9(土)

『死亡保険金』

今回の確定申告の依頼の中で、次のような事案がありました。    

税務署から申告書が送られてきたが、申告するような所得は無いはずだか・・・と言うことで相談者が来所。

早速、税務署に問い合わせてみると、一時所得があるはずということで、いろいろとその相談者に尋ねると、実は昨年、ご主人が亡くなって死亡保険金をもらっていることが判明。もしかしたらこの保険金に税金がかかるのではということになり、その契約内容を確認することに。

その結果、相談者である奥様が契約者、被保険者がご主人、死亡保険金の受取人が奥様ということで、昨年その奥様が保険金を受け取っていたということでありました。ということは、奥様自身が、保険料を払って(通常、契約者=保険料払込者)、ご主人が死亡という事実に伴って、その奥様自身が保険金をもらったということですので、一種の自分の掛けたお金が返ってきたという考え方にたち、所得税法上、一時所得の取り扱いになるという結果に。

この一時所得の計算方式は、受け取った保険金からその時まで掛けた保険料を控除した金額から50万円を差し引いたものを1/2したものとなります。

依頼者にその旨説明し、納税してもらうことに。今回は、納税額がそれほど多額ではありませんでしたが、いずれにしても、余計な税負担が発生したことになります。

理想的な保険契約形態は次の通りです。

@契約者・・・奥様、 被保険者・・・ご奥様、 死亡保険金受取人・・・法定相続人であるご主人又は子ども。

A契約者・・・ご主人、 被保険者・・・ご主人、 死亡保険金受取人・・・法定相続人である奥様又は子ども。

これらの形態での死亡保険金は、相続財産とみなされ、一定の金額までは課税されずに済んでしまいます。

要は、自分の保険は自分で掛けるということですね。

ぜひ、今一度ご家族の保険契約形態をご確認いただき、変更すべきものは変更することをご検討下さい。

最後にもう一つ。保険料の支払い口座は、必ず保険契約者の名義の口座から引き落とすこと。そうでない場合、たとえ契約形態が上の@Aに該当していても、贈与税や一時取得としての所得税がかかることになる場合がありますので、ご注意を。

2002/ 3/ 8(金)

『株価主導でトリプル高』

日経平均株価の動きを、1日2回以上ネットでチェックし、一喜一憂している昨今でありますが、昨日の終値は前日比289円81銭高の1万1648円34銭。

昨年8月15日以来の水準。これを受けて、円(129円台)、債権相場も上昇し、トリプル高の展開となりました。ネット売買で一躍有名になった松井証券でこれまでの実績の2倍弱相当の365億円になり、相場のけん引役を果たしているとか。

大手銀行の株式含み損が解消されるとされている、1万2000円台も間近といったところでしょうか。     

ところで、国民生活金融公庫の基準金利が、今日貸付分から、0.1%引き上げられ、年2.3%となるとのこと。これで引き上げは昨年12月から4ヶ月連続。

これは、長期プライムレートに連動しての改訂で、長プラの0.1%アップに伴う引き上げで、小刻みな上昇が続いております。いつ時点の連動なのかわかりませんが。

昨日時点での長期金利は、0.016%の下げ傾向でありますが・・・。

2002/ 3/ 7(木)

『心に描いたとおりになる』

ものごとの結果は、心に何を描くかによって決まります。

「どうしても成功したい。」と心に思い描けば成功しますし、「できないかもしれない、失敗するかも知れない」という思いが心を占めると失敗してしまうのです。

心が呼ばないものが自分に近づいてくることは無いのであり、現在の自分の周囲に起こっているすべての現象は、自分の心の反映でしかありません。

ですから、私たちは、怒り、憎み、嫉妬心、猜疑心など否定的で暗いものを心描くのではなく、常に夢をもち、明るく、きれいなものを心に描かなければなりません。

そうすることにより、実際の人生も素晴らしいものになるのです。

 

以上は、稲盛和夫氏の言葉として紹介してあった、私どもJTAグループのS先生から昨日届いた事務所通信の中からであります。勝手に引用させていただきました。願わないものは実現しないということですね。

 

次は、昨日届いたメールニュースの一部です。

・・・先週、業界平均の2倍(月間販売台数44.7台)を楽に売り続けるという、ホンダクリオ新神奈川大和店を取材してきました。

店に入ると、全社員で「いらっしゃいませ」と、それこそメカニックの一人一人までが笑顔で来店を歓迎してくれる。日中なのに外よりも明るく、チリひとつ落ちてない掃除の行き届いた店内。

「CSと掃除は“売る前”に必ず全社員でやらなければならない義務です。」というのは、店長の新海克己氏。

 お客様に一度でも悪印象を与えると、二度と来店してくれない「店頭販売」において、圧倒的支持を得る「集客の秘訣」の代表的なものは以下の4点。

 1.毎朝、店長以下全員が店とその周辺500mを掃除して心を揃え   る

 2.営業マン・内勤事務・メカニック・・・全員営業体制の徹底

 3.メカニック同伴で行う「訪問アフターサービス」で、熱烈ファン作り

 4.高収益・大量集客の「自主製作のオリジナルパーツ」

ライバル社のカルロス・ゴーン氏も見学に来たほど「売れる店作り」のヒントが満載です。近くに来たときには、一度店に寄ってみることをお薦めします。・・・

ホンダ車を愛用し続ける一人として嬉しい限りであり、また、見習いたいものであります。

2002/ 3/ 6(水)

『合理的理屈』

外交にはさまざまな技術を要するそうです。

そのパターンはおおむね三つ。

その一は、合理的な理屈で相手を説得する方法。これができれば最上。その二は、相手の損得勘定に訴えるやり方。取引、駆け引きで話をまとめる。その三は、おどして相手を譲歩させるやり方。

外交は国と国との折衝で、その関係はつまるところ人と人との交渉で決まる。鈴木宗男議員と外務省の関係を外交にたとえれば外務省側が鈴木氏の意のままにされた屈辱的な関係ということ。外交の専門家が何とも情けない従属ぶりということになります。同省の報告書には「社会通念上あってはならない異常なこと」とあります。「激怒」「どなりつけ」「激こう」「声を荒らげ」「我慢ならないと非難」など、氏の態度の記載もあります。

氏はアメとムチを駆使したといわれますが、外交技術で言えばその二と、その三。特にその三、おどしのパターンが目立つのは頂けません。氏の意向が突出した形で重視されるに至ったとはまさに異常であります。

外務省は何ら外交技術を発揮しないまま、手玉に取られたように見えてなりません。(以上昨日の読売新聞コラム欄からであります。)

 

合理的理屈で相手を説得する方法ができれば最善とありますが、これができなければビジネスをはじめ、いろいろな場合においてその相手を動かせないのではないでしょうか。仮に動かせても意味がない結果となるに違いありません。目指すところ、何のためにということが、何につけても重要なコンセプトになるのではないかと思った次第であります。

81兆円余りの2002年度予算案は、どうやら今日衆議院を通過される見通しですが、本論の議論がほとんどないままの通過という感大であります。11日の鈴木氏の喚問も興味大であります。ちなみに11日は仏滅・・・。

2002/ 3/ 5(火)

『会計事務所のペイオフ』

2002年4月から会計事務所業界は、会計事務所のペイオフとも言える大改革の年となります。

報酬規定の撤廃・広告の自由化・税理士法人制度・・・・

かつて無い競争の時代に突入であります。

ピンチとチャンス・仕組みとルール・プラス思考で強いものを強くしていくのが重要と思われます。

更なるスキルアップを図りながら。納得して満足して感動して感激されるべく行動したいものですね。

まとまりませんが、今日はこの辺で。ちょっと早い時間?での更新でありました。

2002/ 3/ 4(月)

『知的好奇心』

次は小室直樹氏(政治経済学者)の言葉です。

・・・不況を克服して経済を再建する秘訣は、古今東西1つしかない。それは、イノベーション(創造的破壊)です。そのためには、知的好奇心を持つことです。イノベーションとは、これまでのやり方を全部やめてしまって、全く新しいものを作り出すこと。好奇心を持って、試行錯誤になればなるほど、知的好奇心を持ってもがくことが大切になるのです。失業は確かにつらい事件です。不況は苦しい。追いつめられます。しかし、それは天の配剤ですらあると思います。なぜならば、その時人間は切実に考えます。いわゆるサラリーマン根性などは持っていられなくなります。昨日までの自分を捨てて、今日からは「オレこそが起業家である」と思う、また思わざるを得なく仕向けられる。そこで、最後に突破口が開けるのです。新しいことをせざるを得なくなります。偉大な起業家は何をしたのか。それは知的好奇心を働かせ、必死に考えたからだと思います。・・・

今こそ「知的好奇心」を働かせ、イノベーションしたいものです。

 

昨日の日曜は、9ヶ月ぶりの結婚披露宴の出席。何度出席しても、感動し、こみあがるものがりますね。これから伴侶をえての2人のスタートに立ち会えるなんて、最高であります。来賓の祝辞も飾らない言葉で、かつ、ズシンとくる内容で、素晴らしいものでありました(その内容をメモさせていただきました。)。ハネムーンは今日からオーストラリアとのこと・・・・。(結婚もイノベーションのうちでしょうか?!)

それでは、今週も充実した一週間にすべく頑張りましょう。

2002/ 3/ 3(日)

『本日の自己啓発格言』

上記の本日の自己啓発格言の解説です。

「天災は忘れた頃にやってくる」天災のみならず企業を取り囲む環境にいつ何時トラブルが発生し、企業存亡の危機感が訪れるか知れない。過去、他社の対応の仕方、クライシス対応に関する書物を勉強し、いざ!!という時に慌てふためかぬ様、心掛けるべきである。

であります。

クライシス対応を心掛けたいものです。

 

今日3月3日は雛祭と耳の日であります。ちなみにその解説であります。

雛祭

桃の節供ともいう女子のための行事。雛人形を飾り、菱餅や桃の花を供え、白酒で祝う。祓いのため人形(ひとがた)に供物をささげて水に流すという大陸から入ってきた風習に、日本の農業行事が結びついたものといわれ、鳥取県の流し雛などには昔の形が残っている。現在の形式に整ったのは江戸時代に入ってから。魔を払う力のある桃の花を浮かべた桃酒を飲む習慣が、白酒へと変わったのも江戸初期といわれる。

耳の日

日本耳鼻咽喉科学会が1956年に制定。由来は、3月3日が耳に通ずるという語呂合わせと、三重苦のへレン・ケラーにサリバン女史が指導を始めた日、電話の発明者グラハム・ベルの誕生日であることなど。耳に対する人々の関心を高め、聴覚障害の予防と治療に対する理解を深めてもらおうという目的で制定された。

 

今日が、グラハム・ベルの誕生日なんですね。・・・

2002/ 3/ 2(土)

『短編映画で息抜きはいかが』

CM映像のプロが短編映画に乗り出したという触れ込みで、「yahoo!短編映画」が上映されています。

以下のようなふれこみです。

CM映像のプロが短編映画製作に乗り出した!

新しく結成されたショートフィルムのレーベル「ショート・ストップ・フィルム」。 その第1弾として、演技派女優、鈴木京香主演の短編映像を2月22日よりYahoo!Movies独占でお送り致します。 短編と言えども、杉本哲太、伊藤淳史など充実したキャストが脇を固める今作品。
長編映画とは一味違う、新鮮な映像をお楽しみください。

上映時間は15分。映画館に行きたくても時間がとれないというときがあります。ぜひ息抜きにいかがでしようか。長編映画とひと味違った短編映画をインターネットで楽しめるなんて。

次のアドレスをクリックしてください。

http://movies.yahoo.co.jp/static/short.html

 

またまた、毎日読んでいただいている熱心な読者から当コーナーの感想を頂きました。先日のワタミフードの3回シリーズの内容に感銘を受けたということであります。ありがとうございました。

2002/ 3/ 1(金)

『繁栄への着眼点』

次の内容は、昨日(28日)郵送されてきた、日本合理化協会理事長の牟田氏の「平成14年3月の視点」の文章です。

どんなに商品が優れていても、社長の想念が社員に伝わっていなければ、売れない。

社長になり代わって、社員が店頭に立ち、得意先を訪問し、販売促進ををやって、売上を稼いでいることを忘れないで欲しい。社長の想念を体した、熱意溢れる社員を一人でも多く育てることが、本当に強い会社を築く要諦である。

私が感じ入った会社の一つに叶匠寿庵がある。創業者の芝田清次さんは、39歳の時に人生を見つめ直し、長年勤めた地方公務員の職を、後わずか三カ月で恩給がつくという直前に辞め、素人の身一つで和菓子店を起こした。

初めは、饅頭を作って箱に詰め、肩に下げ、観光バスの窓に向かって売り歩いた。その地を這うような苦労から、人情の機微も、商売の酸いも甘いも、人たる者の夢や使命も、知り尽くした人である。惜しいことに、亡くなられて十年ほどになる。
 芝田さんは、社長の心を心とし、お客様の喜びを喜びとして、どんな苦労にもめ
げない社員を育てることに命を捧げた。

ある時、こんなことがあった。お菓子を買われたお客様が、代金を払うと、お菓子を置き忘れて、そそくさと帰られてしまった。気づいた女子社員が急いで後を追ったが、見あたらない。機転をきかした彼女は、独りでタクシーに乗り、京都駅に駆けつけた。店でのやり取りから、東京の人で、何時の新幹線に乗るか分かっていたからである。発車のベルが鳴り止む寸前、間一髪で新幹線に飛び乗ることが出来た。

長い長い列車を捜し回り、お客様を見つけたのは、もうすぐ名古屋という辺りだった。お客様は、驚くやら、感激するやで、何度も何度もお辞儀を繰り返し、握手を求め、全身で感謝を現された。疲れた乗客が多く、殺伐とした車内で、その一角だけがパッと光が射したように輝いて見えたという。 お客様が、「きみは、これからどうするんだ」と、目頭を熱くして尋ねた。
「お会いできて、本当に嬉しかったです。ちょうど名古屋ですので、京都に引き返させていただきます」と、笑顔を残して辞去すると、列車が見えなくなるまで手を振って見送った。

この女子社員は、社長の命令で、そうしたわけではない。自分の機転と判断で、わずか数千円のお菓子を持って、新幹線に飛び乗ったのである。お金では替えられない叶匠寿庵の心が、お菓子に込められていたからである。

芝田さんが、このことを知ったのは、彼女からの報告からではない。お客様が雑誌に書かれて、それを送ってくださったからである。

社員が良く育っていないと、社長の想いはなかなか実行されない。苦労人の芝田さんは、和菓子だけを売っているのではなく、商いの道とか心、哲学とかお客様の喜び、そういったものを命懸けで守ってきたわけである。だから、社長の想いが骨身にしみて社員に伝わり、実行されたのだ。社員が良いと、伝説が生まれる。
 芝田さんは亡くなられたが、その遺伝子が社員の血の中に脈々と流れ続けていることを願って止まない。
 社長の想念を体し、機転をきかして実行する社員こそ素晴らしい。

あまりの感動に、このコーナーで紹介させていただきました。

・・・どんなに商品が優れていても、社長の想念が社員に伝わっていなければ、売れない・・・まさにその通りであります。

ちなみに、この本文のタイトルは「社長の想念を実行する社員を育てる」でありました。

 

今日から弥生。気分も新たにさらに充実した一ヶ月を送りたいものです。