2001/5/31(木)

『今、注目の黒川温泉』

山奥の小さなひなびた温泉地が今、全国の注目を集めています。景気低迷の中、客が押し寄せて2000年度は過去最高の集客(34万人)も記録。そこは熊本県小国町の黒川温泉。20数件の旅館しかない大分県との県境にある山あいの温泉。

実は黒川温泉の好調を支える大きな要因は入湯手形。客は、3枚のシールが貼られた手形(1200円)を購入すると、各旅館の露天風呂が3カ所まで利用出来るもの。手形は結果として、組合の財政を潤している。仕組みは次のとおり。手形の製造原価は150円で、シールは1枚250円。旅館は回収したシールの枚数に応じて、組合からお金を受け取る。客が3枚のシールを全部使っても300円分が組合収入になる(旅館が手形を売った際は旅館に手数料100円が入る)。使われなかったシールも組合の実入り。平均利用率は昨年度で78%なので、手形1個につき165円程度ずつ組合の収入が増える計算。こうした結果、4000万円前後が組合の事業資金の一部としてプールされることになる。このユニークな制度がマスコミで相次ぎ報道されたこともあって、徐々にブームが点火。86年度に6000個だった手形の販売戸数は、2000年度には10万7993個までにふくらんだとか。昨年度各地の温泉地や地方自治体などから60組以上の視察団を受け入れたほど。

「川を中心とした露天風呂、ユニークな手形制度、若手経営者の活気が相まって日本に例のない特徴をもたらした」と分析する専門家も。

やはり、景気低迷でもこうやって客が押し寄せてくる温泉があるというのも事実。自社の業績不振を景気のせいにするのは、責任転嫁以外のの何ものでもないということになりますね。

今日で5月も終わり。明日から6月。6月1ヶ月間の目標を立てて頑張りましょう。

2001/5/30(水)

『すばらしい社訓』

当事務所の担当者が、昨日お客様の訪問から帰えるなり、開口一番、所長、○○会社の社長が、このたび社訓をつくって社員一丸となって取り組んでいるそうですと、にこにこ顔で言いながら、A4版大の1枚のコピーをさしだしました。その内容を紹介します。

『2001年。今年が工務店の正念場です。「頭を使って知恵を出せ。知恵のでない者は汗を出せ。知恵も汗もでない者は、静かに去れ。」これはうちの社訓です。』

このことばを言っている社長の顔がはっきりと浮かんできて心にずしりとつたわるものがあります。すばらしいですね。

さて、昨日は「寄りi塾」が18時15分からあり、北越銀行の常務さんを講師にお招きしての開催でありました。その中で、一番印象に残ったのは、長銀の会長の話ということで、披露頂いたことです。

長銀マンはあることを上司に報告する際に、正確性を求めるが為に、時間を掛けすぎ、報告する頃には、その情報が陳腐化していて役に立た無くなってしまっていることが多いということです。正確性は80%でいいから速やかに現時点の情報をしてもらう方がどれくらいありがたいかわからないくらいだと。何のための報告か、認識がずれているのではないかと、指摘されておられました。

まさに私どもの仕事の事を言われているようで耳が痛い思いでありました。この言葉を肝に銘じたいと思います。

昨日のクイズに対して、メール等で5名の方から回答をお寄せいただきました。ありがとうございました。答えは3つ。@売値を600円から700円に引き上げる。A原価を200円から100円に引き下げる。B固定費を50万円引き下げるです。

残念ながら、昨日の投げかけにも関わらず、Sさんから回答を頂かなかったのが心残りでたまりません。

今日も一日頑張りましょう。

2001/5/29(火)

『27日の正解』

一昨日の宿題についてです。

早速、Mさんより回答を頂きました。その内容は@5,000杯A7,500杯。大正解です。固定経費が200万円ということは、粗利益を200万円稼げば収支トントン。200円の原価で600円のラーメンということは400円の儲け。儲けの率は66.666%。この固定費の200万円を66.666%で割返すと300万円。即ち300万円の売上(一杯600円であれば5,000杯)をあげれば原材料は100万円。300万円からこの100万円を引くと200万円の粗利益。ここから200万円の固定経費を引くとゼロとなるわけですね。100万円の利益が欲しければ固定経費の200万円と欲しい利益の100万円をたした300万円を66.666%で割返すと450万円。450万円を600円で割り返すと7,500杯となるわけです。

では、さらに問題です。一ヶ月で5,000杯の売上で収支トントンですが、5,000杯の売上でも利益を月50万円上げるにはどういう方法が考えられるでしょうか。明日までの宿題としましょう。

いつもこのひとりごとを見ていただいている、Sさん、Fさん、Hさん、Kさん、Tさん、Yさん、もう一人のYさん、昨日回答を頂かなかったようですので今回はぜひ回答を。

2001/5/28(月)

『何事にも人のせいにしない信念の強さ』

今日早朝に渇z後ジャーナル社からEchigo j News VOL33がメールにて受信。これは定期的にメールで配信頂いているものです。

その中の一部を紹介しします。

家庭向けアイディア商品の製造販売の燕市井土巻、アーネスト梶i鈴木邦夫社長)は、26日午後1時30分から、県央地場産で創立20周年を記念して、エコノミスト長谷川慶太郎氏を講師に、一般公開の経済講演会を開催、引き続いて招待客による記念パーティーを開催。

記念講演では、長谷川氏は、20世紀は戦争による人不足、物不足などによるインフレの時代だったが、21世紀は、平和が続き、デフレの時代であるとし、デフレと不景気は異なること、デフレは買う側にとっては「天国」、売る側にとっては「地獄」であり、売る側は、同じ物をつくっていてはダメで、アイディア、智慧を絞って、新しい商品、サービスを考えて行かなければならないことを強調。

記念パーティでは、鈴木社長が、波乱に満ちた20年の歩みを紹介。友人知人などから資金を集めて、資本金600万円で新会社「アイホー総業梶vを設立。設立直後500万円のもらった手形が不渡りになるなど波乱のスタート。3年後には連続して公示法人に。シーフードレストラン「コップンカップ」を開店したが時期尚早でまもなく閉鎖。創立10周年で、社員全員で経営する企業を夢見て、社名も「アーネスト」に変更。さらに、様々なアイディア商品を開発する一方、問屋との取引がうまくいかず経営危機に。その後、不屈の闘志を秘めている鈴木社長の下、まさに社員一丸となって、経営改善に取り組み、再び、公示法人へと躍進。友人の樋口社長が、「鈴木社長の何事においても人のせいにしない信念の強さ、経営が厳しいときでも、社員を海外旅行に連れて行くなど思いやりの深さなどをはじめ、幾たびも試練を乗り越えてきた鈴木社長以下社員の底力で、これから、さらに躍進することを記念」された。

地元にもすばらしい会社がいっぱいあるものですね。プラス発想でヤルしかないと痛感した次第であります。

2001/5/27(日)

『さあ答えはいくつでしょう?』

クイズを一つ。ぜひ考えてみてください。

あるラーメン専門店での話です。1杯600円のしょうゆラーメンのみの単品扱い店です。このラーメンの原材料は一杯200円。1ヶ月のこの店の 固定経費(電気代・水道代・ガス代・店舗家賃・従業員給料・社長等の給料その他諸経費)は、200万円。

そこで問題です。

@1ヶ月に、何杯の売上げがなければ収支トントンにならないでしょうか。

A1ヶ月100万円の純利益を上げるには何杯のラーメンを売上げなければならないでしょうか。

今日は日曜日で明日の月曜日にこの問題を読む方もいらっしゃるでしょうから、答えは、あさって29日のこのコーナーで発表します。いろいろな答えがあってもいいと思いますので、ぜひトライしてみてください。

2001/5/26(土)

『優秀な人より、社風に合う人』

昨年2.3回ほどセミナーに参加さていただいたうえに、会社訪問までさせていただいた、東京都武蔵野市の小山社長は、競争相手は同業者ではなく、時代の変化との戦いであるといいきっております。小山社長の業界でも1品単価は下落中であり、それに負けず利益をあげる手段は、いかに能率を上げながらコストダウンするかであると述べております。

小山社長の社員を採用する基準は、少しでも優秀な人材を、ではなく、やる気のある者で社風に合う者を採る。だからまず入社希望の学生にホームページで社風を知ってもらい、「自分に合いそうな会社ですか」との問いに「そう思います」と応える者だけと面接し、面接試験日には来た順(朝7時とか8時からスタート)に会って即決し、予定人数に達したらうち切る。一番最初に来た者は必ず採用する・・・・・という考えとか。

いくら優秀でも自社のベクトルと合わなければかえってマイナス効果でしょうから、かりに他社で有望な人材でも当社でそうではない、また、その逆もあるはずと私は考えます。

ちなみに、小山社長の会社では、社員との意志を明確化するために経営用語解説集という小冊子を独自につくり全員が常に携帯しております。そのなかで「人材」とは次のように定義しております。

人材・・・・・必ず欠点・癖があるもの。器材なるが故に欠点・癖を捨てるべからず。どんな環境でも与えられた条件のもとで、能力を発揮する人。

社員が全員この定義を認識し、共通の目的に向かって邁進しているわけです。すばらしいですね。

2001/5/25(金)

『牛どん吉野家』

牛どんが一杯250円で話題を呼んだあの牛どん吉野家などの影響で外食産業の利用客数が4月の前年同月比が3.5%増と14ヶ月ぶりにプラスに転じたと今日の朝刊で報じられております。特に和風ファーストフードは43.1%増と大幅に伸びたとか。吉野家が先月実施した150円引きセールでは、通常の3倍の客が押し寄せ、食材不足で一時閉店する店が出る騒ぎが起こったほど。新潟市内にも何店か吉野家がありますが先日、食べる機会がありましたが、まあまあの味でそこそこ満足のいくものでありました。

本日の日経に、その株式会社吉野家ディー・アンド・シーの第44期の決算公告が載っておりました。

今期の売上高は798億円。営業利益152億円、経常利益162億円、当期利益64億円。売上高に対する最終利益の割合がなんと8%。100円の売上で8円の利益ということになります。総資産は813億円。自己資本は712億円。ということは自己資本比率はなんとなんと87.6%。すばらしい内容です。一度破綻した会社がここまで再建できるとはすごいの一言ですね。

今日は、上場企業の2001年3月期決算発表のピークの日とか。東証で本日決算発表を予定している企業は約300社。明日の新聞が楽しみですね。

2001/5/24(木)

『昨夜の講演会に出席して』

昨夜、三条市内で経営倫理講演会があり出席。その後の懇親会には、小池加茂市長も挨拶。大変有意義な講演会でありました。

講師は2人。1人は福島県白河市のサンルート白河の金子社長。もう1人は倫理法人研究所水上理事。それにコロナの社員による朝礼実演。すばらしいの一言でありました。

水上社長は「だれのためでもなく」というテーマで、世の中の捉え方、見方が分からなければダメ。人間は環境の動物。環境は自分ででつくる。自分が周りの人を大事にすれば自分が大事にされる。自分に惚れる。家族に惚れる。白河に惚れる。会社に惚れる。社員に惚れる。・・・・ということが大事と。150歳まで生きるという目標とか。

水上氏は、「日本を良くする経営道」というテーマで講演。今の時代はおもしろい時代、興味津々の時代だとか。先日のテレビの内容からということでヤオハンジャパンの和田一夫氏の紹介。和田氏が会社を倒産させた原因は、戦術・戦略の誤りではなく、精神的な問題、すなわち心の問題からであったと。経営者として傲慢であり、感謝の心が足りなかったと本人自らが述べていたと紹介。これらを若手経営者に教えているとか。この反対を実践すれば倒産しないと。

高度成長の時代に誠実にやってきた会社が現在も元気。事例として、文京区の印刷屋の紹介をされ、この会社は現在仕事がさばけないほど忙しく24時間のフル操業でも間に合わないほど。

元気な会社はますます元気になり、優劣がさらに明確になる。その社長は1台2億円の機械を2台導入。しかし、2台で2億円で購入できたとか(メーカーから値引き提案があったため)。現在は不況(ふきょう)ではなく、富況(ふきょう)。こういう時代があと10年続いて欲しいと念願。現在を富況とまでいかなくとも、普況(ふきょう)と思ってもらいたい。不況不況と思っていると何事も暗くなり、良くなることも悪くなるから。

城は内から崩れるというたとえがある。決して外的要因ではつぶれない。そのためには家族ひいては夫婦関係がいいか悪いかにかかっている。時代(小泉首相)が会社を良くするのではなく、トップ自身が会社をよくする。悪くするのもトップということに。家庭経営が出来ない人が会社経営が出来るはずがない。アメリカのアイゼンハワー大統領は、重大事項の会議の際にちょっと待ってくれといって自身のワイフにこのことについて相談してみるといって退席されたとか。また、トルーマン大統領は日本に原爆を落とす際に、ワイフに落としてもいいかどうかを相談したとのこと。経営者は奥さんを大事に。良き相談相手にすることが大事であると力説。

自分自身の世の中の見方(みてみる、きいてみる、かんがえてみる)次第ということを痛感した次第でありました。早速今日からこのうちの1つを実践することを決意いたしました。

2001/5/23(水)

『フレッツADSL』

本日の新聞によると、今月28日から三条市、長岡市でも高速定額インターネット接続サービス「フレッツADSL」が開始されるとか。通常の電話回線を使いながら現在のISDNの20倍以上の高速通信が可能ということで、料金もいくら使っても4600円という魅力的な内容。

その記事によると、なんとなんと、我が加茂市でも本年9月までにこのサービスが提供される予定と報じています。さすがNTT新潟支店はすごいという感想であります。これを使わない手はないですね。インターネットの利用に際して時間を気にしなくても良くなるわけですから。ますます、情報の収集が容易になることとなりますね。

話は変わりますが、上記の「本日の自己啓発格言」ですが、人財育成についてです。人財は、人材でもなくまた人罪でもありません。あくまでも人財であります。目標とは、日毎・週毎・月毎に細分化すればするほどわかりやすく、行動しやすく、結果を出しやすくなるという解説です。参考まで。

2001/5/22(火)

『食事手当』

先日ある会社の社長より、今後社員の昼食について弁当をとり一部を食事手当として会社より支給したいが、給与課税されない金額はいくらまでかという問い合わせ。次はその回答の内容です。

「会社が社員に支給する昼食の食事についても、一定の範囲内であれば、福利厚生費として処理することができます。一定の範囲とは、次の2つの条件がクリアされた場合をいいます。

@社員が食事の価格(弁当代)の50%以上を負担。
A会社の負担額が月3500円以下。 

ということは月額7000円以下(消費税込みの金額です)の弁当等をとっていて、その50%以上を社員本人が負担していて、その残額を会社が負担した場合はOKですよということになります。

注意していただくのは、食事支給の非課税制度は、免税店方式をとっているので、会社支給額が3500円をオーバーした場合には、オーバーした分だけ課税されるのではなく、支給額全体が給与として課税されることになりますので注意が必要です。

つい先日他社の税務調査で、この食事手当の計算明細までチェックされましたので、計算明細の保管を是非おねがいいたします。」

以上が回答の内容です。参考まで。  

2001/5/21(月)

『事業の繁栄』

本日の新聞に、以前西武信用金庫に勤務し、現在経営コンサルタントとして活躍している小原功造さんの講演要旨が掲載されておりました。

企業経営で6つの成功原則として、@経営指標の確立A経営システムの確立B業種哲学の熟知C意思決定の重要性の熟知D常に3年後を考えるE経営戦略の確立。

繁栄を続ける事業の本質として、回転率、満足感、ローコストの3つを指摘。中小企業は弱者。弱者になるか強者になるかは経営者の意識と戦略次第。人、物、金は事業の成立条件であって、商品、顧客、販売こそ経営の成立条件。古い自分、固定観念を見直して行かなければならない。いい夢をみてはいけない。経営はセンス。時流に遭わせるのではなく、うまくつかんでいく。ITの時代なら自分自身、向かっていかなければならない。経営者は従業員とその家族を守っている。それをほこりにしてください、と締めくくったとありました。

経営の目的は企業の存続。今苦しいといって、今の苦しさの回避のみに没頭するだけでは、改善どころか悪化の一途。まさに先を見据えた経営を今一度実践する事が最大の戦略と痛感いたしました。先は分かるはずがないから考えられない、考えたくないというのでは経営者失格といっても過言ではない時代。3年後の姿を描きましょう。

今日は加茂祭り。こんな時代だからこそ、景気良く行きたいものですね。

2001/5/20(日)

『住宅のネット販売』

本日の日経新聞に、従来より価格を約30%引き下げた戸建て住宅が北海道で売り出されたという記事が掲載されておりました。

木造住宅メーカー、カワムラが3月から取り扱っている「ネット・ホーム」。2階建て4LDKで、128平方メートルの建物の標準価格は1153万円。建材の材質も改善させたとか。価格引き下げのカギは、住宅を原則3タイプに限定したこととインターネットの活用にあるとのこと。

購入契約を除くほぼ全ての営業活動をインターネットに限定。パソコン画面で立体的に見られる仮想展示場を用意し、顧客とは見積もりやローンの相談まで電子メールでやりとり。ネットによる営業担当者は2人。これまで1棟ごとに平均で150万円程度かかった営業人件費が20万円〜30万円で済むといいます。

時代はここまで来ていますという事例の一つではないでしょうか。これからはネットの活用なくして経営はあり得ない時代になるといっても過言ではありません。一昨日このコーナーで述べた傘のオンラインショッピングといい、先に手がけた方が勝ちということでしょうか。

2001/5/19(土)

『富士通の実力主義賃金』

9年前の1992年、当時の関沢富士通社長は、管理職向けの社内報に成果主義についての原稿を書いたそうです。内容は「仕事は時間で測るものだろうか」という問いかけで始まり、働いた時間が長ければ生産量つまり売上を増やせる時代は終わった。従って社員の評価、報酬基準も変えざるを得ないと訴えたのだそうです。

ある計算を、できる人は数分で片づける。出来ない人は3日4日もかかる。しかし時間で測ると2日、3日かけてやった人の方が残業代をも含めて収入が多くなっていた。これが92年の問題提起で、人間は限りなくクリエーティブな仕事にシフトしていく。そういう仕事は間違いなくかかった時間ではなくて、できあがった成果で評価されなくてはいけない。そして、93年に富士通は成果主義を導入。日本の企業としてのこの制度の導入はだいぶ早いほうでありました。

しかし、先頃この成果主義を見直すという発表。モラルダウンが予想以上にでたり、評価軸が定まらず再考を余儀なくされるなど、抱える悩みは深いとか。実力主義のマイナス面をどう修正するかに世の中の注目が注がれています。

社員のほとんどが実力主義は必要と考えていますが、その評価基準自体が曖昧であるという点が問題だと言うことではないでしょうか。皆さんはどう考えますか。

2001/5/18(金)

『傘のオンラインショッピング』

大阪の中心で傘屋を営んでいたが、営業不振に陥り閉店の憂き目に遭った老舗の4代目の合資会社みや竹の宮武和広氏。そこで思い立ったのが、インターネットを利用した傘屋のオンラインショッピングのビジネスとか。それが見事に当たって、100年続いた老舗を再興することに大成功。キャッチコピーがユニークで「雨降って傘屋どっと混む(COM)」というホームページの書き出しです。平成8年の初年度売上18万円が、現在では、月間300〜700万円。

とにかくきめ細かな商品構成と、自信をもった商品説明。何を買ったらいいのか一目瞭然。各種の賞を受賞されたとか。

早速、ギフト用に20本ほど折りたたみのワンタッチ傘を先日発注いたしました。あすペリカン便で届く予定ですが、インターネットで発注してからすでに4〜5回ほどのメール連絡。注文を受けましたから、在庫確認終了しました、発送手続き中です、発送完了しました、等々、心が通う対応ぶりです。明日が楽しみであります。

2001/5/17(木)

『高額納税者番付発表』

今年も高額納税者番付の発表が昨日行われました。県内のトップはセコム上信越野沢社長の6億209万円。上場を控えた株の譲渡によるものとか。

1000万円以上の納税者は、県内では822人。うち三条税務署管内は82人。

これは、所得税の納税額が1000万円以上ということで、所得金額ではありません。

所得税1000万円は、給与や事業などの所得では約3400万円、株の譲渡では約5000万円。土地譲渡ではケースによって違いますが5000万円位にあたると思われます。(所得控除額を考慮しないところでの金額ですので所得控除が500万円あるという方はさらに上乗せになることになります。)

逆にいえば、たまたま土地を売却して6000万円ほどの儲けがあったというような場合もこの高額納税者番付に載ってしまうという事ですね。

2001/5/16(水)

『会計事務所セミナーに参加』

昨日は当事務所所長及びスタッフ合わせて6名が、丸1日セミナーに参加。これは3回シリーズの1回目で、来月と再来月に続くもの。内容は、実践をもって本当に信頼される会計人を目指そうというものです。

1日目の昨日は、@会計人に今求められている能力の原点を知る。A基準行動が自らを映し出す鏡だと知る。B関与先の指導方針を見極める。という内容。

その中で基準行動の意義と目的は次の通り。

1.挨 拶 ………… 人心と心を結ぶ金の鎖
2.早起き ………… 朝を征する者は仕事を征する。
3.報 告 ………… 報告をして仕事は終了する。
4.計 画 ………… 最も生産性の高い時間
5.整理・整頓 …… 清掃次の準備と思いやりの心

実際に体験実習を通しての研修でありました。次回はロールプレイングで体験し、また、その様子をビデオで撮影し自らの話し方表情説得方法を振り返えり検証するとか。

来月が楽しみであります。あ、その前に当日までの宿題をやらなければ。                  

2001/5/15(火)

『県内銀行の再編』

新潟中央銀行の事業譲渡が14日完了し、受け皿の大光銀行の預金量が1兆円を超すかたちになったとか。

大光銀行の杉田頭取は、記者会見で、今後第四銀行との合併もおこりえるとの発言を昨日されておりました。現実に第四とは、新潟中央銀行の資産査定の共同作業を行ったそうで、今後、両行では現金輸送の共同化など緩やかな提携案がでており今後さらに提携強化、その後合併もあり得るということなのでしょうか。

県内金融機関の具体的再編がようやく始まるような感があります。

本日から都内のセブンイレブンを中心に58店舗でIYバンク銀行の現金自動預け払い機がなんと、24時間稼働。さらに朝7時から夜7時までは手数料無料。利用者本位の仕組みになっているとか。いずれこの加茂の地でも利用できる時が来るのでは。信用金庫を含め地元金融機関はのんびりと構えている時ではない時代の到来です。特に信金には中小零細企業のため生き残りを掛けた発展的な改革をぜひ進めてもらいたいものです。

明日は、私どもTKC会計事務所と三条信用金庫理事及び各支店長との懇談会。大いに議論したいものです。

2001/5/14(月)

『首の疲れ』

首の内部には非常に多くの器官があるとか。食道、気管、甲状腺があり、首のほね(脊髄)には気の遠くなるほどの神経が。

脳の指令を全身に送る伝達網が集結しているので、そのうちの一本でも傷ついたら体は麻痺していまいます。

そのため首を悪くすると、首そのものよりも他の部分の痛みとなって現れるそうです。肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、手のしびれ等々だとか。

主な原因は、首の使いすぎ。パソコン、デスクワーク、家事などは、首を前かがみにして行い、首に過剰な負担を掛けることです。重さは約4キロということですから大変な負担になっているわけですね。

その予防策は、縄跳び、ラジオ体操、エアロビクスなどが最も有効とか。どれから実践しましょうか。

2001/5/13(日)

『バックカメラ』

「駐車場にクルマをスムーズに入れられるかどうかで、店の売り上げは大きく異なる。」

これは、大手スーパーのある幹部の発言だそうです。現在では生活に欠かせない物となったクルマですが、特に女性の多くは自由自在に操れる物ではないそうで、とりわけ苦手なのがバック。そんな人の為にピッタリの商品が注目を浴び始めたとか。

その名はバックカメラ。バックする時に首を動かし、あちらこちらのミラーをチェックすることなく、カメラで撮影したテレビモニターで見るだけで済む便利もの。カーナビの普及もあって追い風中で、生産が間に合わないとか。純正装備も増加中とのこと。

1セット10万円程度と高額ですが、一度ぶつけてしまったと考えると割安のような気もしないではありませんね。

話は変わりますが、今日はこれから、久々の結婚式に参列。何度出席しても、あの感動はいいですね。感激屋のわたくしは、また涙を流すことでしょう。

2001/5/12(土)

『明日は母の日』

明日13日は母の日。6月17日には父の日が控えておりますが。ある機関がどんな贈り物をしたいか、全国に住む主婦に尋ねたところ、母の日はカーネーション、父の日はポロシャツがそれぞれ1位だったそうです。

母の日といえばカーネーションと考える人が多く、根強い人気をみせています。今年は、バスケットに何種類かの花を加えて飾りづけたものや、長くたのしめるという理由で鉢植えが主流。そこに紅茶や菓子を組み合わせた商品も多いとか。鉢植えは3800円前後、切り花は1本300〜350円が相場だそうです。

ちなみにそれぞれのベスト5は次のとおり。

母の日@カーネーションAカーディガンセーターBシャツブラウスCバッグD財布。

父の日@ポロシャツAパジャマB日本酒C甚平作務衣D靴下。

私は昨年同様【カステラ一番、電話は二番】で有名な、「文明堂のカステラ」。これは母の日バージョンで作られたものでカステラの表面に母親に対する一言とカーネーションの絵が描かれているインターネットショップオリジナルのものです。本日宅配で到着予定です。

2001/5/11(金)

『トップとしてのあり方』

会社は社長の器より大きくならない。つまり、社長の器が会社を決めるとよくいわれます。

常に経営は環境適応業であるといえるのでしょうか。外部環境がいかに変化しようとも、変化に適応していけばいいだけであるから、景気が良い、悪いが業績に関連しないようにするべきであることはいうまでもありません。自社の業績決定要因を固めてこそ、真の勝利者たりえる条件をもつ。それを決定づける最大の要因・要素は、やはりトップである「社長」。社長の考え方・行動・人格・人脈・経営手腕が全てを決定づける時代があらためて到来したと確信いたします。

昨夜、あるトップの方との懇談の中で、トップとはどうあるべきかと痛感されられたことが多々あり、この方は本気でこんなことをいっているのだろうかというような疑念を抱くことがありました。真偽のほどはどうであれ、反面教師としていい勉強の場となった次第でありました。

2001/5/10(木)

『100円ショップ、いや88円ショップ』

100円ショップの最大手のダイソーでは、4月に発売した100円の国内旅行ガイド「旅とグルメのガイドブック」シリーズの売れ行きが好調とか。欠品補充に人員を配置するほどの売れ行き。

タイトル数も北海道から沖縄諸島まで全50点そろえ、紹介する名所もバラエティー豊か。たとえば神戸だと、異人館などの山の手側と、中華街などの海の手側の2冊に分かれていそうです。2冊買っても200円。安さも魅力ですが、約3分の2の紙面がカラー印刷で写真も多く見やすいレイアウトがその人気の原因。

先日、ダイエー新潟店に行ってビックリ。なんと100円ショップではなく、88円ショップコーナーがあるではありませんか。ダイエーのプライベートブランドです。ダイソー100円ショップのダイエー版を作ったのでしょう。値段は100円ではなく、88円。88円という値段は消費税を入れても92円。100円やっても8円のお釣りということになります。商品の品揃えも豊富で担当の販売員が1人専属で配置。50色セットのカラーペンも88円にはピックり。上には上がいるものですね。

2001/5/ 9(水)

『な、なんと利益が1兆円・・・』

トヨタ自動車の2001年3月期の連結経常利益が、前年対比22%アップの9700億円程度になる見通しとか。気が遠くなるような数字。1990年6月のバブル期の過去最高をも上回る数字。国内外での新車販売の好調と徹底したコスト削減が原動力と分析されています。連結売上高は、5%アップの13兆5千億円前後の見通し。経常利益を売上高で割り返すと、なんと7.2%の経常利益率。仮に100万円の車を1台売ると最終的に7万2千円の儲けということになります。

カローラ、エスティマ、セルシオ、など幅広い車種がヒット。なかでも特に利益率の高いセルシオは、1車種で利益を500億円も押し上げたとか。

日本最高の企業の力強さをまのあたりにした感じであります。

ちなみに、4月の自動車販売統計が昨日発表されましたが、車種別ではカローラがトップでベストテンにトヨタ車が6車種。残り4車種は、我がホンダ車でありました。自動車メーカーはトヨタとホンダしかないのではないかと言う錯覚に陥るほどというのは過言でしょうか。

ようやく、みどり鮮やかな5月。ところが、珍しいことに私自身、ちょっと風邪気味。風邪なんかに負けてたまるかと、気力で立ち向かっております。皆様どうぞご自愛くたださい。

2001/5/ 8(火)

『・・・・・・・・・』

昨日の夕方の出来事です。当事務所と当事務所との業務提携機関先T社との、電話でのやりとりでのことです。目指す方向は同じでも、なかなか、意志は伝わらないものだなあと痛感。

ある事柄について、事前に当事務所の担当者と先方の担当者が口答で打ち合わせ済みの事柄について、再度確認すると、それはまずいとの返答。こちらは伝えたつもりでいても、相手には伝わっていないといういう事例です。こういうことはたまにあることですが、こういう事態を回避するには、お互いが意志の確認をその都度文章化等するのがベターかと思いますが、実際に全ての事柄について文章化するのは不可能ですし、相手にとっても失礼にあたるのではないでしょうか。ただ、今回のケースで残念だったのは、相手担当者が、自身に非がなくても謙虚に受け止め、確認が不十分で申し訳なかったとの一言があるべきものがなかったという点。その後の折り返しの電話でも淡々と、事務的な話で終始。これではまた同じ事が繰り返されるのでは危惧。何かさみしいものを感じた次第です。(私自身、先方の責任者である上司の方と電話にてやりとりをさせていただきましたが、どこまでその経緯の報告を受けていたのかという感もありますが。)

物事、できませんというのは簡単。では、どうすればそれができるようになるのかという発展的な会話にぜひしたいものですね。何故なら、そのものごとを行うことは目的ではなく、手段なのですから。

来週、担当者が当事務所に出向いての再度打ち合わせと相成りましたが、お互い時間は有効に使いたいものですね。

2001/5/ 7(月)

『簡易社員評価』

先日届いたある会報に掲載されていたものです。「社員の普段の仕事状況を、社長自らの観点で評価します。それにより、単なる社員個人個人のチェックに終わるのではなく、会社全体の問題や改善目標が見えてくるはず。また、社長が社員に目を向けることにより、社員のやる気と向上心をますますアップさせることになるでしょう。もしかしたら、社長自身の改善点も見えてくるかもしれません。社員と社長・社員と会社の信頼関係を見直すためにも、是非ご活用ください。」と紹介されていますのでご参考まで。

評価方法                                【社長自身がヤル気がでる人・採点しやすい人を評価基準とします。評価はモデルの人からの相対評価となります。各5点で、50点満点です。】

1.社長が指示したら返事がよいか?(空返事は最悪。明るい返事は会社が楽しい証明。)                        2.社長が指示しやすいタイプか?(指示の際、何か一言多い社員はダメ社員。)                              3.社長がいなくても普段通りの仕事ができるか?(社長の留守時間を見て手抜きするタイプは社員として最悪。会社への信頼関係をなくしている最大の証明。)                      4.朝の出勤時間に強いか?(遅刻する社員は最悪。朝の1分は普通の1時間。)                            5.判断業務ができるか?(判断するとは責任を持つことと同義。)                                      6.作業や仕事に時間投入を惜しまないか?           7.指示がなくても自分の役割を知っていて率先して働くか?(いちいち指示しなくても率先して作業できる社員が必要。)      8.性格が明るいか?(プラス思考のできる人がよい。陰で会社や上司の悪口を言う人はどこでも使い物にならない。)       9.仕事の優先順位を前日につけられる人か?(仕事の優先順位が判断できる人は、会社の全体と自分の立場がわかる人。)
10.次は何をしなければならないか分かっているか?(無から有を生み出せる人。予定表を作り、アポをとれるか。)    

以上の内容ですが、あまり表現が適切ではないものも多々見受けられますが、要は、これにより、社長自身の改善点が見えてくることが最大の利点ということでしょうか。社長自身がどう変わるかということにつきますね。                            2001/5/ 6(日)

『嬉しいメール』

今朝、メールチェックをしていたところ、小中学校の同窓生(20年くらい前までは家がとなりどうしで幼なじみであります。)からの着信。あけてみると、ほぼ毎日のようにこのホームページを見ていただいているとの内容。涙が出るほど嬉しいのひとことです。ありがとうございます。

休日は、当ホームページにアクセス頂く方の数は半減するのですが、昨日は比較的多くこれもまた嬉しい限りです。

私が毎朝このホームページを書き込む前にすることは、それこそ毎日書かさずおこなっているものがあります。それは毎日更新している私お気に入りのホームページ4カ所です。よくもこれほど毎日書き続けられるなあという感想です。それなりの主義主張を一貫して行いながらですから。

その一つを紹介いたします。ちょうど今読んでいただいているこのホームページの左のリンク集の中のちょうどこの行から数えて8行目に「Gももち・どっとCOM」。ぜひ、クリックしてみてください。そうすると、桃知商店のホームページが現れ、そのトップページの左側のお品書き欄の「店主の戯言(毎日更新中)」の項目。このホームページの主の桃知利男さんは、建設業の情報化コンサルタントで全国を飛び回っておられる方。2〜3年前に、一度セミナーの講師で三条のリサーチコアにおいで頂き、そのパワーに圧倒された次第。その後の懇親会でも酒豪ぶりを披露いただきました。一昨日(4日)のところでは、あの周富徳氏の広東名菜王宮での晩飯体験談。確かにどの料理もまずくはないが、量が多すぎて最後までコースを食べきることができなかったとか。あんかけチャーハンとデザートとお菓子は手つかずの状態。満腹にもかかわらず、欲求不満が残ったとのこと。ぜひ、一度、ご覧ください。

明日から、業務再開。効率よく仕事をしたいものですね。

2001/5/ 5(土)

『子供とは』

今日はこどもの日。

国民の祝日に関する法律によると、「こどもの日は、こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」とあります。

子供を辞典で引いてみると、@小さな子。児童。A子。むすこ。むすめ。B考えの未熟な者。・・・・・・・・・・・。

今日の新聞ではこどもの人口20年連続で減少。1834万人、少子化、止まらず・・・というみだし。こどもの数の定義は、4月1日現在の15歳未満の人口となっています。ということは、国がいっているこどもとは、14歳までの国民をさしているということなのでしようか。細かいことはそれくらいにして、こどもの日を素直に祝うことにいたしましょう。

我が子3人は1834万人の中に入っていることは間違いありませんが、こどもの日の定義に、母に感謝するとあるだけで父には感謝とはありません。あえて文章で定めることではなく当たり前のことだ゜ということがから書かれていないということに解釈いたしましょう。

ちなみに、税法では子供という定義はないような気がいたします。逆に、「老年者」という定義が、所得税法上にありますが、次のようになっています。

老年者とは、その年12月31日の現況において年齢65歳以上の人で、その年分の合計所得金額が1,000万円以下の人をいいます(所法2@三十)。給与収入だけの場合は 12,315,790円以下で、65歳以上の人ということになります。

歳をとられても、1,000万円以上の所得があると、いつまでたっても税法上は老年者にはなれないということになりますね。

2001/5/ 4(金)

『オンライン書店bk1』

連休も残すところ、あと3日。3日しかないと思うか、3日もあると思うかは本人次第ですが。

こういう時でなければじっくりと本も読めないとばかり、目標○冊と掲げ、かため読みの方もいらっしゃるのでは。

このたび、TKCインターネットサービスをご利用いただいているお客様に、オンライン書店bk1を通じて一冊の書籍でも送料無料で宅配するサービスを始めました。お支払いはクレジットカードまたは代金引換宅配便です。どちらも手数料は一切かかりません。発注の際の本の検索も自由自在に可能。たとえば著者名しか分からない場合でも大丈夫。様々な本の探し方が可能です。ぜひ一度お試しください。

在庫がある本であれば24時間以内の発送です。取り寄せの場合は若干の日数がかかることになりますが。

2001/5/ 3(木)

『あのエムケイタクシーオーナー』

あまりにも有名になったエムケイタクシーの青木定雄オーナーが、雑誌に次のように語っています。40年以上苦労し続け、今のエムケイがあると。毎日、午前7時に無線室に入り、運転手とお客様に向かって話しかけることもしたとか。40年以上、1日たりとも休まずに続けているそうで、元旦の朝は、家族で食卓を囲んだことが一度もないそうです。今のエムケイのサービスの質は、どこのタクシー会社よりも優れていると自負しています、と。

青木オーナーは、さらに次のように述べています。

「今、日本人の間から、かつての質素や勤勉、自立心といった美徳が失われかけている気がしてなりません。不況から抜け出せないのは政治や行政、金融機関が悪いからだと言うのは簡単です。しかし、資本主義の下で、日本が元気になるにはそれぞれの企業が良いモノやサービスを生み出して競争に勝つしかありません。そのためには苦しみ抜くしかないんです。苦労は買ってでもしろ・・・そんな精神をもう一度、取り戻してもらいたいと私は説に思います。」と。

まさに、他社にはないモノやサービスを生み出すことによってのみしか、勝ち残ることはできないということでしょうか。そのためには、経営者は率先して苦労しなければ・・・・・・。

2001/5/ 2(水)

『原点の会』

昨日は2ヶ月に1度の原点の会。高橋宗寛和尚に三条までおいでいただいての研修。昨日は私ども税理士事務所の所長対象での実施(出席者6名)。テーマは、主体性の確立。

【禅では本当の人間としての主人公、誰でもが持っている主人公、即ち、ひとりとして持っていない者はないその主人公、これに気がついた状態、これを「主体性の確立」と呼んでいるのです・・・。】

人間は他人にだまされることがある。しかし、自分が自分自身をだますこともある。たとえば、夕方から出席しなければならない会議があるような場合、心の中ではできれば行きたくない、と思い続けているとき、ふと、急ぎでもない仕事を広げだし、黙々とはじめる。気がついたときには、その会議の開始時間間際。周りにいる従業員から忙しそうで大変ですねとのねぎらいの言葉をかけられようものならしめたもんだとばかり、これを理由にその会議を欠席としてしまう。自分で自分をだまし、自分の行動を正当化する。自己保身のために・・・・・・・・・・・。と、高橋和尚からの一言。

まさに自分自身のことをいわれているようで心苦しさが充満。それも自分だが、それが自分のすべてではない。

主体性は無心ということをつかむことからはじまるという解説。

昨日は、自分自身を見つめる貴重な4時間でありました。

本日は、当事務所スタッフ全員が、同じく三条で高橋和尚からの研修です。いろいろな気づきを得てくることを楽しみにしつつ・・・・。

2001/5/ 1(火)

『破綻生保の解約』

生命保険会社の破綻が相次ぎました。過去4年間で、すでに7社。合わせてのべ約890万人の契約者が保険金削減等の負担を強いられた形です。

先日の相談事例です。この7社のうちのある1社の契約がある方で、資金繰り等で、今回その保険を解約した方がいいか、あるいは解約せずに契約者貸し付け制度を利用した方がいいかという内容。当事務所でその保険内容について診断したところ、解約せずにとりあえず契約者貸し付けを利用し、その後解約を検討した方がいいしいう結論になり、早速回答した次第でありました。

解約検討のポイントは@契約当初の予定利率はA被保険者が何歳の時の加入かB保障型か貯蓄型か・・・・・・。

実際には、その破綻した生命保険会社の破綻処理によって大きな差があるので、具体的に個々に判断する必要性があります。本日の日経5面にもその内容が掲載されています。

具体的に証券の写しをいただければ最もベターな対処をシュミレーションいたしますので、お気軽に当事務所までお問い合わせください。