市内では、火災が連続しています。
今日も早朝3時前後に大きな火災が。
知人のご自宅が類焼(全焼)してしまい、さきほどお見舞いをお持ちしたところであります。
幸い、家族全員は避難しけがも無かったのが何よりでありました。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
ところで、建物などに火災保険をかけていない方はほとんどいないと思われますが、その内容を今一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
火災保険をかける際の保険金額を設定するには、①再調達価額をもとにする方法と、②時価額をもとにする方法があります。
①再調達価額とは、同等の物を新たに建てたりするのに必要な金額をいい、②時価額とは、同等の物を新たに建てたりするのに必要な金額から経過年数や使用による消耗分を差引いた額をいいます。
そのため、時価額で契約している場合に、全焼して支払われる保険金では建物を建て直すことはできないことになります(その火災の時の建物の時価しか支払われないため)。
たとえば、10年前に2000万円で新築した建物が、時価額で1000万円、再調達価額で2500万円のケース。
通常、保険は時価で損害が補償されますが、時価額の1000万円で保険金額を設定すると、建物が全焼した場合、当然保険金は1000万円の支払いとなり同等の家を建て直すだけの補償2500万円を得ることができません。
保険を掛けてあるから大丈夫と思っていても、万が一の場合にそつような保険金が支払わなければ意味がないというものです。
今一度、保険証券を見直してみてはいかがでしょうか。
当事務所では、保険診断も行っておりますのでお気軽にご相談ください。
くれぐれも、火の元には注意したいものですね。
タイミング良く、本日は午後より損害保険募集人の更新試験を受けに長岡まで・・・。
この価額協定保険特約の問題が出題されたところであります。
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