卓球・張本智和選手（１３歳）の雄たけび「チョレイ」・・・

ハンマー投げの「室伏広治選手」は知る人ぞ知る人ですよね。

その室伏選手が、ハンマーを投げるときに必ず大声を出すシーンがテレビで映し出されます。

気合いを入れるために出しているのだと思っていたのですが、それだけではなく、それは脳内物資の1つである「アドレナリン」を分泌させるために大きな声を出して叫んでいるのだとのこと。

アドレナリンには、大きく２つの効果があるそうです。

１つ目は、身体機能や筋力を一時的にアップさせる「身体に対する効果」。

２つ目は、集中力や判断力を高める「脳に対する効果」。

その結果、２００４年のアテネオリンピックで金メダル、そして２０１２年のロンドンオリンピックで銅メダルを獲得したのだそうです。

ということが、最近読んだ『脳を最適化すれば能力は２倍になる　 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法』いう本（著者は、精神科医の樺沢紫苑氏）に書かれています。
著者は、精神科医の樺沢紫苑氏。

この本は、「仕事に必要なやる気、集中力、学習力、記憶力・・・」など、そうした人間の能力について脳のどの部分がどのように関与しているか、それぞれを高めるためには何をしたらいいのか、についての具体的な方法を７つの脳内物質の科学的根拠に基づき紹介している本です。

具体的でわかりやすく読みやすい内容です。

本書で紹介される脳内物質は次の７つです。

　　・ドーパミン（モチベーションの向上）
　　・ノルアドレナリン（猛烈に仕事がはかどる）
　　・アドレナリン（ピンチで力を発揮できる）
　　・セロトニン（朝に強くなる）
　　・メラトニン（疲労回復・老化防止）
　　・アセチルコリン（ひらめきが生まれる）
　　・エンドルフィン（究極の集中力で限界突破）

まず、ドーパミンの分泌を高めるには、
①明確な目標ほ設定する
②目標を達成した自分をイメージする
③目標を繰り返し確認する
④楽しみながら実行する
⑤目標を達成したら自分にご褒美を与える

イチロー選手は大きな目標を達成したときに、自分に高級時計を買うそうです。

自分へのご褒美として。自分にご褒美をプレゼントすることで、次へのモチベーションにつなげていたのだとか。

この本の著者の樺沢氏自身、大きな目標を達成したときは、「おいしいもの」を食べに行くのだとか。

普段食べに行けないような高級寿司店など。

美味しいものを食べることは、それだけでもドーパミンが出るそうです。

「次の目標を達成したら、またこのお寿司屋さんにこよう」と思うことによってモチベーションが上がりドーパミンサイクルが動き出すことに。

また、セロトニンは、癒やし物質で心の安定と深く関係しているそうです。

そのセロトニンを活性化するには日光を浴びるリズム運動などがいいとか。

カーテンを開けて寝ると寝起きがスッキリする・・
感動の涙には癒やしの効果・・
共感力を磨けばセロトニン神経が鍛えられる・・
普段からセロトニン神経を鍛えておけばうつ病の予防にも・・

著者は、年間１００本の映画を毎年見続けているそうです。映画は共感力を磨く道具として最適であり、心を癒やす効果を持っていると実感しているとか。

その映画もただ漠然とみるのではなく共感力を磨く見方をするのだとか。
それは人物に感情移入する・・
感情を表現しながら映画を見る・・など。

次はエンドルフィンについて。

居酒屋「庄や」は、店員にオーダーすると、元気よく「はい、喜んで！」と言うそうです。仕事を頼まれたときに、それを感謝の気持ちとともに「喜んで」受けるとエンドルフィンやドーパミンが分泌されるから。この２つが同時にでるとモチベーションも大幅アップし、意欲的に楽しく仕事が出来るというわけだとか。

その結果、集中力も高まり作業効率もアップするので同じ仕事を短時間で終了出来るだけでなく、仕事の質も高まるそうです。

最初に「喜んで」受けるか、「嫌々」受けるかのそれだけの違いでその後の明暗を完全分けるとのこと。

さらに失敗にまで「感謝」出来るとエンドルフィンを出すことが出来てさらに成功に大きく加速するそうです。

そうそう、昨日のテレビで卓球選手が大活躍しているニュースが流れていました。

その中でも、五輪銅メダリストの水谷選手を破った、ルーキー１３歳の張本智和選手の雄たけび「チョレイ」が話題になっています。

この「チョレイ」には意味は無いのだとか。

 同じ卓球の愛ちゃんは「サー」で有名ですよね。

室星選手と同じく、「アドレナリン」を分泌させるために発しているのでしょうね。

この本はおすすめです！

http://bunkyosha.com/book/9784905073734

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