決算書というと、損益計算書、貸借対照表が主体ですが、両者の内、最も大事なのが、貸借対照表です。
損益計算書を見てもこの企業はすぐには倒産するかしないかは判断がつき兼ねますが、貸借対照表をみるとそれが一目瞭然でわかります。
決算書の中でも「貸借対照表」が最も大切といわれる所以です。
貸借対照表には、「流動資産」「固定資産」「流動負債」「固定負債」のそれぞれの合計を押さえることをおすすめ致します。
まずは「流動資産」と「流動負債」のうち、どちらがいくら多いか。両者が何対何か。
「流動負債」が多い場合は、一般的にはサッカーでたとえるとイエローカードかレッドカード。
仮に「流動資産」が多いからといっては安心するのは早計です。
その「流動資産」の中身が問題となります。
棚卸資産が不良在庫等で過大であったり、不良売掛金や返してもらえそうもない短期貸付金などがあったら要注意。
これらを精査して、資産価値を正しく評価した上で流動資産の金額を把握しなければ判断できません。
一般的に、流動資産の比率が高くなる業種は・・・
○小売業、卸売業、サービス業全般
固定資産の比率が高くなる業種は・・・
○製造業、運輸業、宿泊業、病院等
流動負債の比率が高くなる業種は・・・
○建設業、ソフトウェア開発業
固定負債の比率が高くなる業種・・・
○リース業、運輸業
要は、その会社が活動をするために有するもちものかおおいほど固定資産・負債が多い、ということが言えます。
昨日は、そんな決算書の見方の研修会を当事務所主催で開催させていただきました。
参加いただいた多くの皆様、本当にありがとうございました。
貸借対照表は、その企業が設立してから、その日までの意思決定の集大成。
じっくりと見つめ直すといろいろ名ことに気づくことが出来ます。
ぜひ、自社の決算書を時間を掛けてみる時間を設けてみてはいかがでしょうか。
いろいろな気づき、明日からの改善が見えてくること間違いありません。
明日は、新潟市内のとある団体の依頼により、またまた決算書の見方セミナーの講師を務めますが、上記の点を中心にお話しさせていただこうと思っております。
そのセミナーが終わってからの懇親会もお誘いを受けております。
何と、ちゃんこ鍋の店だとのこと。
今から楽しみであります・・・
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