先日、当事務所の相続無料相談会に来所された方の相談内容です。
ご自身が所有されている土地に娘さんご夫婦が自宅を建てられて住まわれているとのこと。
ご夫婦のために、その土地をいっそのこと、婿さんに贈与したいという相談。
その贈与物件の評価や、贈与契約の仕方および登記の方法について説明するとともに、贈与税の金額とその申告日程説明させていただいたところです。
その話が一通り終わってから、私の方から、「贈与についての説明は以上で終わりですが、将来の相続のことは考えておられますか。おそらく相続税がどのくらいか計算したことはありますか?」と。
すると、相談者の方は、「私なんか、相続税がかかるほど財産は持っていませんが・・・」という返答。
ちょうど、固定資産税課税明細書を持参いただいていたので、概算ですが、評価額を計算してみましょうということで、早速計算。
すると、財産が土地だけしかないという仮定でも数百万円の相続税になる試算。
相談者もびっくり。
というのも、お持ちの固定資産税課税明細書に書かれている土地の多くが、農地(畑)だったから。
所在地を確認すると市街地周辺農地で、農地といえども宅地としての評価額をベースに相続税評価する農地ということが判明。
相談者の方は、農地だから評価額は低いだろうという先入観で考えていたようです。
先入観にとらわれず、一度所有する財産を概算でもいいので計算してみることの大事さを改めて痛感した次第。
当事務所は、無料相談を受け付けています。
お気軽にご連絡いただければ幸いです。
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