昨日は、同業の事務所が今取り組んでいる事例を紹介いただきく場に参加させていただき、本当に学びの多い一日となりました。
物事の考え方やとらえ方、その行動についていろいろな気づきがありました。
来月に予定している次年度に向けた経営方針発表会に生かしたいと思った次第。
昨今の競争環境が激化する状況において、「生き抜く力」を高めて成長し、「自利利他の精神」、「与えられる人」を養うことが本質的に社員を大切にすることだと考え、当初から掲げている「10の行動指針」を徹底して事務所経営を進める覚悟をした次第であります。
貴重な気づきを与えてくれた皆様、本当にありがとうございました。
いただいた資料の中に、次の文章がありました。
・・・とても流行っている酒屋さんと、そうでもない酒屋さんがありました。
立地や品揃え、お店の大きさなど、さほど変わらないのですが、売上は数倍違うそうです。
この違いはどこから生まれるのでしょうか?
次は、一つの事例です。
どちらのお店も夕方4時半頃ご近所から「ビール1ケースお願いします」と注文を受けました。
それぞれのお店で違うのは、注文を受けた後の対応です。
あまり流行っていない酒屋さんは、倉庫からビールを1ケース出してそのまま配達しました。
頼まれたものを頼まれた通りに届けたわけです。
すなわち、当たり前の対応です。
だから、このお店でどうしても買う理由は特別ありません。
流行っている酒屋さんも同様に倉庫からビールを1ケース出してきました。
しかし、この酒屋さんは、4本だけ引き抜いて、お店の冷蔵庫でキンキンに冷えているビール4本と入れ替えしてから配達に向かいました。
夕方にビールの注文があるということは、ご主人が帰ってくるのにビールを切らしてしまったとか、急な来客があるのかとか、あるいはお客さんがいてビールを切らしてしまったのか、注文した時のお客様の状況を想像したから。
頼んだ以上のことをして対応。
この対応はお客様が感動するのでファンになります。
「またこのお店で買おう!」と思うというもの。
買うべき理由がある会社は、顧客に選ばれる会社になり、勝ち残る会社なります。
買うべき理由は、会社によってまちまち。
品揃えなのか、品質なのか、価格なのか、アフターサービスなのか?
顧客が御社から購入する理由は何ですか?
自社にとっての、冷えた4本のビールは何ですか・・・
頼まれて受けた仕事を約束どおりにするのは当たり前のこと。
相手の状況を想像し、ほんの少しの気配り、心配りができるかどうか。
期待を少しでも越える対応ができるか。
小さなチャンスに一つでも多く気づける行動を心がけたいものですね!!!
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