会計経理上、売上原価のつかみ方は次の通りです。
①期首の棚卸 50万円
②当期の仕入れ 1000万円
③期末の棚卸 100万円
①+②-③の算式により、950万円の商品が売れたらしい(!?)。
売れたらしいとは、この中には万引き当の分も含まれるから・・・。
結果、純粋に売れた分だけかどうかはこの計算方式では判らないということ・・・です。
なぜなら、決算書には金額は表示されるけれども、個数は計上されないから判らない・・・。
本日、聴講させていただいた牧口晴一先生の講演の内容の一部です。
さらに、牧口先生は、利益と資金のずれの認識を経営者はもっともっと以てもらうべきとも。
利益と資金が一致しない原因として、
・商品を掛売りしたら収益だが、その時点では資金にならない。
・逆に売掛金を集金して現金が増えても、収益にはならない。
・在庫に残ると、その分費用が減って利益が出る。
・買掛金を現金で支払っても費用にはならない。
・設備投資は資金は減るが、その時点では費用にならない。
・減価償却は、資金の減らない費用である。
・借入をして資金が入金されても収益ではない。
・借入金の返済は資金は減るが費用にならない。
・支払手形の決済は、資金は減るが費用にならない。
・手形をもらっても資金にも利益にもならない。
・手形の入金で資金となるが利益にはならない。
などなど。
また、会計に対する社長の誤解が原因となっていることも理由の一つと力説。
・仕入れは全額費用になる・・・という誤解
・借入金の返済は費用になる・・・という誤解
・掛売りは収益ではない・・・と言う誤解
などなど。
よって
利益が出ているのにお金がない・・・という言葉が社長か出てくる、とも。
借り入れをしなければならないような状態になったら商売を廃業するという経営者も。
利益と資金のずれを意識した経営を徹底的に行うべきと解説されておられました。
いずれにしても経営は変化対応業。
経営計画の策定が必須の時代です。
利益計画だけでなく、B/S計画もしっかり立てて経営しなければ淘汰される時代・・・ということですね。
牧口先生、有り難うございました・・・
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