先日、お客様のところで、たまたま話を聞く機会がありました。
話の内容は、
社長「仕事忙しそうだね」
大工「仕事先が結構遠くて帰るといつも深夜1時、2時になります。でも、やればやるだけお金いただけるし、だから遅くなってもなんでもないです」
社長「お金貯まるね」
大工「でもそのお金で道具を買わないといけないから、貯まらないですよ、それに仕事が早く終われば次の仕事につながる、独立して1年になるけど、前の親方のところで、とくかく鍛えられたから、30坪の家の建前一人でやってました。とにかくひどい親方で大変でした」
社長「年いくつ、結婚してる」
大工「26歳で独立して今27歳です。結婚はしましたが、別れました。なんせ、いつも帰るのが遅いから何か浮気していると思われていたみたいで、決定的だったのは、独立の話をしたときだったかな、でも全然後悔していません。だって、誰もいないから好きなだけ好きな仕事できるじゃないですか」
私「すごい。若いのに、ところで夢ってある」
大工「夢なんて考えたことないです。自分自身、長生きしたいと思わないし、たばこは吸うけど、俺酒一滴も飲めないんだけど、俺の仲間と今月いくら稼いだなんて張り合っているのが楽しいです。俺の仲間も独立して仲間多いので、いろんな悩み気持ちがわかるんです」
こんな会話のなかで私は信じられないと思いました。まだまだ身近にこんな仕事を精一杯好きでやっている若き大工がいるんだ。感動しました。
そして、もう一つ感動したのは、その社長が、従業員を雇うようになると、前の親方の気持ちがわかるようになる、独立して、一人前になって仕事をしていられるのは、その親方のおかげだよっとその社長が言いました。その社長も、社長になって2年になっていません。だからこそ、その大工に言いたかったのかもしれません。
渋木
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