当社は、現在通常業務を行いながら平成3年分の所得税の確定申告業務を鋭意進めさせていただいているところです。

該当するお客様に早期の確定申告資料の提出をお願いさせていただいたところ、ご協力をいただいたおかげです。

心から感謝申しあげます。

税法は毎年改正があり、その改正事項を再確認しながらまずは手計算して算出した税額と、パソコンに入力して計算された税額が合致することを確認して進めています。

ところが、昨日取りかかった確定申告ですが手計算したものとパソコンでの税額が合致しません。

再チェックにチェックを重ねたところ、給与所得の計算に誤りを発見。

所得金額調整控除の適用漏れでありました。

たまたま、その確定申告されるお客様の扶養家族に従来から障がい者の方がいらっしゃり、このたび一般障害者から特別障害者に変わったため、この所得金額調整費控除の適用があることとなったためでありました。

所得金額調整控除とは、所得税を控除する制度の一つで、一定の条件に合致すると給与所得者に対して総所得金額の計算時に一定の金額を控除するというもので、給与所得控除が増ることとなりその分給与所得が少なくなる(最大15万円の控除)結果となります。

    控除額 ={給与等の収入金額(上限1,000万円)― 850万円}× 10%

パソコンソフトのチェック機能が効いたおかけで誤りを未然に防ぐ事がてきたという次第。

今回の事例に限らず、社内チェック体制を万全にし、適用できる税制上の特例をもれなく適用することによって誤りのない申告業務をさせていただくことを改めて意識させていただいた次第であります。

確定申告の必要な方は、早めの準備と申告をおすすめ致します。

さて、2月14日の『365人の仕事の教科書』は、俳人・夏井いつきさんの“物の見方を百八十度帰るハイクの力”です。

俳人の世界では「生憎という言葉はない」そうです。

「今日は生憎の雨で桜を観ることが出来ない」を俳人たちは「これで雨の桜を詠める」と考えるとのこと。

その精神で俳句を続けていくと、個人的句な不幸や病気、苦しみ、憎しみなどのマイナスの要素を百八十度変えて詠むようです。

そのため、何をやってもマイナス思考で螺旋階段をグルグル回りながら果てしなく下りていくように生きてきた人が、物の見方が全く変わって生き生きとした人生を生きるようになるのだとか。

俳句の力は、凄いですね。

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