昨日、私が所属する団体に、新潟経営大学女子サッカー部監督稲葉旬さんがおいでになり講演された内容に感銘を受けたのでその一部を紹介致します。

稲葉監督は、地元新潟で『プロサッカー選手になりたい』という想いで新潟経営大学サッカー部に入部し、1年時からトップチームでプレー。

天皇杯ではアルビレックス新潟と均衡した試合をしたり、インカレ全国ベスト16などと貴重な経験。

卒業後に海外でプロサッカー選手として活躍された方であります。

新潟経営大は、本年度4月に女子サッカー部を創部。

その初代監督が稲葉淳さんを抜擢されたとのこと。

「立ち上げ3年目での北信越女子リーグ1部昇格」という目標を掲げてスタートしたとのことです。

そのスタートまでのなみなみならない努力があっての部創設にこぎつけたとのこと。

まず、部員を集めること。

全国各地を周り、選手をスカウトに。

130人ほどにアタックして、現在の22名の選手が来てくれたとのこと。

一人の選手に4回から5回の接触。

遠くは長崎まで出向いて。

まず、1回目は先生に挨拶。

2回目は本人に挨拶。

3回目はご両親にご挨拶。

4回目は具体的な事柄について・・・

というような段階を踏んで、22名を集めたのだとか。

選手から来ていただく決断をしていただく決め手となるものは何だったのですかという私の質問に対して、稲葉監督は、“その選手に来ていただきたいという熱量をいかに伝えるか”。

そして、“本気なんだということをいかに伝えるか”とのこと。

最後にスポーツで加茂を元氣にしたいと熱く語っていられたのが、印象的でありました。

陰ながら応援したいと思った次第です。

高校でも女子サッカー部を立ち上げたいとも語れていました。

そうそう、ユニフォームは、加茂に咲き誇る雪椿の色のピンクとのこと。

雪椿は豪雪の厳しさに耐え変化を遂げ、春には美しい花を咲かせる花だからどのことです。

それにあやかりたいとのこと。

さて、本日の致知出版『心が熱くなる365人の生き方の教科書』は、杏中保夫さんの“逆境が自分を磨いてくれた”です。

私は何のためにこの仕事をするのかということを常に大事にしてきた・・・。

お客様第一という創業者の精神がまずあって投資家の財産形成のお手伝いを通じて社会に貢献すること・・・。

中村天風先生や安岡正篤先生の本を何度も読み自分を奮い立たせながら頑張った・・・。

野村證券という会社は、実績を上げた人間を抜擢して仕事や立場をどんどん与えていくことが鉄則で責任のある役割をいただいた・・・。

逆境が自分を磨いてくれた・・・・。

野村證券というタフな職場で苦悩してきたからこそ、いまこうして公文でやっていくことができる・・・。

逆境に感謝していると文章は締めくくっています。

自身が置かれた立ち位置にどう向き合うかということをあらためて感じさせられた内容でありました。

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