毎週欠かさず見ている日曜朝のテレビ番組「がっちりマンデー」。
9月29日は、富士フイルムホールディングスが取り上げられていました。
ゲストとして、その富士フイルムホールディングスの後藤社長が出演され、「富士フイルム!大打撃から大変身で大復活!社長に迫るその(秘)戦略」というテーマで語られていました。
ラーフィルムの世界需要は、2000年をピークになんと1/100以下に激減したとのこと。
富士フィルムは、デジタルカメラが普及したことで業績が大打撃。
しかし、その持っている技術を整理して活用したことにより、なんと年間売上げ3兆円の大復活を遂げたとのこと。
・「チェキ」という商品が、お客様のニーズに合わせたことによりヒット
・写真フィルムの技術で化粧品を開発し今や年間100億円の売上
・大腸ポリープを見つけることができる画像診断技術と人工知能(AI)の開発がヒット
等、業績回復の要因を語られておりました。業績回復のポイントは、持っている技術の棚卸しをされたことのようです。
あのP・F・ドラッカーには数々の名言があり、企業や人の強みの認識について、次のような経営の本質を迫る内容を見つけました。
「強みとは何か?誰でも、自らの強みについてはよくわかっていると思っている。だが、たいていは間違っている。わかっているのは、せいぜい弱みである。それさえ間違っていることが多い。
しかし、何ごとかをなし遂げるのは、強みによってである」と。
自分の強みをしっかりと理解し、それを使って勝負をしないと勝ち目はないというものです。
ドラッカーは「多くの人が自分の強みを把握していない、わかっているのは自分の弱みだけ・・・」とも述べています。
強みを知り、強みを生かしてこそ成長発展できるというものですね。
内部環境と外部環境のプラス面・マイナス面を洗い出す現状分析手法であるSWOT(スウォット)分析も有効な方法と思われます。
強みを知り、強みを生かしたいと思います。
ところで、富士フイルムグループは2024年1月20日に90周年を迎え、その節目に当たりグループパーパス「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」を制定されたとのこと。
その際、制作されたコンセプトムービー、および日経新聞の広告で語られている宣言は次の通りです。
人は笑う。
楽しいから。
うれしいから。
チャレンジの前に。
緊張から解放されて。
まだ見ぬワクワクに。
何かがはじまる気配に。
新しい時代の予感に。
愛と夢と希望に。
自らの可能性に。
大切な人の笑顔に。
新しい命に。
笑えるのは、
人に与えられた、
最高のギフトだ。
長い歴史の中で、
世界中の人々の笑顔を見つめてきた
私たち富士フイルムグループは、
幅広い領域で人に寄り添い、
さまざまな仲間や企業と共に、
地球上の笑顔の回数を増やしていきます。
すばらしいですね!
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