今日25日は、クリスマス。
イブの昨日、心温まる話が書かれたメルマガが、届きました。
当事務所が加盟する会計事務所を支援する東京のコンサルタント会社です。
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・・・これはある少年と、担任の先生の物語です。
トンプソン先生が受けもった5年生のクラスにはテリーという男の子がいました。
彼は、家が貧しくて身なりが汚く、動作もゆっくりだったので、みんなから仲間はずれにされていました。
トンプソン先生は、テリーのことが気になり、これまでの担任の評価を見てみました。
1年生、とても優秀。2年生、良い。3年生、やや劣る。
4年生、かなり劣るとなっていました。
やはりという気持ちで先生はため息をつきました。
テリーは3年生の時に、父親をがんで亡くしていたのです。
先生は、テリーのために5枚のポロシャツを買いました。
これで月曜日から金曜日まで毎日着替えができます。
仲間はずれにされるのは、身なりが汚いからだと先生は考えていました。
その後テリーは、毎日真っ白なポロシャツを着て登校しました。
表情が少しずつ明るくなり、いじめも少なくなりました。
クリスマス休暇を迎える前日、先生は生徒からたくさんのプレゼントをもらいました。
その中に、新聞紙にくるまれて麻ひもで結ばれただけの贈り物を見つけました。
周囲からは「きっとテリーのだ」とささやく声。
先生がその包みを開けると、使いかけの香水と、ビーズで作ったブレスレットが出てきました。
生徒たちからは笑い声。
しかし先生はかまわずブレスレットを着け、香水を少し両手首につけてこすり合わせてみました。
「なんて素敵なブレスレットと香水なんでしょう」
先生はテリーに微笑みかけました。
そうしてすべての生徒からのプレゼントを開けると、散会の時間になり、みんなは大きな声で挨拶を交わして飛び出して行きました。
ところが、一人、じっと椅子に座って下を向いている生徒がいます。
テリーです。
先生は近づいて、声をかけました。
いつも黙ってうつむいているテリーが初めて顔を上げ、じっと先生の目を見ました。
目には涙をためています。
「先生にあげた香水はママの形見です」
テリーの母親は1ヵ月前に事故で亡くなっていました。
「ビーズのブレスレットは、僕がママの誕生日にプレゼントしたものです。いつも大事に使ってくれました」
トンプソン先生は、テリーの目を見て、はっと打たれるものがありました。
しばらくして、両親がいないテリーは親戚にもらわれて学校を去りました。
何年かおきに、先生のもとに手紙が届きました。
その内容は、「高校を首席で卒業しました」「大学を首席で卒業しました」というもの。
その後、29歳になったテリーから、先生に結婚式の招待状が送られてきました。
当日、先生が式場に着くと、身長190センチの立派な青年に成長したテリーが駆け寄り、
先生を何度も抱擁しました。
「先生、本当にありがとうございました。今日の私があるのは先生のおかげです。
あの時先生が私に声をかけてくれなかったら、今の私はありません。先生、本当に本当にありがとうございました」
涙声で感謝するテリーに、先生はこう言いました。
「テリー、違うんです。私はあなたに救われました。あなたの目を見て、私は教師のなんたるかがわかったのです」
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このメルマガの最後に、「皆さんは、この話を聞いてどう思いますか?」というメッセージと、ギリシャ神話の次の言葉が。
“自ら彫った彫刻に惚れ込み、愛情を注いだら、その彫像が人間になった”
会社経営者(私自身もそうですが)も、社員一人ひとりの力を最大限に引き出し努力をしたいものですね。
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