比較的あたたかい日曜の朝です。
コロナ禍で生活様式がいろいろと変化していますね。
巣ごもりする時が増え、家にいて買い物ができるテレビ通販等も、売り上げそうだったようですよね。
あのジャパネットたかたの創業者の高田さんの講演を、以前三条市内でお聞きし感動したことを覚えています。
普段は、あの甲高い声ではないんですね。
CMのときだけだそうです。
あの甲高い声と笑顔ににつられてついつい購入してしまうんですね。
私もその一人ですが・・・。
ネットで、マネーポストWEBといページで『ジャパネットたかた 先代を超える売上を記録する2代目社長の発想力』と言う記事が掲載されていました。
それによると、ジャパネットたかたは、5年前に長男・高田旭人社長(41)が跡を継ぎ、新たなスタイルで同社を牽引。
昨年2019年12月期の連結売上高は2076億円で過去最高となっているそうです。
その2代目社長のインタビュー記事が掲載されています。
それによると・・・、
○売上比率はカタログや折り込みチラシなどの紙媒体が4割強、ラジオ通販が1割程度、残りをテレビ通販とネット通販で分けあうかたち。
社員には“どこで売るか”ではなく、あくまで“何を売るか”が最優先だと話してるそうです。
紙が主体で、テレビ等はそんなに伸びていないというのには以外でした。
その理由は、紙のカタログは、一度ご購入された方が、リピーターとして使われているのが因のようです。
高田旭人社長2004年に入社され、福岡市にあるコールセンターで7年ぐらい勤め、本社(長崎県佐世保市)に戻ったのは2010年。
ちょうど家電エコポイント制度が終了し、主力の家電の売り上げが激減していた時期で、創業者・高田明氏とは見解の相違が多々あったそうで「こんなやり方じゃダメだ」「だったらお前が社長をやれ」というような押し問答が何度もあったうえでの社長交代のようです。
お父さんが、ひらめき天才型の長嶋(茂雄)タイプとすれば、旭人社長は理詰めで考える野村(克也)タイプだと自身で分析されています。
まったくタイプが違うので、お父さんのようにトップダウンでグイグイ引っ張るのではなく、これまでのジャパネットの強みをきっちり可視化、言語化し、それを全社員で共有して、社員それぞれが実行していくのをサポートする、自分に課せられた役割はそれだと思っていたと語っています。
旭人社長は、それまで8500点あった取扱い商品を700点まで絞り込み、コールセンターの対応などの手間とコストを削減を実施。
お父さんのやって来た事を継承しつつ新しい文化にシフトしていったとか。
自らが広告塔になって会社を牽引したお父さんと同じ事をせず、一切マスメディアには出ないという一途な方針。
あるとき、社内のコンピューターの操作性が悪いという意見を取り入れ、全て取り替え、作業効率が大幅にアップさせたことも。
小さな不満にいち早く気付き、改善し、且つ結果を出しているようです。
お父さんの引き際も素晴らしいですね。
自分にないやり方を提案してきた息子に猛反発し、そのやり方が正解だったとしるや一切経営に関与せず身を引いたんだそうです。
社長が変わる時、正直ジャパネットは終わったのかなという危惧がありましたが、そんな心配を払拭する経営酒案を発揮しているようです。
私自身数ヶ月前、ジャパネットから、アイリスオーヤマの布団乾燥機を購入しました。
ジャパネット製品はオリジナルで、布団乾燥機のダクトの先が上も下も広がるようになってるんですね。
普通のアイリスオーヤマ製は、上だけフラップが上がる仕様のようです。
こういうちょっとした「違い」を見せてくるところがいいところのひとつですよね。
それにしても、良くある二世経営者は会社をダメにする問い我がちですが、素晴らしいリーダーシップですのようです。
お父さんとはやり方が違っても、ジャパネットという会社を大切に、自分ができることは何かをよく理解したうえでの戦略を実行されている次第であります。
経営を引き継ぐという覚悟と発想力の大切さを痛感したところです。
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