ついに、当事務所より「元氣手帳3」の発行です。
「元氣手帳1」「元氣手帳2」に続いての第3弾で、今回は不況対策編。
この手帳の32ページに、「レオ・マックギブナ」の次の言葉が紹介されています。
『ドリルを買いに来た人が欲しいのは、ドリルではなく“穴”である』
知る人ぞ知る言葉です。
ドリルを買いに来たお客に、店員は「どんなドリルが欲しいんですか?」と聞きがち。
しかし、ドリルを買いに来たお客は、実はドリルそのものが欲しいのではなく、たとえば日曜大工である物に穴を開けたかっただけだという意味。
そう考えると、店員は「どんなドリルが欲しいのですか?」という質問ではなく、「どこにどんな穴を開けたいんですか?そもそも何をつくるのですか?」と尋ねるべきでは・・・と。
その答えによって、どの商品がいいのかという提案ができるというものです。
当然、穴を開けたい素材によってどんな刃のドリルがいいのか、日曜大工的な使い方ならば、耐久度は低くても安いものがいいし、木に穴を開けるのなら、ドリルでなくても別な道具をすすめた方がいいのかも。
そもそも、本当に穴を開ける必要があるのかどうかの投げかけもあってもいい場合もあるのかもしれません・・・・。
次は、私が先日当事務所の新人スタッフと交わした何気ない会話の一部であります。
「当事務所のお客様が銀行からお金を借りたいのですがと言われたらどうする?
資料をつくって上げ、銀行に折衝して融資が受けられたらお客様は喜んでくれるよね。
けれど、借りたものには利息を支払わなければならないし返済もしなければならないわけだよね。
お客様がお金を借りたいと言われたかもしりないけれど、借りることが目的ではなく、運転資金がたりないからそう言われたのかもしれないね。
もし、そうだとしたら、借りないで済む方法があれば一番いいよね。
例えば、売りっぱなしで集金ができていない売掛先がないのか、余分な在庫を買い込んでいないのか。
仕入れ代金の支払い条件は改善できないのか・・・。
それらを改善することによって借り入れをしなくて済めばいいし、もし借り入れするにしても当初の予定よりも大幅に借入金額を大幅に減らすことができるかもしれないよね。
その上で、万が一借りるにしても、金利が固定で比較的低い制度融資の方ががいいよね。
一番大事なのはそのお客様企業が今まで以上に利益を上げる努力をすること。
さらにキャッシュフローを考えてのね・・・」
まさに本当に欲しいのは「ドリルより穴」という事例であります。
金融機関の担当者も、資金が足りている企業にお金を借りてくれませんかと無理強いするケースも見られますが、これも問題ではありますが。
経営者は、とかく売り上げ売り上げと言いがち。
売り上げが増えなくとも、利益を増やすことが最大の目的であります。
増収増益が理想かもしれませんが、当然減収増益でもOKであります。
かえってその方が資金繰りが改善することもあります。
「元氣手帳3」は、担当スタッフが訪問の際に持参させていただきますのでどうぞお楽しみに。
ところで、今日26日の日経産業新聞に「台湾ツアー1万2000円」という見出しの記事が掲載されていました。
近畿日本ツーリストでは、台湾旅行2泊3日のツアーを1万2000円で発売するというもの。
定額給付金1万2000円を狙った商品のようであります。
ただし、初めて台湾を訪れる人限定のようでありますが。
それにしても、こんなに安くて大丈夫なのでしょうか(安全面をふくめて)?
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