5月8日のネット掲載の読売新聞ヨミドクターという記事からです。

タイトルは、「 夫婦の会話はかみ合わないのが当たり前!? 妻の逆鱗に触れず、自分も疲れない会話法教えます」

・・・男女が同じ人間の形をしているから分かり合える、と思うことが大きな勘違いです。

姿は似ていても、脳の機能はかなり違います。

男性の脳は問題解決型。

一つのことに集中することが得意で、猪突猛進的に目標に向かいます。

一方、女性の脳は一度にいろいろなことを処理して、なんとなく目標に向かいます。

そのために、男性と女性の会話はかみ合わないと考えたほうが良いでしょう・・・

・・・多くの妻が抱く夫への不満は、「夫が話を聞いてくれない」とか「話を始めると夫が自分の部屋に引きこもってしまう」などです。

夫も最初から妻の話を無視していたわけではないでしょう。

結婚当初は一生懸命に妻の話を聞き、不満に対して解決方法を考えてみるのですが、そのうちに妻の話は別の話題に飛んでいき、夫は混乱します。

こんな会話が繰り返されると、男性は妻の話を聞くのが嫌になるかもしれません。

うまく話がかみ合って、妻の不満に対してアドバイスをすると、突然、妻が不機嫌になることもあります。

そんなとき、妻は不満を誰かに聞いてほしいだけで、アドバイスは求めていません。

下手なアドバイスをすると、逆ギレされることもあります。

こうしたことが続けば、夫も妻との会話を避けるようになりがちですが、妻はおしゃべりすることでストレスが発散するので、日によっては、夫がその聞き役になる必要があります。一説によると、一日の会話は女性が2万語、男性は7000語で、なんと約3倍の差があるとも。

異説もありますが、会話する頻度が2週間に1回以下の高齢者の割合は女性の3倍なので、やはり女性の方がおしゃべりであるというのが正しいのかもしれません・・・

・・・会話は横隔膜を動かし、交感神経を落ち着かせます。

さらに不満を口にすることで、男女ともストレスの解消になります。

一方、不満のはけ口にされる聞き手にとっては、時に大きなストレスになります・・・

・・・ストレスがたまらなく、相手も満足する会話術を身に付けることです。正式には「バックトラッキング」と言いますが、私はオウム返し法と言っています。

方法はいたって簡単、女性の話をオウム返しすることです。

受容と共感をもって「聞いているふり」をすることが大切です。

「こんなに辛い思いをしたのよ!」と言われると、「そんなにつらい思いをしたのか?」とオウム返しの疑問文で返すのです。その後に「それは大変だったね」とか「ごくろうさん。ありがとう」などと付け加えれば、さらに効果的です。

これが受容と共感です。

さらに前に座って、瞳をジッと見て、話に耳を傾ければエクセレントです。

このようにして、相手が一日の出来事や不満を話して満足すると、男性の前から何事もなかったかのように姿を消します。

話を聞くのは疲れますが、われわれはその後にのんびりすれば、安寧な日々が過ごせることでしょう・・・

なるほどという内容ですね。

ビジネスの世界でも、この“オウム返し法”は、有効ですよね。

繰り返すことによって、相手の言葉を聞いていたんだよということが伝わルカらではないでしょうか。

ぜひ、実践したいと思います。

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