今朝の日報朝刊26ページに書かれていた「Drの脳番地日記」というコラム記事からです。

・・・昨今、電話応対の出来ない新入社員のことがメディアでも話題に上がっています。

これは、現代人の脳の「聞く力」が休息におとろえていることを象徴する事例のひとつだと思います。

スマホを片時も離さず、暇さえあれば見ていることで「スマホ脳」となります。

スマホの画面は小さく、眼球を動かさずに簡単に文章や画像を見ることができます。

そうしていると、いつのまにか、新聞を広げて目を上下左右させて読んだり、本をめくりながらゆっくり読んだりする作業が面倒くさくなります・・・

・・・見ることに集中するほど、耳で聞こうとする意識は次第に薄れてきます。

こうなってしまうと、「聴覚系」の衰えが他の脳番地にも悪影響を与えるようになります。

そこで「スマホ脳」から「ラジオ脳」に変わることを勧めます。ラジオ脳とは、聴覚系が鍛えられることで、他の脳番地の働きも同時に強化された脳のことです。

ラジオ脳で重要な能力は、「耳で空気を読む」ことです。

たとえば、仕事で電話を取り次ぐ際、電話を受けるべき担当者が不在だったとします。

その時、相手の声が急いでいる様子であれば、単に「〇〇は不在です」と伝えるより、「至急折り返させます」と答えらた方が、取引先への印象も良くなります。

このように、相手の声から、相手の状況を素早く感知して臨機応変な対応が出来るようになれば、仕事の効率は上がり、あなた自身の評価も上がるはずです。

これが「“耳”で空気を読む」ということなのです。

お気に入りのパーソナリティのラジオを毎回聞くこと、また、実家に電話することです。

一声聞くだけで、「今日はこの人嬉しそうだな」とか「ちょっと声が疲れているな」とか、声だけでも、少しずつ相手の様子がわかるようになっていくはずです・・・

 

加藤俊徳医学博士の記事です。

ぜひ、たまには実家に電話して“耳で空気”を読んでみましょう!!!

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