本日13日より17日まで当事務所は夏期休暇であります。
お盆を迎えたりと、あっという間に過ぎ去ってしまう休暇かもしれませんが、充実した日々にしたいものですね。
最近購入した書籍「デッドライン仕事術」を今読んでいます。
デッドライン仕事術とは、「就業時間も仕事も、全て締め切りを設定する」という、仕事手法。
①だらだらと残業せずに、毎日、「今日は○時に帰る」と決めて仕事をする。
②「来月中旬ごろ」という曖昧な言い方はやめて、「×月×日まで」と全ての仕事に締切日を入れる。
この2つを実行するだけで、仕事効率は驚くほど上がると書かれています。
著者は、この本の中でさらに次のように書かれています。
・・・「時間がいくらあっても足りない」と愚痴をこぼしている人に限って、実は「時間はいくらでもある」と思っているように見えて仕方がない。本当に「時間がない」と思っているなら、もっとテキパキと働くはずだからだ。ところが、現実には、「時間がない」と言うわりに、すぐに片付くはずの仕事にもなかなか手をつけず、先送りしてだらだらと働く姿が目につく。「足りない」はずの時間を、湯水のように惜しみなく使っているのだ。「仕事量が多いから残業せざるを得ない」のではなく、「残業すればいい」「休日出勤すればなんとかなる」と思っているから、就業時間内に仕事が終わらないのだと思う。だとすれば、足りないのは、「時間」ではなく「スピード」である。有限の時間の中で、より多くの仕事をすれば、それに費やす時間は3分の1ですむ。小学生でもわかる、簡単な理屈だ。大量の仕事をこなすためには、「労働時間を増やす」のではなく、「効率を上げる」ことを考えるべきなのである・・・
では、どうすれば仕事の効率が上がるかということ、それは、時間に対する考え方を改めることだそうです。
「終わるまで仕事をする」ではなく、「就業時間内に仕事を終わらせる」ことを考えるのが効率アップの第一歩と明言しています。
このように言うと、「時間の制約なしにじっくり取り組まないと、仕事の質が落ちる」と反論する人がいるに違いないものだが、現実は逆で、時間をかければかけるほどクオリティが高まるというのははっきり言って幻想にすぎないとのこと。
人間は基本的に「怠け者」だから、時間がいくらでもあると思うと、面倒なことはつい後回しにしてしまう。机にむかっているが何もしていない、というムダな時間が増えるだけだからだとか。
限られた時間の中で集中して仕事をこなしたほうが、結果的には質も高まることが多いと断言。
著者は、一夜漬けで試験勉強をしていた学生時代を振り返れば誰でも思い当たる節があるはずと次のように述べています。
「試験の期日が決まっているから必至で勉強するわけで、もし、“キミの準備が終わり次第、試験をやろう”ということだったら、誰も勉強などしない」と。
現社会は、ビジネス環境の変化が著しいため、ぐずぐずと時間を掛けている内に、前提となる条件が変わっていることすらあのが現状。
たとえ失敗に終わったとしても、早く結果を出して「次」に備えた方が、チャンスを生かすことができると著者は述べていますが、なるほどと思った次第。
ぜひ、これからはすべての仕事に「締切日=デットライン」を入れるようにしたいものです。

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