この5月に発売したばかりにもかかわらず既にベストセラーランキングに登場しているというので早速ネットで購入して昨日届いた書籍が“この不況で損する人 この不況で得する人”。
銀座まるかんの創業者で全国納税者番付10位以内に1993年以来連続ランクインし総合納税金額173億円の“斎藤一人”さんの著書であります。
この書籍の冒頭に、「今、日本という国だけじゃなく、世界が不況です。このり不況は、100年に一度と言われています。100年に一度というけれど・・・。簡単に言うと、あと6年は続きます。頭のなかで、そう覚えておいてください。それも、早くて6年です。」と。
本文中程の所に、「今現在、この不況と関係なく生きるには・・・」という章で、次のように述べています。
「今から、個人的にこの不況と関係なく生きようと思ったら、心を豊かにしてください。“国が無駄づかいをしている”とか言うけれど、自分たちもそうではないですか?
だから、国に文句を言う前に、自分が無駄なことはしない、ムダなお金は使わない。
お金を大切にするって、当然のことなんですよ。
そして、お客さんが喜ぶことを一生懸命すればいいのです・・・(以下略)
・・・お客さんに対して喜ばれる会社、喜ばれるお店にもならないで、“売り上げだけ、あげたいんです”といっても、それが通らない時代なのです。
今は魂の時代ですからね。
だから、私たちは苦しい時代がきたとも思っていなくて、むしろ、“いい時代になったな。やっと、まともな時代がきたんだ”って。
心豊かにするというのは、当然のことです。
当然のことが大切にされる時代がきたのです。
これから日が昇ってきます。
日が昇れば、ホントにまわりが明らかに見えてきます。
そのときは“あの会社、一生懸命、やってるな”とか、“私たちのことをホントに考えてくれているな”というところに、お客さんが必ずやってきます。」と。
当たり前のことですが、“お客さんが喜ぶこと”を今一度見つめ直し、それをやり抜かなければ、遅かれ早かれその会社の存続はないと言っても過言ではないということ時代であります。
斎藤一人さんが、心をいろいろな意味で豊にしましょうといわれていますが、まさに同感であります。
話は変わります。
昨夜、市内の老舗割烹である“山重”で、ある会議に出席。
10足らずの人たちでの会議であったためか、景観が最高の部屋を用意していただいた次第。
そういえば、先日の坐禅研修の際に高橋和尚から座布団の坐り方や立ち方の作法を享受いただいた際に、座布団は置く向きがあるという話に。
坐布団の4辺のうち、1辺だけが縫い目のないところがあり、そこが前に来る置き方が正しいと。
昨夜、たまたまそのことを思い出し、敷かれている座布団を見てみると、全て坐布団がまさにその通り置かれているではありませんか。
さすが、老舗の割烹であります。
後で、若女将にその話をすると、“そんなの、当たり前のことではないです!”一笑。
まさに、心豊かに・・・に通じるモノがあるように思えた一時でありました。
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