本日令和4年8月5日付けの業界紙“税理士新聞”の特集に、『暦年課増与ついに廃止か・どうする顧問先の相続税対策』という記事が掲載されています。
昨年12月に公表された2022年度の与党税制大綱では、年間110万円までの増与を非課税にする暦年課税制度について、「今後、諸外国の制度も参考にしつつ、相続税と贈与税をより一体的に捉えて課税する観点から、現行の相続時精算課税制度と暦年課税制度のあり方を見直すし、本格的な検討を進める」とあります。
2022年度改正での全面廃止も予想されたなかで、実質先送りともとれる結果で旨をなで下ろしている方も多かったようです。
では、具体的にどう改正されるかと言うことに記事は言及しています。
「現実的には暦年贈与の110万円非課税の廃止が難しいのではないかという観点から、生前贈与加算の見直しが考えられる」と。
生前贈与加算とは、贈与のうち、「相続開始前3年以内に贈与されたもの」については、贈与税がかかっていたかどうかに関係なく相続財産に持ち戻して加算するというルールのことです。
「現行では3年なっている生前贈与加算の年数を<5~10年ほどに延長する案がか考えられている」との予想が多い・・・とも。
こうした見直しは、早ければ今年末に決定する2023年度税制改正大綱に織り込まれ、2024年1月または4月から導入されるという見方もあるようです。
いずれにしても、これらの対応として、持ち戻し期間を考慮して、より早く生前贈与にてを付けることが大事で、「自分はまだ若いから」、「そういうことは健康に不安が出てからかんがえればいい」と言っていても、なるべく早く贈与を始めなければ相続税負担が増すということになるという認識が大事と記事は伝えています。
早め早めの、準備をしたいものですね。
本日の致知出版『365人の仕事の教科書』は、松岡修造さんの“鏡の前で毎日言い続けている言葉”です。
一日2回声に出して言っている言葉が次の文章とのこと。
「独立決断
自分はけが、病気は絶対しません
怒らず、恐れず、悲しまず
正直、親切、愉快に
力と勇気と信念を持って
自己に対する責務を果たし
愛と平和と失わざる今日一日
厳かに生きていくことを誓います」
鏡の前で毎日言い続け、試合に復帰した姿や優勝した姿をリアルにイメージしていったことで、自分の本当の力を生み出せるようになったとか。
中村天風先生の『絶対積極』の思想からだそうです。
ぜひ、取り入れたいと思います。
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