今朝の日経新聞からです。
「コメの“値ごろ感”どこへ 直近で前年比5割高、パン・麺類と比べ優位性弱まる」という見出し記事です。
新米の価格も高い水準が見込まれていて、結果的にコメ離れが加速する懸念がある・・・・・・・と。
総務省の全国消費者物価指数によると、7月のコメの価格は前年同月に比べ17.2%上昇。
品薄の影響で最新の店頭価格はさらに上昇し、9月に入り穀類の販売価格の伸びは一時、前年比で50%を超えたとのこと。
高値が続けばコメの需要減退につながり、その結果コメ離れが進めば、最終的に国内の農業生産の基盤が弱まる悪循環に陥りかねな・・・と記事は伝えています。
先日訪問させていただいたお客様企業の社長様(稲作経営もされている社長様です)が話された言葉が印象的でした。
「今年は大変なことになる・・・」と。
新米の買い取り値段が上がっているので、稲作農家にとって今年はミニバブル的な状況。
今年の農業所得は大幅に増え、役員報酬の給与所得と合算した所得に累進税率の適用で税負担が増えることになることを危惧されての発言だったようです。
収入が増えれば当然税負担も増えることは承知での発言だったようですが、一番危惧されておられたのは、値上がりで来年以降の米の消費が落ちて、米の値段が下がることにならないかということ。
反動というものはつきもの。
まさにその通りですね。
稲作農家の経営を安定させるためにも、国等からのなんらかの対策を講じていただきたいと思った次第です。
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