先ほど、お客様企業の協力会の忘年会に参加させていただき帰ってきたところであります。
その際、挨拶をする機会をいただいたため、以前と当事務所のお客様企業に贈呈させていただいたポケットサイズの赤い表紙の「社長心得帳」を出席者全員に配らせていただき、その中の『自社の脅威と弱みを拾い出せ』というページ(22.23ページ)を読まさせていただいた次第。
次は、その文章です。
「すでに起こった未来」
小さな出来事に出会った時にいやな胸騒ぎを感じつつも、きっと大丈夫だろうと安易な期待感から無視してしまい、変化を嫌い惰性の中に安住してしまう。
事業を行う者にとって重要なことは「すでに起こった未来」を冷静に感情に流されず確認することであり、「すでに起こった未来」を機会(チャンス)として利用することだ。
幸運と機会、そして破滅は、人間のあらゆる努力にかかわらず作用するように、事業にも影響を与える。
しかし幸運が事業を作ることはしない。
繁栄と成長はそのための機会を組織的に発見し、可能性を開拓しようと努める企業にだけ訪れる。
自社の危険と弱みは事業機会を発見すべき場所を示しており、過去の成功体験にその答えはないとドラッカー博士は指摘し、3つの質問を問いかけている。
1.会社の事業が弱体化している制約や制限は何か
2.事業のバランスが欠けているところは何処か
3.恐れていること、脅威と見ていること、それをどうすれば機会として利用できるか
傷口に塩を擦り込むような苦痛と惰性からの脱却が求められる作業だが、変化の中で生き延びるにはやらねばなるまい。
まさに、今の経済環境下に生き残るためにはやらなければならないことであります。
この心得帳は、「元気手帳」シリーズの最新作で、経営者の心得を中心にまとめられているものです。
ぜひ、元気手帳同様いつも手元におき、開いていただければと思います!
元氣が湧いてくること間違いなしですよ。
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