ランチェスター戦略の「弱者の戦略」。

中小企業は、この弱者の戦略で生き残ることの大切さをコンサルタントの栢野克己氏がSNSで書かれています。

人もカネもモノも情報も沢山持っている大企業と真正面からガチンコ勝負を挑んでも中小企業には勝ち目はないというものですね。

そのためには、

1.差別化

2.小さくてもいいから一位を取る

3.一点集中

4.接近戦

で闘う・・・。

どんなに素晴らしい商品があっても顧客がいなければ売上はあがりません。

そして同じ顧客でも新規顧客よりも既存顧客から売上をあげる方がコストは少なくなるというものですね。

「中小企業の成功戦略13ヶ条」を掲載していましたので紹介します。

1.経営の目的は利益発生源の顧客を増やし、1位の地域か1位の商品を創ることにある。
 1位と2位や3位とでは、1人当たりの利益で3倍も4倍も差が出る。とにかく
  何かで1位になることを目ざせ。

2.価値があるのは1位だけ。負けている地域や負けている商品をいくつ持っていても   価値はない。スクラップだ。

3.経営力に限りがある弱者は、戦わずして勝てるものや勝ちやすいものに目標を定め、
  まず小さなもので1位になることを目指せ。

4.大衆相手の商品や市場規模が大きな商品を避け、小衆相手の商品や特殊用途の商品   など、市場規模が小さな商品に目標を定めよ

5.非関連の多角化や商品の幅を広げ過ぎると戦力が分散する。弱者は商品の幅を狭くし、
 強い商品に力をより集中せよ

6.市場規模が大きな大都市や中心部は競争が激しい。弱者は独立性が高い地方の小都市 か大都市の周辺、それに川や鉄道などで分断された、一騎打戦的地域を目標に選べ

7.広域営業は弱い販売力を一層弱くする。弱者は営業範囲を狭くし、生産性マイナスの
  移動時間を、ライバルより15%少なくせよ。

8.取引が小口になる業種の遠距離営業は自殺行為。近い所から得意先を密集して作る、
  近距離営業を実行せよ。

9.間接営業は弱い力を一層弱くする。弱者はエンドユーザーに一歩でも近づいた、
  接近戦的営業や直接戦的営業システムを作れ。

10.営業マンの販売力は、訪問件数7割に質3割で決まる。弱者は訪問件数を重視し、業  界平均の5割増しになる営業システムを作れ。

11.商品をどこから買うかの決定権は、顧客が100%持っている。まずお客の仕事と人  生に関心を示し、次に親切心と今一つの良さを加えて応対し、顧客から好かれて気に 入られることで、地元のNo.1を目指せ。

12.時間は唯一平等な経営資源。弱者は朝方を中心に、必勝の3,200時間、圧勝の3,  700時間を本業に集中して投入せよ。本業と関係ないことに時間を使うな。

13.これで1位になると決めたら間単にあきらめるな。当初思っていた期間の、2倍から  3倍は続けてみよ。必ず何かを成し遂げる。

実践したいものですね。

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