昭和38年3月の東京大学の卒業式で、茅誠司総長(当時)は、卒業生に向けて次のような言葉を送ったそうてす。
・・・“小さな親切”を、勇気をもってやっていただきたい。そしてそれが、やがては日本の社会の隅々までを埋めつくすであろう親切というなだれの芽としていただきたい。
大学で学んだ様々な知識や教養を、ただ頭の中に百科事典のように蓄えておくだけでは立派な社会人とはなれません。
その教養を社会人としての生活の中に生かしていくには、やろうとすれば誰でもできる“小さな親切”を絶えず行っていくことが大切です。
“小さな親切”はバラバラな知識を融合させる粘着剤の役目を果たすのです・・・
この小さな親切運動は、茅誠司総長と、この卒業告辞に感銘を受けた人たちが提唱者となり、卒業式から3ヶ月後の6月13日にスタートしたとのこと。
あさってが、その6月13日で、そのスタートの日。
同時にこの運動を推進する事務局として、「小さな親切」運動本部が発足ようです。
小さな親切8か条という者があるそうです。
それは次の内容です。
1.朝夕のあいさつをかならずしましょう
2.はっきりした声で返事をしましょう
3.他人からの親切を心からうけ入れ「ありがとう」といいましょう
4.人から「ありがとう」といわれたら「どういたしまして」といいましょう
5.紙くずなどをやたらにすてないようにしましょう
6.電車やバスの中で、お年寄りや赤ちゃんをだいたおかあさんには席をゆずりましょう
7.人が困っているのを見たら手つだってあげましょう
8.他人のめいわくになることはやめましょう
当たり前と言えば、当たり前のことですが、あらためてこの当たり前のことを意識して行きたいものですね。
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